戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第620話 破られた盾

諦めて引き返していたスコーピスたちの目の前に黒く、赤い稲妻が走っている雲―サンドロスがいた。

 

スコーピス『ピキイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!?』

 

目の前に現れた(サンドロス)にスコーピスたちは驚く。

 

驚いているスコーピスたちにサンドロスは雲の状態で赤黒い光線を発射してきた。

 

スコーピス『ピイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ…………』

 

サンドロスが発射した赤黒い光線にスコーピスたちの何体かが飲まれたが爆発したり、消滅したりはしなかった。

 

が、様子が変わっていた。

 

スコーピス『ピギャイヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!』

 

光線を喰らったスコーピスたちは赤く輝いている目が激しく光ると再び地球へ向かい始めた。

 

しかも最初の時より速度が上がっていた。

 

 

 

藤尭「スコーピスたちが再度地球へ侵攻を開始しました!!」

 

弦十郎「馬鹿な!?何をする気だ!?」

 

再び地球へ引き返してきたスコーピスたちを見て驚いていると先頭を飛んでいたスコーピスがK2バリアに突撃。

 

跳ね返されないように踏ん張っていると突然爆発した。

 

しかもその1体だけでなく1体、また1体と次々にK2バリアへ突撃して踏ん張り、爆発した。

 

マリア「爆発した!?」

 

防がれると分かっていながら突っ込んだ途端に爆発するスコーピスたちを見て驚く。

 

ジーン「サンドロスは生み出したスコーピスたちを自在に改造できる…」

 

K2バリアに突っ込んでは自爆していくスコーピスたちの光景を見ていたジーンは呟くように言う。

 

翼「まさかK2バリアを破るために自身の部下を爆弾に改造したのか!?」

 

言葉を聞いて豹変したスコーピスたちを見て察した翼が言うと肯定するようにジーンは頷いた。

 

切歌「な、なんて酷いことを…」

 

調「怪獣兵器って言っても命には変わりないのに…」

 

クリス「それを爆弾に…使い捨ての駒みたいに…狂ってやがる!!」

 

自ら生み出した怪獣兵器とはいえただ単にバリアを破るためだけに爆弾に改造して捨て駒のように扱うサンドロスの行いに面々は怒りを露にする。

 

 

 

サンドロスにより爆弾に改造されたスコーピスたちは次々にK2バリアに突撃。

 

バリアを破ろうとその身を犠牲にして命を散らしていく。

 

そして光線を喰らっていた最後の1体がK2バリアに突撃、自爆した瞬間だった。

 

遂に盾であったK2バリアがスコーピスたちの自爆攻撃に耐えきれなくなり、ボロボロと崩れるように消滅を始めた。

 

スコーピス『ピキイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!』

 

ようやく破れたK2バリアを見て光線を受けていなかったスコーピスたちが地球へ降りていく。

 

 

 

藤尭「K2バリア消滅!突破されました!数百のスコーピスが地球に侵入!!」

 

友里「侵入したスコーピス迎撃に各国軍がスクランブル!ですが…」

 

K2バリア突破に際して襲来してくるスコーピスたちに備えて各国軍は迎撃準備はしていた。

 

だが相手は弱いとはいえ、仮にも宇宙怪獣である。

 

地球怪獣でさえ核兵器や反応兵器を複数使ってようやく1体を倒せるか否かの生命力を誇る。

 

スコーピスはそんな強靭な生命力を持っているかは分からないが宇宙怪獣の類である。

 

人間の持つ兵器群で対抗できるか怪しいもので、しかも数が数だけに出撃した軍が総崩れを起こすのも時間の問題であった。

 

弦十郎「くっ、各員!出撃だ!!」

 

装者『了解!!』

 

リル「かう!!」

 

弦十郎の指示で響たち装者とリルは発令室を出て、出撃する。

 

ジーン「シャウ、俺たちも行くぞ!仲間たちの恨み、今日こそ晴らしてやる!」

 

シャウ「分かった!」

 

ジーンとシャウも故郷を滅ぼされ、仲間たちを殺された因縁を晴らすべく響たちと共に発令室を出て、出撃したのだった。

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