マリア「基本私たちの中で一番過去編するのって翼よね」
翼「な、何のことだ!?」
マリア「よく天羽 奏との思い出話が出てるわよね~」
響「あ、確かにそうですね」
マリア「ちょくちょく私たちも過去やるけど一番多いのは翼よね」
翼「いつになく攻めるな…マリア…」
マリア「ふと思っただけよ」
「「「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」」」」
響たちの目の前に広がる青々とした美しい海、後ろには人が手付かずの自然が広がっていた。
これが何もなければどれだけ良いか…だが今はパヴァリア光明結社たちとの戦いがあるから無理な話だ。
そして…
クリス「ここは…どこなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
クリスの叫びが木霊した。
ヒオ「皆さん、大丈夫ですか?」
そこへフェアリーに乗ったヒオとマナが現れた。
響「あの…ここはどこなんですか?」
マナ「ここは1944年のマーシャル諸島・ラゴス島です」
響「ラゴス島!?」
ラゴス島と聞いて響は驚いた。
翼「何か知っているのか?」
響「実は…」
響はキョウリュウジャーの世界でトリンから聞いたラゴス島のことを話した。
クリス「なるほどアタシらが来る前にそんな話をしたのか…」
ヒオ「異世界にもゴジラザウルスがいたのですね」
と響から話を聞いていると森の奥から足音が響いてきた。
ゴジラザウルス「ゴガアァァァァァオォォォォォォォン!!」
森の奥から現れたのはティラノサウルスより一回り小さい体躯で、顔立ちや背中の背鰭や皮膚具合はゴジラに酷似している部分がある10頭前後の恐竜の群れ―『ゴジラザウルス』たちだ。
切歌「アレがゴジラザウルスデスか!?」
調「思ってたのより小さい…」
マナ「ゴジラザウルスは見た目や体の骨格は肉食恐竜に似ていますが歯は鋭くないので雑食なんです」
弦十郎「なるほど。ならあのゴジラザウルスがガウ…」
ヒオ「いえ、ガウは群れの奥にいますよ」
ヒオのの言われて群れの奥を見ると周りのゴジラザウルスよりさらに小さい体をしたゴジラザウルスがいた。
マナ「アレがガウです。この時はまだ生後10ヶ月程度です」
響「アレがガウくん!?」
マリア「可愛い…」
ヒオ「ガウはゴジラザウルスたちの群れの中で未熟児で産まれた末っ子なんです」
マナ「周りのゴジラザウルスより小さいのはそのためなんです」
ゴジラザウルス(ガウ)「きゃう、きゃう~!」
親に甘えるようにすり寄るゴジラザウルス(ガウ)。
ゴジラザウルス「グルルルル……」
すり寄るゴジラザウルス(ガウ)に親のゴジラザウルスは優しく顔を寄せる。
ヒオ「だから群れの中で一番可愛がられていたんです」
ヒオの言っているように他のゴジラザウルスたちはゴジラザウルス(ガウ)の歩幅に合わせるように歩いていた。
藤尭「そう言えば…この群れはどこに向かってるんだ?」
マナ「もうすぐ分かります」
マナの言う通り藤尭の問いが分かった。
ゴジラザウルス(ガウ)「きゃう~!」
ある場所に着くと大人のゴジラザウルスたちは立ち止まるとゴジラザウルス(ガウ)だけは駆け出した。
「おっ、何だまた来たのか?」
近寄ってきたゴジラザウルス(ガウ)を一人の軍服を着た男性が気付いた。
ゴジラザウルス(ガウ)「きゃう~」
男性を見てゴジラザウルス(ガウ)は尻尾を降っていた。
弦十郎「あれは…旧日本軍!?」
軍服を着た男性を見て弦十郎は驚く。
マナ「当時のラゴス島は旧日本軍のラゴス島守備隊が駐屯していたんです」
ヒオ「ガウは他のゴジラザウルスより好奇心が強く、たまたま旧日本軍の軍人と出会ったのです」
マナ「最初は大人のゴジラザウルスたちは追い出そうとしましたが段々と打ち解けて今はすっかり島の一員になっているんです」
友里「70年も昔から人間と交流があったのね」
未来「でも人間を憎んではいないみたいだけど…」
ヒオ「少し時間を進めてみましょうか」
フェアリー「きゅうー」
ヒオが言うとフェアリーがまた触覚を光らせた。
光が消えると辺りは夜になっていていた。
切歌「およ?夜になった…」
夜になったことを驚いていると暗い海面が瞬いたかと思いきや切歌の前の砂浜が爆発した。
調「き、切ちゃん!」
切歌「だ、大丈夫デ~ス…」
調が心配していると砂まみれの切歌が言う。
翼「今のはいったい…」
瞬いた方を見るとそこには砲を向ける艦隊があった。
天辺には星条旗が掲げられていた。
ヒオ「この時、旧日本軍の情勢は不利になりアメリカ軍の砲撃が頻発していたんです」
弦十郎「大戦末期っと言うわけか」
ヒオ「少し旧日本軍のところに行ってみましょう」
隊長「遂にこのラゴス島にも米軍の上陸部隊が来る。クェゼリン環焦、ブラウン環焦守備隊は壮烈なる玉砕をした」
ラゴス島守備隊隊長が部下たちに最期であろう激励をしていた。
隊長「玉砕しようと明日の日本の血となり、肉となると私は信じている!明日は米軍兵を一人でも多く道連れにしようではないか!!」
玉砕覚悟だと隊長はそう言うのだった。
そして夜が明けて朝になった。
隊長「突っ込めーっ!!」
『わあぁぁぁぁぁぁぁ!!』
隊長の号令と共に日本軍が上陸してきた米軍に突撃する。
米軍兵『日本兵が出てきたぞー!』
米軍兵『撃て撃て!撃ち殺せー!!』
突撃してきた日本軍に米軍兵は自動小銃やバズーカ砲で攻撃した。
対してラゴス島守備隊にはろくな装備はなく、ほぼ成す統べなく凶弾に一人二人と倒れていく。
そんな光景を響たちは目をそらす。
もやは勝敗は目に見えたかに思われたその時だった。
ゴジラザウルスたち『ゴガアァァァァァオォォォォォォォン!!』
怒り狂った雄叫びを上げてあのゴジラザウルスたちが木々を薙ぎ倒しながら出現した。
米軍兵『恐竜!?』
ゴジラザウルスたち『ゴガアァァァァァオォォォォォォォン!!』
驚いている米軍兵をゴジラザウルスたちは尻尾で殴ったり、木々を倒して下敷きにしたり、容赦なく踏み潰したりと次々と殺していく。
隊長「な、何がどうなって…」
元来大人しい性格のゴジラザウルスたちが豹変し、米軍兵を殺していく姿に隊長たちは驚いていた。
響「なんでゴジラザウルスたちが米軍に?」
マナ「ゴジラザウルスたちは本来は大人しい性格の恐竜です。ですがひとたび自分たちの縄張りを荒らすもの、家族に手を出すものがいれば彼らはあのように豹変します」
翼「そうか、旧日本軍はガウに優しく接していた、ゴジラザウルスたちも旧日本軍を家族の一員と認めていた、だから旧日本軍と戦っていた米軍はゴジラザウルスたちにとっては敵でしかない!」
マリア「だからゴジラザウルスたちは米軍に襲い掛かったのね!」
ゴジラザウルスたちが米軍に襲い掛かった理由を察して言う。
その後、ゴジラザウルスたちは僅か数分後で米軍の上陸部隊は全滅してさせた。
ゴジラザウルスたち『ゴガアァァァァァオォォォォォォォォン!!』
米軍兵を全滅させたゴジラザウルスたちは勝利の咆哮を上げた。
その次の日には2回目の上陸部隊と戦艦による援護射撃が行われたが戦艦の砲撃に何体か倒れたが持ち前の生命力で立ち上がり全滅させてしまった。
弦十郎「戦艦の砲撃にも耐えるとは…凄まじい生命力だ」
戦艦の砲撃にも耐えたゴジラザウルスたちに驚く。
マナ「では旧日本軍が撤退した数年後に行きましょう」
フェアリー「きゅうー」
マナが言うとフェアリーが触覚を光らせる。
調「今回は珍しく何も書くことがないので…」
切歌「次回をお楽しみにデース!!」
響「じゃなーい!」
調「響さん…」
切歌「どうしたんデスか?」
響「ガウくんかいなくなったぁ!」
調「え?本編ですでに…」
切歌「それは一大事デース!」
調「切ちゃん?」
響「急いで捜さないとー!!」
切歌「大捜索デース!!」
調「あ、二人とも…行っちゃった…」