戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

827 / 1218
ついにサンドロスと決戦を挑んだ、ミレニアムゴジラ、ガウ、バトラ。

だが、サンドロスの能力の前に苦戦を強いられてしまう。

サンドロスの強力な念力『ハードキネシス』により捕らわれてしまったミレニアムゴジラ。

"強い者が弱い者を全て滅ぼし、支配する"という考えを持つサンドロスをミレニアムゴジラは真っ向から否定。

そんな相容れないミレニアムゴジラにサンドロスは動きを封じたまま火炎弾『ギガレントラッシュ(チャージ版)』を発射して、命中させてしまう。


第628話 守ってみせる!!

レイジャJ「サンドロォォォォォォス!!!!!!」

 

サンドロス「むっ!」

 

爆炎から現れたのはレイジャJであった。

 

レイジャJがサンドロスの放ったギガレントラッシュを自身のオーシャンライザーで相殺してミレニアムゴジラを助け出していたのだ。

 

レイジャJはオーシャンライザーを発射しながらサンドロスへ接近する。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

接近してくるレイジャJにサンドロスはギガレントラッシュを発射して対抗する。

 

オーシャンライザーとギガレントラッシュの両方は互いに互いを相殺した。

 

その隙にレイジャJはサンドロスに接近して格闘戦に持ち込んだ。

 

レイジャJ「キリャシャアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

格闘戦に持ち込んだレイジャJは左ストレートを放つ。

 

サンドロス「グオロロロロオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

格闘戦に持ち込まれたサンドロスだったが全く動じず、蕾状の右手でレイジャJの左ストレートを払いのけると左手からハードキネシスを発射した。

 

レイジャJ「ぐあっ!!!」

 

ハードキネシスを至近距離から喰らってレイジャJは数百Mほど吹き飛ばされ、その先にあった建築中のビルに激突してしまった。

 

サンドロス「誰かと思えば反乱分子の生き残りか」

 

レイジャJとなっているジーンの気配を感じてサンドロスは言う。

 

レイジャJ「貴様に殺された仲間の仇、討たせてもらうぞ!!」

 

瓦礫となったビルを退けてレイジャJは立ち上がり、怒りを露わにして叫ぶ。

 

サンドロス「我を討つだと?笑わせるな。この世界は強き者が弱き者を滅ぼし、支配することがルールなのだ。貴様らは弱かった、だから我に滅ぼされたのだ」

 

レイジャJ「ふざけるなぁ!!!」

 

サンドロスの言葉にレイジャJは怒りを爆発させてオーシャンライザーを発射した。

 

サンドロス「ふん」

 

しかしサンドロスは避けようともせずにその身で受け止めた。

 

オーシャンライザーによりサンドロスは爆炎に包まれた。

 

レイジャJ「どうだ…!?」

 

爆炎に包まれたサンドロスを見て叫んだレイジャJだったが爆炎が晴れると無傷のサンドロスが出てきた。

 

サンドロス「無駄だ、貴様がどのような姿になろうと我を倒すことなど不可能だ!!!」

 

レイジャJでは自身を倒せないと断言するとハードキネシスを放った。

 

レイジャJ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ-------------------------ッ!!!!!!」

 

ハードキネシスを受けてレイジャJは上空へと運ばれ、捕らわれてしまう。

 

サンドロス「貴様を殺した後で他の連中もあの世へ送ってやる。先に死んでいった仲間の元に逝っていろ!!!!!」

 

レイジャJにサンドロスはそう言うとギガレントラッシュを口から連射して放った。

 

発射されたギガレントラッシュが次々に命中し、レイジャJの姿が爆炎に包まれて消えてしまった。

 

サンドロス「フハハハハハハ!!!!」

 

爆炎を見てサンドロスは高笑いしていた。

 

サンドロス「やはりこの世界は強き者が弱き者を滅ぼし、支配するのだ、フハハハハハハ!!!!」

 

自分の考えこそが正しかったとサンドロスは高笑いしていた。

 

?「なんのため?だれのため?本当は何と言ってる?♪」

 

周囲に少女の歌声が突如響き渡った。

 

サンドロス「な、なんだ!?歌だと!?」

 

突如響きわたってきた歌にサンドロスは驚く。

 

響「Get to heart(Wowow)、Get to heart(Wowow)!一撃よ滾れぇぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

爆炎を突き破って歌唱している響がブーストしながら突っ込んできた。

 

サンドロス「なんだと!?」

 

現れた響にサンドロスは驚いていた。

 

驚いているサンドロスの顔面に響は腕のアーマーを変形させて高速回転させながら殴った。

 

サンドロス「ぬおぉぉぉっ!?」

 

殴られたサンドロスの巨体(8万5000t)が宙に浮きあがり、地面に叩きつけられた。

 

サンドロス(な、なんだ、あの小娘は!?この我を殴り飛ばしただと!?)

 

自身の身が遥かに小さい体の響に殴ぐり飛ばされたという現実にサンドロスは混乱していた。

 

響「柔よく剛を制す!私の拳はどんなものも打ち砕く!!!!」

 

混乱しているサンドロスに響はそう言う。

 

後ろにはボロボロであるがレイジャJの無事な姿をあった。

 

その周囲に翼たちとレイジャSを含めたレイジャたちが到着した。

 

サンドロス「そうか貴様が噂の神殺しか…」

 

起き上がりながらサンドロスは響の、ひいてはガングニールの異名を口にする。

 

どうやら響のガングニールの異名は宇宙にまで轟いていたようだ。

 

響「サンドロス!どうして地球を滅ぼそうとするの!?どうして命を平気で奪うの!!」

 

自身が生み出した怪獣兵器であるスコーピスを平気で爆弾に改造して自爆させたり、ギャシー星人たちを皆殺しにしようとしたりとしているサンドロスの行動に響は疑問をぶつける。

 

サンドロス「貴様もそこの奴と同じことを問うか…この世界は強き者が弱き者を滅ぼし、支配することこそがルールなのだ!!」

 

響にもミレニアムゴジラと同じ返答をするサンドロス。

 

響「そんなの…そんなの間違ってる!強い人は弱い人を守らないといけないんだ!滅ぼしたり、支配したりしていいはずなんかない!!!」

 

サンドロスの返答を聞いて響は言う。

 

サンドロス「ふん…やはり貴様もそいつと同じ考えのようだな。そんな軟弱な考えで、この星を守れると思うな!!!!」

 

響の言葉を聞いてサンドロスは口からギガレントラッシュを発射した。

 

響「守る!守ってみせる!!この星には私たちの大好きで、大切な人たちがいるんだ!!!」

 

サンドロスのギガレントラッシュを拳で弾いて軌道をずらしながら響は言うのだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。