戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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今日は2話連続投稿になります。

1時間後にオマケ特別回です!


第568話 休息の地へ

くノ一「あらららぁ…ものの見事にやり過ごされちゃったね…」

 

監視カメラで一部始終を見ていたくノ一は言う。

 

鬼の女「我らの王と同じ姿の子、咄嗟の機転はなかなかやねぇ」

 

くノ一と同じく一部始終を見ていた鬼の女はウーズ2体に自身の超回復を司る万能細胞であるオルガナイザーG1によるウーズの自滅を誘ったリルの頭の良さを言う。

 

くノ一「う~ん…これって結構ヤバいよね?」

 

鬼の女「せやねぇ。失敗でもしたらウチらの命は確実に無いねぇ」

 

くノ一「うわー、最悪…しょうがない。自分で行くしかないか。ついでにネメシスとレイチェルウーズの2体も回収しとこ」

 

鬼の女「一人で大丈夫かえ?」

 

くノ一「大丈夫、大丈夫。アタシには秘策があるからねぇ~♪」

 

鬼の女に聞かれてくノ一はそう言うと不敵な笑みを浮かべてマリアたちの姿を見るのだった。

 

 

 

奏「このっ!!!!」

 

マリア「やあぁぁぁぁっ!!!!!」

 

奏とマリアの声と共に放たれたそれぞれのアームドギアが行く手を阻むゾンビの顔を貫き、跳ね飛ばす。

 

リルはさっきの戦闘でほとんどの体力を失っているところにネメシス-T型の攻撃でダメージ受けて気を失ってはいるが大事無く、現在は回復中で藤丸に抱えられている。

 

そのため前衛をマリアと奏、中衛と後衛をマシュ、響は体力の回復をしつつマシュのサポート、藤丸の護衛を不本意ながら浅木が担うことになっていた。

 

奏「くそっ、さっきの戦いで派手にやり過ぎたか!最初の数より多い気がするぞ!!!」

 

襲い掛かってくるゾンビの数がさっきより多いと奏は言う。

 

マリア「そうかもしれないわね!でも、文句を言う前に手を動かしなさい!ただでさえ戦力大幅ダウンの半分以下なんだから!!!」

 

文句を言う奏にマリアは言いながらゾンビの首を跳ねていく。

 

奏「了解!!!!」

 

マリアに言われて奏はアームドギアでゾンビの頭を貫いていく。

 

他から見れば順調にゾンビを近づけずに撃破していっているがマリアたちはほとんど休憩なく戦っていた。

 

マシュ「ですが、このままだとじり貧です!どこかで一旦休めれば…」

 

このままでは体力が尽きて動けなくなることが目に見えていてマシュはつぶやく。

 

響「浅木さん、ゾンビが来なさそうな部屋とか知りませんか?」

 

浅木「ここは海上自衛隊の基地なので詳しくは…ですが資料室ならあるいは…」

 

響に聞かれて陸自所属の浅木は少し自信無く言う。

 

藤丸「資料室にならゾンビはいないんですか?」

 

浅木「基地ごとでしか取り扱えない重要機密書類は外部に持ち出されないように厳重なセキュリティと分厚い鉄板が入った扉で塞がれているはずです」

 

マシュ「なるほど。確かにそこなら休めそうですね」

 

藤丸「それで場所は?」

 

浅木「それがその…」

 

場所を聞かれて口ごもる浅木。

 

響「あの、どうしたんですか?」

 

口ごもった浅木に響は"嫌な予感がする"っといった顔で聞く。

 

浅木「この基地の資料室の場所…私、知らないんです……」

 

響「あー…やっぱり……」

 

藤丸「所属が違いますもんね……」

 

資料室があるのは知っているがそれがどこなのかは所属が違うために全く分からないということを薄々気づいていた2人は言う。

 

マシュ「ではどうすれば…」

 

このままでは本当に体力が尽きて動けなくなってしまうと不安になる。

 

奏「その資料室ってのを探すしかないだろ!!!」

 

マリア「闇雲に探しても意味ないでしょ!!!」

 

ゾンビを倒しながら話を聞いていた奏とマリアは言う。

 

奏「じゃあ、どうす…あ」

 

言い返そうとした奏はあるものに気づいた。

 

奏「あった……」

 

奏の上を指す指を見るとそこには"資料室"っと書かれていた。

 

マリア「そ…」

 

全員(リル除)『そこだぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!』

 

"資料室"の字を見て全員が一斉に言うと奏が最初に扉を開けて中に入り、次にリルを抱えた藤丸、マシュ、浅木、響、そして最後にマリアが入って扉を閉めた。

 

同時に閉め出されたゾンビたちが中へ入ろうと扉を叩く。

 

奏「そんでここからどうするんだ!?」

 

中に入ったは良いがさっき開けた扉ではそう長くは持ちそうになかった。

 

浅木「この先に金庫型の扉が!そこなら防げるハズです!!!!」

 

マリア「急ぎましょう!!!」

 

浅木の案内で奥にある金庫型の扉へ向かう面々。

 

そこに辿り着くと大きなテレビで見る銀行の巨大金庫のような扉があった。

 

浅木「普段は指紋や動脈ロックがあるんですがこの状況で電気は無いのであの緊急用のハンドルを回せば中へ入れるはずです!」

 

ゾンビに制圧された現状の基地には電力は止まっており、普段は厳重なセキュリティロックが掛けられた扉もそのセキュリティは作動せず、手動でハンドルを回すしかないという。

 

響「それなら私が!!」

 

マリア「くれぐれもハンドルを壊さないでね!」

 

奏「だが急いでくれよ!」

 

ハンドルを動かすと自分から名乗り出た響にマリアと奏は言う。

 

響「任せてください!!!」

 

そう言って響はハンドルの取っ手部分を掴むと持ち前に馬鹿力でハンドルを動かす。

 

その間にゾンビたちにより最初の扉が大きく拉げ、亀裂が走る。

 

奏「おい、急げ!!」

 

壊される音が大きくなって奏は叫ぶ。

 

響「うおりやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」

 

響の雄たけびと共に"ガゴオォン"っと重たい音がし、扉が少し手前に動いた。

 

響「開きました!!」

 

開いたのを見て響は力いっぱい引っ張り扉を開ける。

 

マリア「よし、急いで中に!!!」

 

扉が開いて急いで中へ入る面々。

 

同時にゾンビたちが扉を破壊して中へ侵入した。

 

丁度、響が扉を閉めようとしておりそれを確認するなりゾンビたちは一斉に向かっていく。

 

藤丸「き、来たぁ!!!!」

 

迫りくるゾンビたちを見て悲鳴を上げる藤丸。

 

響「こんのぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

 

それを聞いた響は気合の声と共に思いっきり引っ張ると扉は完全に閉じ、同時に"ガゴオォン"っと重たい音がした。

 

閉め出されたゾンビたちは扉を破壊しようとするが流石のゾンビの力でも分厚い扉を開けることは出来ずにいたのだった。

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