戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第578話 本体の襲来

ギルガメッシュ「貴様が超獣四天王か」

 

マザリュース「せや。うちの名はキャスター・マザリュース。聖杯に選ばれた偉大なる王に使える超獣四天王の一人や」

 

ギルガメッシュの問いに鬼の女こと『キャスター・マザリュース』は答える。

 

ギルガメッシュ「ならばここで倒させてもらうとしよう。貴様1人なら(オレ)1人で十分だ」

 

マザリュース「それは違うなぁ」

 

ギルガメッシュ「なに?」

 

マザリュースの言葉に疑問を持っていたその時だ。

 

浅木?「動くな!」

 

浅木の声を聴いて振り向くと藤丸頭に拳銃を向けた浅木がいた。

 

マシュ「先輩!?」

 

響「浅木さん、どうして!?」

 

藤丸を人質に取った浅木を見て驚く。

 

浅木?「浅木?あぁ、この体のこと?」

 

マリア「なんですって?」

 

自分の名前なのにまるで自分ではないかのように言う浅木に聞く。

 

浅木?「まあ、こいつの精神に入って乗っ取っただけだからね。姿を変えるなんて芸当はできないか」

 

他人のように自身のことを語る浅木。

 

奏「まさかお前…」

 

ユニタング「あはっ!そう、アタシはユニタングさ!」

 

リル「かう!?」

 

訳:なに!?

 

自身を他人のように話す浅木がユニタングに精神を乗っ取られていると聞いて驚く。

 

マリア「ユニタングってリルが倒したんじゃ…」

 

ユニタング「それも間違いなくアタシだよ。ただし、ただの器。このアタシこそがユニタング本体なわけさ!!」

 

奏「ふざけやがって!」

 

リルや自分たちがさっき相手していたユニタングは単なる器で、今いるユニタングが本体だと聞いて奏はアームドギアを構えた。

 

ユニタング「おっと、武器を捨てて武装を外しな。でないと此奴の頭に風穴開いても知らないよ。それにこの体は浅木って奴のだよ?精神を乗っ取っているだけで普通の人間だよ?傷つけてもいいのかい?」

 

グイっと藤丸に拳銃を押し付け、さらに引き金に指をかける。

 

さらにユニタングは自身が精神を乗っ取っている浅木の体までも人質として脅しをかける。

 

確かにいくら訓練されているとはいえ怪獣であるリルや響たちシンフォギア、マシュたちサーヴァントからしたら普通の人間でしかなかった。

 

それに浅木自身が藤丸を人質にしているわけではなく、浅木の精神を乗っ取っているユニタングがしているからより質が悪い。

 

奏「くっ…」

 

脅されて奏は構えていたアームドギアを降ろして捨て、ギアを解くしかなかった。

 

ユニタング「よし、いい子だね。他の連中も武器を捨てな!」

 

他の面々も武器を次々に捨てていく。

 

響とマリアもギアは解いていく。

 

ユニタング「おい、そこの水着女」

 

オキタ「み、水着女って、私はオキタ…」

 

ユニタング「どうでもいい。それより、そこのガキとお前と同じ声の黄色い女にこれを後ろ手に付けな。ガキは口もしっかり塞ぐんだよ」

 

オキタに言うとユニタングは目を光らせると床からぶっとい鎖の付いた手錠と中央にボールがあり、その両端にベルトが付いているモノ―『ボールギャグ』が出てきた。

 

オキタは抵抗しようとしたがマスターである藤丸を人質に取られている以上は従うしかなかった。

 

オキタ「すいません…」

 

手錠を持って響に近づいてオキタは言う。

 

響「ううん、気にしないで」

 

謝まれた響はそう言って手を後ろに回した。

 

手を後ろに回した響にオキタは手錠を嵌めた。

 

響に手錠を嵌めた後、オキタはリルの前に来た。

 

オキタ「ごめんね」

 

一応謝っておいてオキタはリルに手錠とボールギャグを付ける。

 

リルも状況が状況なだけに大人しくしていた。

 

オキタ「付けましたよ!さあ、マスターを返してください!!」

 

響とリルを拘束し終えてユニタングを睨みながらオキタは言う。

 

ユニタング「ふん、返すなんて一言も言ってないよ!!」

 

オキタ「なっ!?」

 

景虎「卑怯な!」

 

ユニタングの言葉を聞いて起こるオキタたち。

 

ユニタング「今からはお前らの処刑タイムだよ!!!!」

 

ユニタングはそう言うと体を黒く光らせたかと思いきや変化して角となり、藤丸をその中に閉じ込めた。

 

マシュ「先輩!?」

 

角の中に閉じ込められたのを見て驚く。

 

藤丸を閉じ込め、角となったユニタングは宙に浮くとばらばらになっていた器のユニタングの上に来た。

 

するとバラバラになっていたユニタングが集結した。

 

ユニタング「ギイィィィガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

集結し、角が額に合体すると『くノ一超獣 ユニタング』が復活の雄たけびを上げ、建物の屋根を破壊する。

 

マリア「復活した!?」

 

復活したユニタングを見て驚く。

 

鬼の女「あれまぁ…派手壊してもうて…まあ、この状況やさかいしょうがないなぁ」

 

超獣となって屋根を破壊したユニタングを見てキャスター・マザリュースは言うと自身も体を黒く光らせて巨大化した。

 

マザリュース「ウゥオギャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

赤ん坊の泣き声のような雄たけびを上げてキャスター・マザリュースは本来の姿である『異次元超獣(地獄超獣) マザリュース』となって雄たけびを上げた。

 

信長「まずい、崩れるぞ!!」

 

オキタ「早く脱出しないと!!」

 

同時に超獣へと変身したユニタングとマザリュースにより資料室の金庫が崩れて瓦礫が降り注いでくる。

 

何とか脱出しようにもリルはボールギャグで口を塞がれて変身できず、容赦なく瓦礫は雨の如く降り注ぎ、僅か数秒で完全に崩れて響たちの姿は瓦礫の中に消えていったのだった。




藤丸(ん…あれ?ここは?)

ユニタングに取り込まれた藤丸は目が覚めた藤丸は見知らぬ地下牢にいた。

藤丸(それにこの姿は…)

周囲を見回すのと同時に自身の姿が変わっていることに気づいた。

それはアサシン・ユニタングと同じ幼い少女だった。

?「大丈夫?」

藤丸「!?」

知らない女性の声が聞こえてみるとそこには眼が隠れるほどの長いブロンドヘアーで、胸元からへそまでパックリ割れた下ろしチャックスーツに身を包み、そこからわかるようにすごい巨乳の女性―ネジレンジャーがげ化けていたメガレンジャーが倒した怪物レイチェルウーズと似た女性がいた。

女性「大丈夫よ、きっとここから脱出できるわ」

女性はそう言って自身の方に引き寄せて頭を優しく撫でてくれた。

撫でられて藤丸はなんだか心が安らいでくるのを感じた。

藤丸(もしかしてこれってあのアサシンの記憶?)

アサシン・ユニタングと同じ容姿の少女とレイチェルウーズにそっくりな女性を見て藤丸はそう考えたのだった。
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