戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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七曲市港付近に出現した巨大ロボット―ノイズ怪獣の1体である『宇宙捕獲分解メカ獣 ノイズΣズイグル』。

ノイズΣズイグルに立ち向かうマリアだったが圧倒的なパワーを持っていたノイズΣズイグルの前に危機なった時、デッカードの真の姿―ジェイデッカーにより事なきを得る。

しかしジェイデッカーもまた、経験したことのない巨体を持つノイズΣズイグルの性能の前に苦戦を強いられて敗北寸前にまで追いやられてしまう。

助けに行こうとしたマリアだったがなんとノイズΣズイグルはアルカ・ノイズを出現させてその行く手を阻むのだった。


第640話 心ある仲間たち1

警視庁にあるモニタールーム。

 

ここではブレイブポリスの活躍を確認するためにありとあらゆる防犯カメラの映像にアクセスできる機器がある。

 

そのモニタールームに冴島と東はいた。

 

冴島「なんというパワーだ。あれがノイズ怪獣というやつか」

 

ジェイデッカーを掴んでいるノイズΣズイグルを見て冴島は言う。

 

東「あれではジェイデッカーが破壊されてしまう!あの女は何をしている!?」

 

ジェイデッカーの危機に東はマリアが何をしているかと聞く。

 

オペレーター「それが友永警部の報告で、あのロボットが出したと思われる小型怪異と交戦中!かなりの数で接近が難航している模様です!!」

 

東「小型の怪異だと!?」

 

オペレーターの報告に東は驚いていう。

 

さっきまでノイズΣズイグルしかいなかったのに新たに現れたことに驚いたのだ。

 

冴島「くっ、どうすればいいのだ…」

 

どうしようもない状況に冴島は奥歯を噛みしめて見守ることしかできなかった。

 

 

 

ジェイデッカー「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

苦しむジェイデッカーの声が響き渡る。

 

ジェイデッカー(こ、このままでは……)

 

このままでは握り潰されて、殺られてしまうと思ったその時だった。

 

?『諦めのはまだ早いぞ、ジェイデッカー!!!!』

 

ジェイデッカー「今の声は!!」

 

聞こえてきた聞き覚えのある声にジェイデッカーは反応する。

 

ノイズΣズイグルに向かってパトカーと同じサイレンを鳴らしながら、クレーン車、ショベルカー、ダンプカー、ドリルが先端に付いたジェット機が近づいていた。

 

勇太「あれって!!」

 

近づいてくるクレーン車たちを見て勇太は待ち望んでいたかのような顔をしていた。

 

クレーン車「行くぞ!!」

 

クレーン車がそう言うと全員が変形し、人型ロボットになった。

 

「「「「とりやっ!!!!!」」」」

 

変形して跳躍した4体はジェイデッカーを潰そうとするノイズΣズイグルに向かって飛びけりを叩き込んだ。

 

流石に4体分の蹴りを喰らって耐えられなかったのかノイズΣズイグルはジェイデッカーを離して倒れた。

 

ジェイデッカー「来てくれたか、ビルドチーム」

 

離されて落下するジェイデッカーはブースターを吹かして減速して着地して現れたロボットたちに言う。

 

マクレーン「待たせてすまない!」

 

クレーン車から変形したロボット―ブレイブポリス・ビルドチームのリーダー『コンバット刑事 マクレーン』は謝罪する。

 

パワージョー「危機一髪だったな!」

 

ショベルカーから変形したロボット―ブレイブポリス・ビルドチームの1人『カンフー刑事 パワージョー』は言う。

 

ダンプソン「自分たちが来たからにはもう大丈夫であります!」

 

ダンプカーから変形したロボット―ブレイブポリス・ビルドチームの1人『レスラー刑事 ダンプソン』は言う。

 

ドリルボーイ「僕たちもブレイブポリスなんだからね!」

 

ドリルジェットから変形したロボット―ブレイブポリス・ビルドチームの1人『サッカー刑事 ドリルボーイ』は言う。

 

彼らこそがブレイブポリス4人で1チーム『ビルドチーム』である。

 

勇太「よぉし、ビルドチーム!合体だ!」

 

駆けつけてくれたマクレーンたちビルドチームを見て勇太は言うと警察手帳を出した。

 

勇太「ブレイブ・アップ!!スーパービルドタイガー!!!」

 

ビルドチーム『了解!!!』

 

勇太のコールを聞いて、マクレーンたち4体は跳躍した。

 

跳躍して、マクレーンが胴体と右腕、パワージョーが左腕と脹脛、ダンプソンが両脚へと変形し、合体した。

 

そしてそこへドリルボーイが装甲と、足部パーツとして合体した

 

Sビルドタイガー「スーパービルド、タイガァァァァァァッ!!!!!!!」

 

マクレーン、パワージョー、ダンプソンが合体する『ビルドタイガー』にドリルボーイが強化パーツのように合体することで誕生する勇者ロボット、それこそがブレイブポリスのビルドチームの『スーパービルドタイガー』(以後『Sビルドタイガー』)である。

 

Sビルドタイガー「今度は私が相手だ!!!」

 

合体が完了して、ノイズΣズイグルにSビルドタイガーは言うと起き上がったノイズΣズイグルはアームから光弾を発射した。

 

ノイズΣズイグルの発射した光弾をSビルドタイガー跳躍して回避する。

 

Sビルドタイガー「喰らえ!!!!」

 

光弾を回避したSビルドタイガーは右肩に装備されているクレーンの形をしたキャノン砲『タイガーキャノン』を向けてビームを発射した。

 

しかしタイガーキャノンのビームはノイズΣズイグルの体に四散してしまう。

 

Sビルドタイガー「タイガーキャノンを弾いただと!?」

 

タイガーキャノンを弾かれたことにSビルドタイガーは驚く。

 

マリア「気を付けて!そいつはただのロボットじゃない!ノイズ怪獣よ!!」

 

アルカ・ノイズを倒しながらマリアは言う。

 

勇太「スーパービルドタイガー、気を付けて!」

 

マリアからノイズ怪獣であると聞いて勇太は通信機にもなる手帳で言う。

 

パワージョー[ノイズ怪獣だがなんだか知らねぇが、こっちは威力を上げるだけだぜ!]

 

マクレーン[いけるか、ダンプソン!]

 

ダンプソン[大丈夫であります!]

 

Sビルドタイガー内にてマクレーン、パワージョー、ダンプソンはそれぞれ話す。

 

Sビルドタイガーは合体した4人の意識が融合した訳ではなく、火器管制及びメイン思考をマクレーン、運動制御をパワージョー、出力制御をダンプソンといった具合にそれぞれが担当を分担している。

 

(※ドリルボーイは強化パーツ扱いであるため担当は無い)

 

その隙にノイズΣズイグルがアームからミサイルを発射した。

 

向かってくるミサイルにSビルドタイガーは背中のバックパックのジェットを噴射して高速移動で回避する。

 

Sビルドタイガー「これでどうだ!!」

 

再度タイガーキャノンからビームを発射する。

 

ビームの威力が上がっていて受け止めたノイズΣズイグルは勢いで一歩後ろへ後退した。

 

マクレーン[よし、さっきより効いている!]

 

パワージョー[このまま押し切るぜ!]

 

ダンプソン[さらに威力を上げるであります!]

 

ドリルボーイ[一気に決めるよ!]

 

効いていることを確認して4人は言うとエネルギーをチャージしているタイガーキャノンの銃口に光が大きくなっていく。

 

Sビルドタイガー「タイガーキャノン!」

 

「「「「ファイアッ!!!!!!」」」」

 

さっきよりも明らかに威力がある巨大なビームの一閃がタイガーキャノンから発射されてノイズΣズイグルに向かっていく。

 

ビームの光にノイズΣズイグルはその姿を飲み込まれ、爆発が周囲を覆う。

 

Sビルドタイガー「やったか!?」

 

爆発で舞い上がった土埃や煙によりノイズΣズイグルを確認できないSビルドタイガー。

 

すると周辺が晴れていき、1つの影がSビルドタイガーの前に現れた。

 

無傷の姿でいるノイズΣズイグルだった。

 

パワージョー[う、嘘だろ、おい!?]

 

ドリルボーイ[山を一撃で破壊できる威力のタイガーキャノンを受けたはずなのに…]

 

ダンプソン[が、頑丈すぎるであります!]

 

無傷の姿を見せたノイズΣズイグルを見て驚く。

 

マクレーン[いや、待て!]

 

驚いているパワージョーたちにマクレーンが言うとノイズΣズイグルの両腕がバチバチと音を立てたかと思いきや爆発して、地面に落下した。

 

どうやらさっきの攻撃はボディのダメージは与えられなかったが、両腕を破壊することには成功したようだ。

 

 

 

とある研究所のような場所でジェインはSビルドタイガーのタイガーキャノンで、両腕を破壊されたノイズΣズイグルを見ていた。

 

ジェイン「ノイズΣズイグルの両腕を破壊するとは…スーパービルドタイガー、恐るべきパワーだ…一旦撤退だ!!」

 

両腕を破壊されてはいくらノイズ怪獣とはいえ分が悪いと判断して撤退を指示する。

 

 

 

ジェインの撤退命令を受けたノイズΣズイグルは両腕の残された部分を収納すると十字架のような形に変形させて足裏と尻尾の先からジェット噴射して飛翔し、飛び去ってしまった。

 

Sビルドタイガー「逃げたか…」

 

飛び去ったノイズΣズイグルを見届けてSビルドタイガーは呟く。

 

マリア「これで、最後ッ!!!」

 

同時にマリアが最後のアルカ・ノイズを両断して仕留めた。

 

マリア「ふぅ…何とかなったわね」

 

出現したアルカ・ノイズを全て倒してマリアは一息吐く。

 

マクレーン「凄いな、君は」

 

声を聞いて振り向くと合体を解除したビルドチームがマリアの姿をマジマジと見ていた。

 

マリア「えっと、貴方たちは?」

 

ビルドチームを知らないマリアは突然声をかけられて少し警戒して聞く。

 

勇太「マリアさん、マクレーンたちは僕たちと同じブレイブポリスの仲間だよ」

 

マリア「え?」

 

勇太に言われてマリアは少し驚く。

 

マクレーン「えぇ。BP301型、自分はマクレーンです」

 

パワージョー「BP302型、俺はパワージョーだぜ」

 

ダンプソン「BP303型、自分はダンプソンであります」

 

ドリルボーイ「僕はドリルボーイ、よろしくね」

 

驚いているマリアにマクレーンたちは自己紹介をする。

 

マリア「私はマリア・カデンツァヴナ・イヴよ」

 

自己紹介されてマリアも名乗るのだった。

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