戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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切歌「はあ…仮面ライダー、やりたかったデース」

調「企画が違うからしょうがないよ切ちゃん」

切歌「そうデスけど…本編でお調子者扱いされてたから…」

調「そのほうが切ちゃんっぽくって好きだよ。私」

切歌「し、調~…」

調「ね、切ちゃん」

ろーちゃん「だから私はろーちゃんですって!!」←艦これのU-ボート…じゃなくて呂500ことろーちゃん

調「私の耳は騙されないからね。切ちゃん」

切歌「調ぇぇぇーーーーーーーーーーーーーー!!」


第68話 モスラ、死す

弦十郎「現場はどうなっている!?」

 

藤尭「それがさっきのゴジラの熱線で周囲にの監視カメラだけでなく衛星カメラも通信不能です!!」

 

緒川「まさか響さんにまで牙を剥くなんて…」

 

 

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

咆哮を上げるゴジラ。

 

その眼下には響とサンジェルマンの前にシールドを張っているフェアリーがいた。

 

ヒオ「大丈夫ですか?」

 

響「あ、ありがとうございます」

 

サンジェルマン「なぜ私まで…」

 

マナ「私も響さんと同じく分かりあえると信じているからです」

 

サンジェルマン「分かりあえる…それはありえないことだ!明日を開く手はいつだって怒りに握った拳だけだ!これ以上無用な問答!預けるぞシンフォギア!!」

 

そう言ってサンジェルマンはテレポート用のジェムを出して叩き割った。

 

プレラーティ「ここぞで任務放棄って…どういうワケダ、サンジェルマン!?」

 

カリオストロ「もしかしてあーしのせい!?だったらメンゴ!鬼メンゴ!!」

 

サンジェルマンの行動に驚きながらも二人はテレポート用のジェムを出して叩き割った。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

サンジェルマンたちを逃がすまいと放射火炎を放とうとする。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

放射火炎を放とうとするゴジラの後ろからモスラが体当たりを喰らわせて阻止した。

 

その隙にサンジェルマンたちはテレポートした。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

サンジェルマンたちに逃げられたゴジラは怒った。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

シュガロン「ギイィィィィィヤオォォォォォォォォォン!!」

 

イザク「グオォォォォウオォォォォォォォォォォォ!!」

 

ゴジラの怒りに呼応するようにラドン、シュガロン、イザクが集結した。

 

ラゴラスエヴォ「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

同時にモスラ親子を追っていたラゴラスエヴォも到着した。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥーーーーーーーーー!!」

 

集結した怪獣たちにモスラとモスラから降りたモスラ(幼虫)が鳴く。

 

翼「か、怪獣があんなに…」

 

ゴジラ、ラドン、シュガロン、イザク、ラゴラスエヴォ、モスラ、モスラ(幼虫)の計7体の怪獣たちに驚く。

 

響「ガウくん!もう止めて!これ以上、人を傷付けないで!」

 

クリス「そうだぞガウ!」

 

翼「お前はこの町が好きだったハズだ!」

 

切歌「元のガウくんに戻ってくださいデース!」

 

調「ガウくん!」

 

マリア「ガウ!」

 

ガウに口々に訴えるように言う。

 

ゴジラ「グルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがゴジラは響たちの言葉を無視して背鰭を蒼白く光らせ、放射火炎を放った。

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

放射火炎を放ったことに驚いて全員が動けなかった。

 

モスラ「キュオォォォォォーーーーーーーーーー!!」

 

迫り来る放射火炎の前にモスラが入って盾になった。

 

ヒオ・マナ「「モスラ!!」」

 

モスラ「キュオォォォォォ………」

 

響たちの盾になったモスラは全身が燃えて光となって消滅してしまった。

 

響「そんな…」

 

クリス「アタシたちを庇って…」

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥーーーーーーーーー!!」

 

親の死を見たモスラ(幼虫)はゴジラに向かっていく。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

向かってくるモスラ(幼虫)をゴジラは尻尾を当てて吹き飛ばした。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがそれだけでは終わらず吹き飛ばしたモスラ(幼虫)にゴジラは何度も尻尾を叩き付ける。

 

モスラ(幼虫)「キュウゥゥゥーーーーー……」

 

ゴジラの尻尾を叩き付けられて次第に弱っていくモスラ(幼虫)。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

弱っていくモスラ(幼虫)にゴジラは背鰭を蒼白く光らせ至近距離から放射火炎を放とうとする。

 

響「だ、ダメェェェーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「!?」

 

響が叫んだその時だった、ゴジラが放射火炎を撃たなかった。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

放射火炎を撃たなかったゴジラは響を見つめた。

 

遠い遥か昔…自身がまだ本来の姿だった時に聞いた一人の人間の少女の歌を思い出した。

 

響「ガウくん…?」

 

自身を見つめるゴジラを見る響。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

戦う意志が無くなったのかゴジラはひと鳴きすると方向転換して東京湾に向かって歩き始めた。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

シュガロン「ギイィィィィィヤオォォォォォォォォォン!!」

 

イザク「グオォォォォウオォォォォォォォォォォォ!!」

 

ラゴラスエヴォ「ギルシャアァァァオォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

方向転換したゴジラを追うようにラドンは空、シュガロンとイザクは地中、ラゴラスエヴォはゴジラと共に東京湾に向かって行く。

 

ヒオ「ゴジラが止めを刺さなかったなんて…」

 

マナ「あの子…響さんは本当に不思議な子ね」

 

フェアリーから響を見て言うヒオとマナだった。




クリス「どの世界にも強欲な奴はいるんだな…ならアタシが全部倒してやるよ、変身!」

タカ!トラ!バッタ!タットッバッ!タトバ・タトバ!

響「クリスちゃーん!?」

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