浅木の案内で調査隊の生存者がいる場所へ向かうマリア達だったが…。
リル「ガルガアァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
前衛の方でリルが床や壁を砕き、その破片を投げて海上自衛官だったであろうゾンビたちの首を撥ね飛ばす。
リル「かぁう…かぁう…」
まださっきの怪物にやられた体力が戻っていないのか少し息を荒らしていたがリルは次の目標に狙いを定める。
奏「オラアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
そんなリルを援護するように奏が槍型のアームドギアでリルとともに前衛でゾンビたちの頭を貫いていく。
響は中衛にいて藤丸と浅木の護衛に専念しているため、参加はせずにいる。
マリア「やあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
しかし後方ではマリアの声とともに蛇腹状となったアームドギアが後ろから迫ってくるゾンビの首を数体同時に撥ね飛ばした。
マシュ「やあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」
今度はマシュが気合のある声とともに盾に付いている十字の部分でゾンビの頭を粉砕する。
奏「くそ、どんだけ徘徊してんだよ!!」
湧き水のように次から次へと出現するゾンビたちに奏はキレて言う。
マリア「文句言わないでリルのサポートに集中する!まだ体力が回復してないんだから!!!!」
オカンマリアの怒声の指示が不良奏に飛ぶ。
マリア「誰がオカンよ!!!!」
奏「アタシは不良じゃねー!!!!」
2人の怒り任せの攻撃が容赦なくゾンビたちに降り注がれる。
容赦なく降り注がれる攻撃にゾンビたちの数が減っていく。
響「浅木さん、他の皆さんがいる所はまだですか?」
浅木「その先の角を曲がってすぐの扉です!」
響「分かりました!奏さん、交代してください!一気に道を開きます!!」
生存者がいる場所を聞いた響は奏に向かって叫ぶ。
奏「おう、頼んだ!!」
響の言葉を聞いて奏は響と前衛と中衛を入れける。
響「リルくん、さっきのアレ行くよ!」
リル「かう!」
響の意図を理解してリルは飛びつくと自身のエネルギーを分け与える。
響「はあぁぁぁぁぁーーーー…………」
分け与えられていくエネルギーを今度は両手に集中させ、赤く炎の様に変化していく。
響「ぶっとべえぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
両手を前に付き出すと炎の渦に似た竜巻が放たれて残っていたゾンビたちを飲み込み燃やし尽くした。
浅木「す、凄い…これが、ワタリガラスの力……」
一気にゾンビたちを一掃した響とリルの合体技を見て浅木は唖然としていた。
響「ぶち抜きましたよ!!」
リル「かう!」
ゾンビたちを一掃して響とリルはマリアたちの方を向いて言う。
マリア「相変わらずのハチャメチャね…」
常識を逸脱した2人の攻撃にマリアは呆れと頼もしさのある声で言う。
奏「おい、早く行かないと後ろからまたぞろぞろ来そうだぞ!」
奏に言われて後ろを見るとまだ姿は確認できないがゾンビの呻き声が遠くから聞こえてきていた。
藤丸「また取り囲まれる前に急ごう!」
マシュ「はい!」
無限に湧いてくるゾンビをいちいち相手してられないと言うことで全員は急いで響とリルがぶち抜いて、切り開いた道を駆け抜けていく。
浅木「あそこです!」
響とリルが切り開いた道を駆け抜けて数分後、角を曲がってうっすらとした先に見えた扉を浅木は指さして言う。
マリア「あそこね!急ぐわよ!!」
確認したマリアは走っている全員にそういうと扉まで一気に駆け抜けよとしたその時だった。
リル「!、ガルルルルル!!」
急にリルがブレーキを描けて止まると威嚇の声を上げた。
急に止まって威嚇するリルを見て響達も立ち止まった。
響「どうしたの!?」
急に立ち止まったリルに響が聞くがリルは威嚇に声をさらに大きくする。
奏「お、おい、まさか…」
威嚇の声を大きくするリルを見て、奏たちの中で嫌な予感が頭を過った。
同時にギギィ……っと不気味な音と共に扉が開き、中からゾンビが数体現れた。
それも陸上自衛隊の緑の迷彩服を着た。
浅木「そんな…隊長!?」
先頭にいる40代くらいの男性自衛官だったゾンビを見て浅木は叫ぶ。
藤丸「そんな…」
マリア「間に合わなかったの…」
自衛官たちのゾンビを見て手遅れであったことに悔しさを顔に出す面々。
するとゾンビたちの後ろから一際大きな物体が他のゾンビを押しのけて前に出てきた。
一回りデカくて赤く､片目は無く､右腕が二股に分かれている女型の怪物が姿を現した。
?「みぃつけたぁ…きゃははははっ。わたしのぉ…ごちそぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうぅぅ!!!!」
現れた怪物がマリアたちを見て興奮気味に言うとダクトから液体のように新たな怪物たちが姿を現した。
身体は半ば溶け崩れつつ水死体のように白くふやけ、眼球が存在しない頭部、トゲ付き鉄球のように変質した手などの異質な外観を持っている怪物が2体現れた。
浅木「そんな…隊長……」
ゾンビと化した部隊の隊長を見てショックを受けている浅木。
マリア「しっかりしなさい!貴女、それでも自衛官なの!?」
ショックを受けている浅木にマリアは言うが浅木はショックが大きく聞こえていないでいた。
奏「おい!それよりこの状況、ヤバいぞ!!!」
さっきの怪物でないが、女型の怪物もかなりの強敵であることを感じ取り奏はマリアに指示を仰ぐ。
マリア「ここにいるのは不味いわ!後退する!マシュは藤丸を抱えて、私は彼女を抱えて下がる!殿は奏とリル、無茶な交戦はできるだけ避ける事!貴女は私たちの護衛!抱えてるままじゃ戦えないから!とにかく外へ逃げるわよ!!!」
『はい!/おう!/かう!』
マリアの指示を聞いて3人は直ぐに行動を開始し、撤退を始めた。
?「うぅああぁぁああぁぁぁぁぁぁあぁあああぁあぁああああああ!!!!!!!」
撤退を始めたマリアたちを見て怪物は鳴くとマリアとマシュの先にある近くにあったダクトから白い怪物が液体のように2体が出現した。
マシュ「なっ!?」
マリア「嘘でしょ!?囲まれた!?」
新たに現れた白い怪物を見て囲まれてしまったことに驚く。
奏「おい、どうする!?」
マリア「どうするって決まってるじゃない…強行突破よ!!」
そうマリアが言うと響が2人の前に来て新たに現れた怪物に構えた。
奏とリルもこの中でも一番強いであろう女型の怪物に構えた。
?「もっとぉ、あそんでぇぇぇぇえ!!!」
奏とリルが構えたのを見て怪物は狂ったように叫ぶと足に力を入れて地面を蹴ると突進した。
リルも対抗するように四つん這いになると四肢に力を入れて地面を蹴ると突進した。
怪物は二股に分かれている右腕で殴りかかり、リルは尻尾で殴りかかった。
両者の人ではない部分がぶつかり合ったのを合図に奏と響もそれぞれ戦いを開始したのだった。
うおぃぃぃぃぃぃ!
次はなのはかよ!
ディバインバスターでジジイ消す気満々だろ、スタッフ!
つーか、こっちの自作小説混ぜ混ぜ計画が破綻したじゃねーかぁ!
ふざけんなぁーーーーーー!!