戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ヒオ「ここが前書きですか」

マナ「今回は私たちが担当なのね」

「「では、どうぞ!」」


第67話 親子対面

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラを追いかけようとしていたしていたモスラだがグランゴンとラゴラスの二大怪獣に行く手を阻まれていた。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

火炎弾と冷凍光線を同時に発射した。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

二体の出してきた火炎弾と冷凍光線を低空飛行しながら回避する。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

回避続けるモスラが一瞬だけ遅くなったのを狙ってグランゴンが火炎弾を発射した。

 

火炎弾はモスラの右羽に当たり、燃やしてしまった。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

右羽を燃やされてモスラは墜落してしまった。

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

墜落したモスラにラゴラスが冷凍光線を発射しようとした。

 

 

 

弦十郎「まずいぞ!」

 

友里「あのまま光線を喰らったあの怪獣は死んでしまうわ!」

 

ラゴラスが冷凍光線をモスラに放とうとしているのを見て言う。

 

藤尭「待ってください!東京湾に新たな巨大生物が上陸した模様です!出します!!」

 

中央のモニターに映し出されたのは丁度上陸したモスラ(幼虫)だった。

 

友里「巨大なイモムシ!?」

 

緒川「あの蛾の怪獣の子なんじゃ…」

 

弦十郎「…あの怪獣はどこに向かっている?」

 

藤尭「向かってる場所は…あの蛾の怪獣の方向です!」

 

弦十郎「となると親を助けに来たのか…」

 

 

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

口に光線を貯めていたラゴラスは放とうとしたその時…。

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーー!!」

 

ビルを盾にしながらモスラ(幼虫)が糸を噴射、ラゴラスの口元を覆った。

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

ラゴラスは突然区と元を塞がられてしまい放とうとした冷凍光線は誤爆して自身の体の一部を凍らせてダウンした。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

相方がやられてモスラ(幼虫)が隠れているビルにグランゴンは口から放った火炎弾で木端微塵に破壊した。

 

だが瓦礫の中にモスラ(幼虫)はいなかった。

 

グランゴン「ゴルルルル……」

 

いなくなったモスラ(幼虫)を探してキョロキョロするグランゴン。

 

するとグランゴンの頭上から糸が雨のように降ってきた。

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーー!!」

 

モスラ(幼虫)が移動しながら糸を出してグランゴンにかけていたのだ。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

張り付いた糸を体を振るわせて払いながらグランゴンは辺り構わず火炎弾を放つ。

 

だがモスラ(幼虫)はグランゴンが火炎弾を放っている場所とは逆方向に移動して糸を出し続けた。

 

グランゴン「ゴル…ゴルル……」

 

ついに糸がグランゴンの全身を覆って動きを封じこんだ。

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーー!!」

 

その隙にモスラ(幼虫)は親モスラのもとへ近寄る。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥゥゥーーーーーーーーーー!!」

 

初の親子対面を果たす。

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ダウンから立ち直ったラゴラスは糸が絡まって動けないグランゴンに向かう。

 

ラゴラス「キイシャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

グランゴンの体に付いたモスラの糸を剥ぎ取るとマグマコアに食らい付いた。

 

グランゴン「ゴルギシャアァァァァ……」

 

マグマコアを食われたグランゴン吐血しながら力尽きた。

 

ラゴラス?「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マグマコアを食らったラゴラスはその姿を変えた。

 

青かった体は全身が赤熱化し、胸部にはマグマコアが露出して、肩から角が生えている姿―『進化怪獣 ラゴラスエヴォ』に強化進化した。

 

 

 

弦十郎「仲間を捕食してパワーアップしただと!?」

 

藤尭「なんて奴だ…」

 

グランゴン(仲間)を捕食しパワーアップもとい強化進化したラゴラスを見て言う。

 

友里「怪獣の胸部に熱エネルギーが集中しています!!」

 

 

 

ラゴラスエヴォ「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

胸部に熱エネルギーを集中させたラゴラスエヴォは周囲のビルに火炎弾を撃ち込んでモスラ親子をいぶりだそうとしていた。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

危機を察知したモスラはモスラ(幼虫)を抱えると飛翔した。

 

時間差でモスラ親子がいた場所はラゴラスエヴォが撃ち込んだ火炎により木っ端みじんに吹き飛んだ。

 

ラゴラスエヴォ「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

飛び出したモスラ親子にラゴラスエヴォは口から冷凍光線を放った。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

モスラはわが子を守ろうと回避しつつゴジラのもとへ向かった。

 

ラゴラスエヴォ「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

そんなモスラをラゴラスエヴォは追いかけた。

 

 

 

都庁跡ではシンフォギアとパヴァリア光明結社の戦いが繰り広げられていた。

 

だが戦況は五分と五分となっていた。

 

調「このままじゃ…」

 

切歌「だったらやるデスよ調!」

 

調「うん!」

 

切歌「イグナイトモジュール…」

 

「「抜剣!」」

 

切歌「デース!」

 

エルフナイン『いけません!ダインスレイフの力は賢者の石によって…』

 

抜剣を制しようとしたが切歌と調はイグナイトを起動させてしまった。

 

プレラーティ「先走るワケダ」

 

二人が抜剣したのを見てプレラーティは笑う。

 

調「当たりさえしなければ…」

 

切歌「どうてことないデース!!」

 

接近戦ではイグナイトを強制解除されてしまうと思い二人は遠距離攻撃するが…。

 

プレラーティ「フッ…」

 

遠距離攻撃を分かっていたかのようにプレラーティはけん玉の玉から雷撃を放った。

 

調・切歌「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

プレラーティの広範囲攻撃により二人の攻撃は弾かれ、調と切歌自身も雷撃を喰らってしまいイグナイトは強制解除されてしまった。

 

翼「暁、月読!!」

 

マナ「なんてことを…」

 

サンジェルマン「明日の為に私の銃弾はためらわないわ」

 

響「なぜ!どうして!」

 

サンジェルマン「わかるまい。だがそれこそがバラルの呪詛。人を支配する軛」

 

響「だとしても人の手は誰かを傷付けるのではなく取り合うために…」

 

サンジェルマン「取り合うだと…?いわれなき理由に踏み躙られたことのない者が言う事だ!」

 

ヒオ「それは違うわ!手を取り合えば人は世の中はきっと…」

 

サンジェルマン「良くなるとでも?それこそ愚の骨頂!」

 

そう言ってサンジェルマンは否定するように銃を構えて引き金を引いた。

 

銃から放たれた弾丸は狼のようになって迫る。

 

響「言ってること全然わかりません!!」

 

迫ってきた弾丸を響はブーストして勢いをつけた拳で破った。

 

サンジェルマン「!?」

 

だが響の拳はサンジェルマンの前で止まった…いや、響自身が止めた。

 

響「だとしても…あなたの想い私にもきっと理解できる。だとしても今日の誰かを踏み躙るやり方では明日の誰も踏み躙らない世界なんて作れません」

 

サンジェルマンにそう言う響。

 

マナ「ヒオ…あの子…」

 

ヒオ「えぇ」

 

響の言葉を聞いてマナとヒオは何かを察した。

 

クリス「オラオラオラァ!!」

 

カリオストロ「うふ!」

 

クリスの弾丸をカリオストロは水を出して防いだ。

 

カリオストロ「むず痒いのよ!!」

 

お返しとばかりに光線を放つ。

 

マリア「危ない!」

 

クリスに迫る光線をマリアがシールドを展開して防ぐが防がれた光線はあたりに反射する。

 

カリオストロ「あらやだ」

 

マリアのシールドで反射した光線を見て言う。

 

響「こっち!!」

 

サンジェルマンの手を引いて光線をかわす響。

 

サンジェルマン「私達は…共に天を頂けないはず…」

 

敵であるはずの自身を助けた響の行動を理解できないサンジェルマン。

 

響「だとしても…です」

 

サンジェルマン「思い上がるな!明日を開く手はいつだって怒りに握った拳だけだ!」

 

サンジェルマンがそういった時だった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラが咆哮を上げて姿を現した。

 

ヒオ・マナ「「ゴジラ!!」」

 

響「ガウくん!」

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

サンジェルマンを確認したゴジラは背鰭を蒼白く光らせた。

 

クリス「お、おい…まさか…」

 

嫌な予感をしたクリスの予感は的中した。

 

ゴジラはサンジェルマンごと響に向かって放射火炎を放ったのだ。

 

響「危ない!!」

 

サンジェルマンの手を再び取って跳躍する響。

 

だが二人の姿は放射火炎の閃光中に消えてしまった。




マリア「にしても…昨日の切歌、どこであの変身ベルトを手に入れたのかしら?」

翼「それより、マリア!行くぞ!」

サイクロン!

マリア「え!?」

翼「ほら、早く!」

ジョーカー!

翼「変身!」

マリア「へ、変身?」

サイクロン!ジョーカー!!

マリア「つ、翼ぁ!?なんで倒れ…」

翼「私はここにいるぞ。マリア」

マリア「なんで私の中に!?」

翼「忘れたのか?私たちは二人で一人の…」

「「仮面ライダー!!」」

マリア「じゃなーい!!」

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