響たちがジーンとスペースワールドのラッキーランドで対峙している時、福岡県・北九州市の小倉区に数多くのヘリや空海の怪獣たちが集結していた。
目的は現在北九州市・小倉区の海面に建設している対地球侵略防衛用防御壁を発生させる装置に資材を届ける為にリルの指揮の下、行われているのである。
当初はスコーピス襲来数日前に完成予定であったが襲来時期が早まり、急ピッチで作業が進んでいた。
海上にはいくつもの真上を向いたパラボラアンテナがあり、そこから防壁を展開できるようになっている。
弦十郎「装置完了まであと少しか…」
ヘリや怪獣たちにより次々に運び込まれる資材を作業用レイバーにより組みあがっていく装置を見て弦十郎は言う。
スコーピスたちの地球到達時期が早まって一時世界は混乱したが何とか混乱も収まり、各企業が協力して装置完成に期待していた。
怪獣と人類、人怪の2つの種族が協力してくれたことで装置完成はスコーピス襲来まで間に合う予定となっていた。
だが、まだ問題は残されていた。
バリアを発生さるのに必要な電波『K2電波』がまだできていなかった。
つまりこの装置稼働にはギャシー星人たちの協力が必要不可欠なのである。
友里「後はギャシー星人たちが私たちに協力してくれるといいんですが」
藤尭「無理なんじゃないかな。あのジーンって奴、相当僕たち地球人を軽蔑しているみたいだし」
ジーンの言い放ち続けている"地球人は利己的な生物"、それが周囲に毛嫌いあるいは軽蔑している証拠に他ならなかった。
弦十郎「だが、それでも何とかして分かり合うことをしてきたのが彼女たちだ。まあ、信じようじゃないか」
藤尭に弦十郎はこれまで"どんな敵とも話し合えるなら話し合いたい"と言ってきてそれを実現してきた響たちのことを言う。
藤尭「それはそうですが……」
少し煮え切らない様子で藤尭は言うが今まで多くの敵と拳を開いてきた響たちの実績があるから何も言えなかった。
その頃、銀河系内の惑星の1つ土星。
同星・NASA観測衛星の前を大群で移動する影たちがあった。
ギャシー星から飛び立ったスコーピス軍団であった。
軍団は1匹のスコーピス―サイパン島で生き残った者に誘われて地球へとその進路を取る。
この映像を観測衛星は地球へと送信する。
スコーピス「ピキイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」
その時、送信電波に気づいたスコーピスの1体が軍団から離れて観測衛星へと向かっていく。
スコーピス「ピキイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」
観測衛星に近づいたスコーピスは口からポイゾニクトを発射して破壊した。
スコーピス「ピキイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!」
観測衛星を破壊したスコーピスは軍団の方へ戻っていく。
しかしかろうじて観測衛星の送信は間に合い、地球にスコーピス軍団が木星を通過したことを伝えたのだった。
スコーピス地球襲来まであと8日