戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第624話 救援の姉弟

怪獣軍団にスコーピスたちが自爆特攻を開始した頃、響たちシンフォギア・レイジャ(+ギャシー星人)たちの方でもサンドロスにより爆弾に変えられたスコーピスたちの自爆攻撃に晒されていた。

 

スコーピス「ビギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

1体のスコーピスがクリスに向かって突進する。

 

クリス「こっち来んじゃねぇ!!!!」

 

向かってくるスコーピスにミサイルを発射する。

 

発射されたミサイルはスコーピスの頭に命中して爆散する。

 

クリス「くそ!平気で自分の手下を爆弾なんかにしやがって!!!」

 

自ら生み出した怪獣兵器でありながら使い捨てのように爆弾に変えて自爆させるサンドロスに怒りを募らせる。

 

響「わわーっ!!!!」

 

声を聴いて見ると数体のスコーピスたちに追われている響の姿があった。

 

装者の中で響だけ近接戦闘しか出来ないため近づけばたちまち自爆されてしまうので逃げるしかないのである。

 

響「クリスちゃーん!助けてー!!」

 

攻撃できなくて逃げるしか手が無い響はクリスに助けを求める。

 

クリス「あのバカ!今行く!!」

 

助けを求めてきた響にクリスは少し呆れて言うと助けに向かった。

 

クリス「喰らいやがれー!!!!」

 

響を追いかけるスコーピスたちの後ろに回ったクリスはガトリングガン型にしたアームドギアを向けて発砲した。

 

放たれた弾丸は少し前にスコーピスたちの羽を打ち抜いて穴だらけにしていく。

 

穴だらけになり、飛行能力を失ったスコーピスたちは海へ落ちていき、海面に叩きつけられるなり爆発した。

 

響「ふぅ、助かったよクリスちゃん」

 

クリス「気にすんな」

 

響に礼を言われてクリスはそう言うと周囲を見回した。

 

周囲では翼たちとレイジャたちが必死になって突進して自爆しようとするスコーピスたちを近づけさせないように遠距離攻撃で迎撃していた。

 

翼「くっ、これではキリがないぞ!」

 

『蒼ノ一閃』などの斬撃を飛ばしてスコーピスたちを両断していた翼は次から次へと自爆しに来るのを見て言う。

 

切歌「まるで神風特攻隊デス!」

 

調「確かに…」

 

ノコギリやブーメランでスコーピスたちを滅多刺しにしながら調と切歌は第二次世界大戦時に旧日本軍に存在した部隊、神風特攻隊のことを言う。

 

マリア「カミカゼ…確かに言えてるわね!!!」

 

蛇腹状にしたアームドギアでスコーピスをバラバラに切り裂いた。

 

レイジャJ「キリシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

レイジャM『キリシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

 

レイジャJを筆頭に複数のレイジャMが口からオーシャンライザーを発射して近づいてくるスコーピスたちを空から落としていた。

 

しかしレイジャたちの攻撃を掻い潜って1体のスコーピスがレイジャM1体に飛びついた。

 

レイジャJ「離れろ!!」

 

レイジャJに言われて他のレイジャMたちは一斉にその場を離れた。

 

レイジャM1「た、たすけ……」

 

助けを求めた矢先、スコーピスの自爆に巻き込まれてしまった。

 

爆炎から巻き込まれた焼け焦げたレイジャMが海へと落ちていく。

 

レイジャJ「くっ、サンドロスめ…」

 

レイジャM2「ジーン、シャウが!!」

 

レイジャJ「!?」

 

他のレイジャMに言われて視線を変えると複数体のスコーピスたちに取り囲まれているレイジャSの姿があった。

 

レイジャJ「シャウ!!!」

 

レイジャSの危機にレイジャJは急いで向かう。

 

レイジャM3「よせ、ジーン!間に合わない!!」

 

レイジャM4「巻き込まれるぞ!!!」

 

制止するレイジャMたちだったがジーンは無視してレイジャSを助けに向かう。

 

響「ジーンさん!?」

 

それを見ていた響はレイジャJの後を追いかけた。

 

クリス「あ、おい、バカ!!!」

 

レイジャJの後を追いかけていく響を見て呼び止めようとしたクリスだがすでに響の耳には届いていなかった。

 

 

 

レイジャS「くっ…」

 

四方をスコーピスたちに取り囲まれてレイジャSは追い詰められていた。

 

レイジャS(ここまでか…)

 

死を覚悟して最後に1体でもと決めた矢先だった。

 

レイジャJ「シャウ!!!!」

 

声と共にスコーピスたちにオーシャンライザーを放ちながらレイジャJが向かってきていた。

 

レイジャS「ジーン!」

 

助けに来たレイジャJにレイジャSは驚く。

 

スコーピス「「「「ビギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」」」」

 

しかしスコーピスたちはレイジャJなど眼中にないらしく、レイジャSへ突進を開始した。

 

響「間に合わない!?」

 

突進を始めたスコーピスたちを見て響は言う。

 

レイジャJ「や、やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

レイジャJの叫びが響き渡ったその時だ。

 

?「キュオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

スコーピスでも、レイジャたちでもない第三の怪獣の鳴き声が空に木霊したかと思いきや白い雲から七色の光線が飛んできてスコーピスたちを打ち抜いた。

 

スコーピス「「「「!?!?!?!?!?」」」」

 

打ち抜かれたスコーピスたちは訳が分からないままレイジャSに接触できないまま爆発した。

 

響「今のは…」

 

七色の光線に見覚えがある響がそう呟いた時、光線が飛んできた雲から1体の蛾型の怪獣―地球の先住民『コスモス』こと『小美人』たちの守護神『モスラ』が姿を現した。

 

調「モスラ!」

 

切歌「来てくれたデスか!!」

 

モスラの登場に切歌と調は喜んでいう。

 

?・?『『みなさん、お待たせしました』』

 

突如、その場にいる全員の頭に聞こえてくる2人の女性の声。

 

翼「この声は!」

 

マリア「ヒオさんに、マナさん!」

 

声の主―小美人の双子『ヒオ』と『マナ』の声を聞いて叫ぶ。

 

ヒオ『お待たせして申し訳ありません。ようやくモスラたちの回復が完了しました』

 

マナ『モスラたちも皆さんと一緒に戦います』

 

クリス「モスラたちってことは…」

 

ヒオ・マナ『『はい、もちろんバトラも!』』

 

 

 

小倉にてスコーピスたちの自爆に飲まれたシンカリオン_0_TYPE_GODZILLA_MkⅡを見て悲しみの声をミレニアムゴジラが上げた時だった。

 

?「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

怪獣軍団の者でも、スコーピスのでもない鳴き声が響き渡ったかと思いきや爆炎を吹き飛ばすほどの突風が起きた。

 

※ここから怪獣たちのセリフが日本語になりますが、周囲には鳴き声にしか聞こえません。

 

ミレニアムゴジラ「な、なんだ!?」

 

突然の突風に驚きながらもミレニアムゴジラは踏ん張って飛ばされないようにする。

 

?「情けないぞ、二代目…」

 

ミレニアムゴジラに向かって青年のような声、同時に紫色の光線が飛んできてミレニアムゴジラの後ろから攻めようとしていたスコーピスを打ち抜いた。

 

スコーピス「ビギャアァァァァァァァァァァァァァァァ…………」

 

打ち抜かれたスコーピスは断末魔を上げてその場で爆散した。

 

ミレニアムゴジラ「い、今のは…」

 

スコーピスを打ち抜いた光線を見てミレニアムゴジラの脳内にある怪獣の姿が浮かんだ。

 

バトラ「ギャウオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

爆発と共に地面が破裂して、空いた穴から1体の黒い蛾型の怪獣―かつては初代怪獣王 ゴジラや並みいる実力派の怪獣たちを倒してきた地球が生んだ黒いモスラ『バトルモスラ』こと『バトラ』が0_TYPE_GODZILLA_MkⅡを持ち上げて現れた。

 

ミレニアムゴジラ「バ、バトラァ!?」

 

現れたバトラにミレニアムゴジラはもちろん、その場にいる自衛隊や他の怪獣たちも驚くのだった。




次回、緊急告知(?)!
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