戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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調「今回はゴジラシリーズのロボットが出ますよ」

切歌「って調、もう題名で出てるデス」

調「……………………では本編をどうぞ」

切歌「まさかのスルーデスか!?」


第63話 MOGERA

響「あれはいったい…」

 

海に落ちたクリスを引き上げながら66式メーサー殺獣光線車と92式メーサー戦車を見る響と翼。

 

因みにクリスはギアのおかげでたいしたダメージや傷は無かった。

 

弦十郎『3人とも聞こえるか?』

 

そこへ弦十郎から連絡が入った。

 

弦十郎『お前たち3人はアルカ・ノイズを追え!』

 

響「で、でも師匠!ガウくんはどう…」

 

弦十郎『今は自衛隊に任せるんだ』

 

そう言って弦十郎は連絡を切った。

 

響「ガウくん……」

 

メーサー部隊に行く手を阻まれたゴジラを見る響だが直ぐにアルカ・ノイズの方に向かった。

 

 

 

「ゴジラ確認!」

 

「メーサー部隊、一斉攻撃!!」

 

一番後方にいた指揮車両からの指示を聞いてメーサー部隊が一斉に攻撃を開始した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

メーサー部隊の攻撃を受けてゴジラは後退する。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

背鰭を蒼白く光らせ放射火炎を放とうとエネルギーをチャージするゴジラ。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

チャージし終わり放とうと踏み出した瞬間、ゴジラの足元が崩落した。

 

崩落が突然だったためにゴジラは転倒してしまい放射火炎は不発に終わった。

 

ゴジラが転倒して地面から1両のドリルを装備した戦車が現れた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

直ぐに立ち上がったゴジラは放射火炎を放とうとする。

 

だがそこへゴジラの後頭部に向かってエネルギー弾を当てる機体があった。

 

ジェット機にも似た機体で放射火炎を放つのを防ぐとゴジラの横を悠然と飛行した。

 

ジェット機がゴジラの横を過ぎたとき戦車が浮上した。

 

戦車とジェット機が同じ高さに一列になると合体した。

 

ジェット機は翼部分を収納し左右に分離して下半身に、戦車は中央のドリルを格納すると左右のドリルに似た部分が腕となって直立して着地して首部分からモグラに似た顔が出てきた。

 

2足歩行のモグラの怪獣に似たロボット『Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type』通称『MOGERA』の登場であった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

MOGERAの登場にゴジラはあまり驚きはせずに咆哮を上げて威嚇した。

 

威嚇するゴジラにMOGERAは頭部の目にあたる位置から発射されるレーザー『プラズマレーザーキャノン』を発射した。

 

同時にメーサー部隊も攻撃を加える。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

プラズマレーザーキャノンとメーサー攻撃にゴジラは多少後ずさりするもすぐに背鰭を光らせて放射火炎を放った。

 

しかしMOGERAの装甲『合成ブルーダイヤコーティング装甲』により弾き返されてしまった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

放射火炎を弾かれてゴジラはついに東京湾の海に戻されてしまった。

 

 

 

藤尭「なんて兵器だ…」

 

MOGERAと66式メーサー殺獣光線車と92式メーサー戦車の威力に驚愕する。

 

緒川「このような兵器を製作していたなんて…」

 

弦十郎「あぁ。だがあの兵器はまるでガウ…いや、ゴジラと怪獣たちを倒す目的で作られているハズだ」

 

奥歯を噛みしめて鎌倉で聞いた八紘と訃堂の話の内容の意図を察する弦十郎。

 

藤尭「司令!大変です!地底と海底から東京湾に向かってくる新たな生命体反応を検知!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

 

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

海に押し戻されたゴジラは海面に顔を出した。

 

ゴジラを上陸させまいとMOGERAとメーサー部隊が接近する。

 

その時だった。

 

メーサー部隊の真下から溶岩が噴出して部隊の半数を撃破した。

 

さらにゴジラの真横から青い光線が飛んできてMOGERAを直撃した。

 

光線を受けてMOGERAは後退する。

 

光線が当たった個所は凍り付いていた。

 

?「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

?「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

溶岩が出た地面から鉱物の様な身体を持ち、背中にあるマグマコアを背負った竜にも似た外見をした4足歩行の怪獣―『溶岩怪獣 グランゴン』とゴジラの真横からは青白いごつごつした肌をしており、頭の左右の横に伸びた角で正面から見ればシュモクザメに似た外見をした二足歩行の怪獣―グランゴンと対極な存在である『冷凍怪獣 ラゴラス』だ。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グランゴンとラゴラスは咆哮を上げるとMOGERAに向かっていく。

 

機体腕部のドリルが上下に開き、中からミサイル『スパイラルグレネードミサイル』を発射しグランゴンとラゴラスの2体の接近を阻もうとする。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

スパイラルグレネードミサイルに対抗するようにグランゴンは口から火炎弾、ラゴラスは口から冷凍光線を発射した。

 

火炎弾と冷凍光線はスパイラルグレネードミサイルを破壊してMOGERAの両腕が完全に破壊した。

 

両腕を喪い後退するMOGERA。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そこへ再上陸してゴジラが放射火炎を放った。

 

MOGERAは合成ブルーダイヤコーティング装甲があるから弾き返せると思い真っ向から受け止める姿勢に出るがゴジラの放った放射火炎を弾きかえせれず逆にボディを貫通した。

 

ゴジラが狙ったのはラゴラスの冷凍光線により脆くなったMOGERAの装甲だったのだ。

 

脆くなった装甲を貫かれてMOGERAはバチバチと火花を散らして動かなくなった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

動かなくなったMOGERAをゴジラは尻尾を振り回して当てて東京湾の海底に沈めた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

MOGERAを倒して咆哮を上げるゴジラ、グランゴン、ラゴラスの3体だった。




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