戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第571話 意外な援軍

四天王の一角アサシン・ユニタング率いるゾンビ軍団の奇襲を受けてしまいマリアたちは当初の計画を狂わされてしまう。

 

 

 

マリア「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

 

気合いの声と共にマリアのアームドギアがゾンビの首を跳ね飛ばした。

 

しかし、ゾンビたちは続々と攻めてくる。

 

マリア「やっぱり数がさっきより多い!?」

 

続々と攻めてくるゾンビたちを見てマリアは言う。

 

戦いが始まって1時間は経ったであろうがゾンビの数は一向に減らず、むしろマリアたちは分断されてしまい、それぞれの助けに行くのも難しい状況であった。

 

マシュ「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

 

マシュの盾がゾンビを押しつぶしてぺしゃんこにする。

 

だが新たなゾンビが接近してくる。

 

マシュ「キリがありませんッ!!」

 

接近してくるゾンビにマシュは毒づく。

 

その時、藤丸の声がマシュに響いた。

 

藤丸「マシュ、後ろ!!!」

 

マシュ「!?」

 

藤丸に言われて振り向くと別のゾンビがマシュに噛み付こうとしていた。

 

回避したくても間に合わない、すると乾いた音が響き、ゾンビの眉間を打ち抜いた。

 

眉間を打ち抜かれたゾンビはその場に崩れるように倒れて動かなくなった。

 

乾いた音の方を見ると藤丸の傍にいた浅木が銃を向けていた。

 

発砲してマシュを助けたのだ。

 

マシュ「ありがとうございます、浅木さん、先輩!!」

 

2人にお礼を言いながらマシュは接近していたゾンビを殴り飛ばした。

 

ネメシス-T型「ウアガアァァァァァァァアァァァァァアアアアァァァァァッ!!!!!」

 

ネメシス-T型の巨腕の拳がリルに向かって放たれる。

 

リル「かうッ!!!」

 

身体を捻って上手く回避したリルは跳躍して宙返りすると尻尾を叩きつけようとするがそこへ蛭のようなもの―レイチェルウーズの舌が伸びてリルを横腹から殴り飛ばした。

 

リル「グウゥゥゥゥゥ………」

 

女型とはいえ相手は人外となった怪物、かなり効いたのかリルは殴られたところを手で押さえてい。

 

レイチェルウーズ「もっとぉ、あそんでぇぇぇぇえ!!!!!」

 

奇声を上げながらレイチェルウーズは接近する。

 

響「リルくん!!!」

 

流石のリルでもネメシス-T型とレイチェルウーズの2体を相手取るのは厳しく、響は助けに行きたかったがゾンビたちがまるで壁のようになってゆく手を阻む。

 

響「これじゃあ、進めない!!」

 

奏「だがここを突破するしかないだろ!」

 

そう言って奏はゾンビの大群に突っ込もうとした。

 

ユニタング「馬鹿だね。ゾンビはまだまだ沢山いるんだからそのまま押し潰されちゃいな」

 

不敵に笑いながら戦いを見ていたユニタングがそう言った時だ。

 

?「ドリルスナイパーカスタム!!」

 

?「マルチアタックライフル!!」

 

「「シュートッ!!!!!!」」

 

ゾンビたちの後ろから2つの光線が飛んできて強襲した。

 

光線を喰らってゾンビたちは溶けて消滅し、一気にその数を減らした。

 

ユニタング「なに!?」

 

奏「なんだ!?」

 

急にゾンビたちを攻撃した光線に驚く。

 

?「シルバーブレイザー・ガンモード!!!!」

 

第三者の声がしたかと思いきやリルの前に銀色の仮面の戦士が現れた。

 

?「シュートッ!!!!」

 

持っていた銃型の武器を発砲、ビームがネメシス-T型とレイチェルウーズを襲う。

 

ネメシス-T型「ウガオアァァァアァァアアァァァァァァァァァアアアアァァッ!!!!!!!」

 

レイチェルウーズ「い゛だぃ゛よ゛ぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!」

 

戦士の銃のビームを受けて2体は怯んで後退した。

 

?「よっ!」

 

?「はっ!」

 

?「とう!」

 

?「はっ!」

 

?「とう!」

 

2体が怯むと赤、黒、青、黄、桃の順で5人の戦士たちが跳んできて銀の戦士と合流する。

 

全員色は6人とも違うが共通点は胸部のラインが紫色であった。

 

ユニタング「な、何者だ!?」

 

突然現れた6人の戦士たちにユニタングは問う。

 

メガレッド「メガレッド!」

 

メガブラック「メガブラック!」

 

メガブルー「メガブルー!」

 

メガイエロー「メガイエロー!」

 

メガピンク「メガピンク!」

 

メガシルバー「メガシルバー!」

 

メガレッド「電磁戦隊!!」

 

『メガレンジャー!!!』

 

現れた6人の戦士たち―21番目して平成戦隊9番目のスーパー戦隊『電磁戦隊 メガレンジャー』は名乗りを上げたのだった。


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