戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第629話 敗けはしない

響『守る!守ってみせる!!この星には私たちの大好きで、大切な人たちがいるんだ!!!』

 

TYPE_GODZILLA_MkⅡのコックピット内に響の決意の声が聞こえてきた。

 

ガウ(全く…響らしいな…それだからこそ、人間も捨てたもんじゃないって思えたんだよね!!!!!)

 

響の言葉を聞いてそう思っていたガウはTYPE_GODZILLA_MkⅡを反転させると追いかけてきていたハードキネシスに向かって胸部を展開した。

 

展開した胸部から中心が長くなっている三つの砲身が伸びると青白い光が球体の形で集束し始めた。

 

ガウ「ポラリゾングランファイヤー!!!!!!」

 

≪ポラリゾングランファイヤー!!!!≫

 

TYPE_GODZILLA_MkⅡの最大必殺技である青白い炎のような光線『ポラリゾングランファイヤー』が炸裂した。

 

炸裂したポラリゾングランファイヤーはハードキネシスにぶつかると互いに爆発して相殺した。

 

ガウ「これでよし!」

 

ハードキネシスを相殺したTYPE_GODZILLA_MkⅡは捕らわれているミレニアムゴジラとレイジャJの方を見た。

 

ガウ「ポラリゾングランファイヤー!!!!!!」

 

≪ポラリゾングランファイヤー!!!!≫

 

ハードキネシスにより捕らわれているミレニアムゴジラとレイジャJに向かって発射した。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルル!?」

 

レイジャJ「なっ!?」

 

ポラリゾングランファイヤーを自分たちに向かって発射してきたのを見て驚いてしまった。

 

ポラリゾングランファイヤーの火炎がミレニアムゴジラとレイジャJを飲み込み、爆発した。

 

響「が、ガウくーん!?」

 

ミレニアムゴジラとレイジャJに向かってポラリゾングランファイヤーを発射したTYPE_GODZILLA_MkⅡ(ガウ)を見て響も驚いてしまった。

 

サンドロス「ふん、恐怖にかられて敵味方の区別が付かなくなったか」

 

ポラリゾングランファイヤーを味方に撃ったのを見てサンドロスは言う。

 

ガウ「がうがうー?」

 

訳:それはどうかな?

 

ガウがそう言った瞬間、蒼白い火炎と青い光線がサンドロスを強襲した。

 

サンドロス「ぐおあっ!?」

 

火炎と光線の強襲を受けてサンドロスは驚いて後退した。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

レイジャJ「キリシャアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

爆発した上空から自由の身になったミレニアムゴジラとレイジャJが降り立った。

 

サンドロス「くっ、さっきのはハードキネシスを剥がすためのものか」

 

TYPE_GODZILLA_MkⅡが発射したポラリゾングランファイヤーの目的がミレニアムゴジラとレイジャJを拘束しているハードキネシスを剥がすためのものだとサンドロスは理解した。

 

サンドロス(チィッ、こんな星の攻略に手間取っていたら奴に何と言われるか…)

 

せっかく拘束したミレニアムゴジラとレイジャJを簡単に解放されてしまい数的不利がさらに増したことにサンドロスは少し苛立ちと焦りを募らせていた。

 

サンドロス「力こそがこの世界の全てだ!それが分からぬ貴様らに我は…!!」

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

訳:力でしかない何も出来ないお前何かに僕たちは…!!

 

「「敗けはしない!!!!!」」

 

そう互いに宣言するように言うと同時に動いた。

 

地球の全生命の命運を賭けた戦いの幕が今、開いたのでだった。


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