サイパン島海中に深海へと向かう1隻の潜水艦と並行して泳ぐ無数の怪獣たちの姿があった。
潜水艦はS.O.N.G.の移動本部で、並行して泳いでいる怪獣たちは怪獣軍団海軍第1師団である。
S.O.N.G.と怪獣軍団がサイパン島の深海へ向かっているのかというとそれは今から数日前にフィリピン沖の近くに落下した怪獣がきっかけであった。
数日前、サイパン島深海にて2体の怪獣が戦闘を行っていた。
ディプラス「クワオォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーー!!!!!!!」
チョウチンアンコウのような触角が生えた海蛇の姿をした怪獣怪獣軍団第2師団副師団長『深海竜 ディプラス』が触角から赤い色をした破壊光線『赤色破壊光線』を発射した。
赤色破壊光線はディプラスが相手をしている怪獣『海底怪獣 レイジャ』へ向かっていくがレイジャは高速で海中を移動して赤色破壊光線を回避して見せた。
ディプラス「!!!!!」
自身の攻撃を回避したレイジャにディプラスは接近する。
接近して近距離から赤色破壊光線をお見舞いしようとしているのだ。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
その時、接近してきたディプラスの真下から手足が生え、額にあるクリスタル『コミュニティ・デバイス』が青い色をしたもう1体のレイジャが突っ込んでくるように猛スピードで急接近してきていた。
ディプラス「!?」
もう1体のレイジャに反応できず、ディプラスはその長い体の一部を噛まれ、両手で掴まれて海面まで持っていかれる。
ディプラス「クワオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーー!!!!!」
何とか脱出しようとするがレイジャの猛スピードに体が耐えられず赤色破壊光線を撃てなかった。
1分後、レイジャとディプラスの2体が海面から飛び出してきた。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
海面に出たレイジャはディプラスをハンマー投げのように空中で回転させる。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
何周かしてレイジャはディプラスを話した。
ディプラス「クワオォォォォォォォォーーーーーーーーーー…………………………!!!!!!!!!!」
離されたディプラスは空のかなたへと投げ飛ばされてしまいその鳴き声が響き渡ったのだった。
レイジャ「ふん…」
空のかなたへとその姿を消したディプラスを見てレイジャは男性の声を出すと海へ戻り、海底へとその姿を消したのであった。
フィリピン沖に落下したディプラスは一連のことを合流してきた他の怪獣たちや現王であるリル、先王で太上皇であるガウたちに報告。
さらにレイジャと戦った海域の海底から地球上の物ではない電波を感じたというのだ。
この情報を元にサイパン島を徹底的に捜索することが決まり、怪獣軍団全海軍とS.O.N.G.によるローラー作戦が展開されている。
藤尭「現在、深度300Mを突破」
友里「水圧に艦のダメージ、まだ確認されていません」
順調に深海へ向かっていることを伝える。
弦十郎「周囲の警戒を厳にしておけ。怪獣たちが周囲にいるとはいえ相手の数や能力はいまだに未知数なんだからな」
周囲に怪獣たちがいるとはいえ相手は未だに正確な能力や数が分からないと言い、弦十郎は警戒を呼び掛ける。
藤尭「これだけの怪獣たちがいるんだ。相手もそう簡単には…」
そう藤尭が言った瞬間、警報音が艦内に響いて怪獣たちも一斉に鳴き声を上げた。
藤尭「こちらに向かてくる熱源をレーダーで確認!数…20体以上!?」
レーダーが探知した熱源の数を見て藤尭は驚く。
友里「変なこと言うから!!」
藤尭の言葉が完全にフラグになっていたことに友里は文句を言う。
藤尭「そんなこと言われたって!!」
文句を言われて藤尭は反論する。
弦十郎「言い争ってる場合か!すぐに回避運動!戦闘は怪獣たちに任せておけ!!!」
言い争いになりかけた2人に弦十郎は喝を飛ばしながら指示をする。
S.O.N.G.本部が戦闘を避けようと動き始めたのと同時に怪獣たちが一斉に接近する熱源の正体へ突撃する。
レイジャ『キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!』
熱源の正体は20体はいるであろうレイジャであった。
レイジャたちは先頭のコミュニティ・デバイスの色は青い色をしたレイジャ以外は全員エイの形態をしていたが先頭のレイジャだけは四肢を持った姿をしていた。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
先頭を泳ぐ四肢を持ったレイジャが鳴くと他のレイジャたちが一斉に加速、向かってくる怪獣軍団海軍第1師団と交戦する。
マンダ「キャシャアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
四肢を持ったレイジャに怪獣軍団海軍第1師団兼海軍元帥『怪竜 マンダ』が向かっていく。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
向かってくるマンダにレイジャは真っ向から迎撃に向かう。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
両者がぶつかる寸前でレイジャは口から波動弾『オーシャライザー』を吐き出してきた。
マンダ「キャシャアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
オーシャンライザーをマンダは体をくねらせて回避すると長い体を素早くレイジャの体に巻き付ける『バインディング・ブリーカー』を繰り出した。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
バインディング・ブリーカーを破ろうとレイジャは力を入れるがその気になれば軍艦すら捻り潰してしまう(現にマンダは過去に戦艦3隻を沈めた実績がある)力のあるマンダの体はほどけそうになかった。
マンダ「キャシャアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
自身の体から抜け出せないでいるレイジャを見てマンダはさらに締め付けを強くする。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
締め付けられて苦しむレイジャ。
その時だ。
レイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
真下からコミュニティ・デバイスの色が赤色で、四肢を持ったレイジャがもう1体出現してマンダの首を掴んだ。
青いコミュニティ・デバイスのレイジャ(以後、青いレイジャ)を助けようと赤いコミュニティ・デバイスのレイジャ(以後、赤いレイジャ)はマンダの首を絞める。
マンダ「キャシャアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
いくら海中に住んでいるマンダでも首を絞められては呼吸が出来ず苦しみ始めたが巻き付けた体を緩めようとはしない。
赤いレイジャ「!!!!!!」
首を絞めているのにも関わらず放そうとしないマンダの頭部に向かって赤いレイジャは至近距離からオーシャライザーを発射した。
マンダ「ギャガアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
至近距離からオーシャンライザーを喰らってマンダも溜まらず気を失ったのか青いレイジャの締め付けを緩めてしまう。
青いレイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
マンダが締め付けを緩めて青いレイジャはすぐに離れた。
赤いレイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
青いレイジャが離れて赤いレイジャはマンダから手を放そうとしたその時だった。
マンダ「キャシャアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
突然マンダが目を覚まして赤いレイジャの首に巻き付いた。
赤いレイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
突然目を覚ましたマンダに反応できず、首を絞められ苦しむ赤いレイジャ。
青いレイジャ「キリャシャアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
赤いレイジャを助けようと離れていた青いレイジャが再度マンダへ接近しようとしたその時だった。
青いレイジャの後ろから赤い色をした火炎が周囲の海水を蒸発させながら飛んできた。
青いレイジャ「!?」
海中でもかなりの威力を発揮した火炎を見て青いレイジャは後ろを見ると1体の怪獣が睨みつけていた。
ミレニアムゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
睨みつけていた怪獣―この地球上全ての生命体の頂点に君臨する最強の怪獣『怪獣王 ミレニアムゴジラ』の雄たけびが海中を伝って響き渡ったのであった。
ガウが強靭!無敵!最強!が出てくるカードゲームをするとしたら何族のテーマがいいですか?
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