しかし、勇太はジェインにより拐われてしまう。
ブレイブポリス専用の射撃場では、ダークデッカードが1人で射撃訓練を行っていた。
新しく支給された制式拳銃の試しと馴れるために自主的に行っていた。
ジェインにより元となったデッカードたちよりかなりの重火器を保有していたが警察に所属することにあたり、それは出来るだけ使わずにするためでもあるのだ。
しかし、全弾的の中央から離れた場所に着弾していた。
ダークデッカード「………」
全弾撃ち終えて、空になった薬莢をリボルバーから落として新たな弾丸を装填する。
ダークデッカード(なんだ、この感覚は…ボスが拐われてしまった時からこの汲み上げてくる感覚はなんだ?まるで、火山からマグマが吹き出しそうな…そんな感覚だ…これはいったい…)
勇太が拐われてしった時からダークデッカードはこの感覚が何なのか分からず、射撃訓練で気を紛らわそうとしていた。
弾丸を装填し終えて再度射撃を開始する。
だが、全弾的の中央から離れた場所に着弾していた。
ダークデッカード「くそっ…」
全弾狙った場所から離れた場所に着弾してしまったのを見てダークデッカードは自身が訳が分からない感覚のせいで集中しきれず、苛立っていた。
警察病院の特別病室に切歌と調はいた。
切歌・調「「………」」
2人とも俯いていた。
意識はが戻ってクリスたちが駆け付けてくれたことなどの事情を聞いた。
そんな中で2人は敵の術中に嵌まり、プラーガを植え付けられてマリアを攻撃してしまったことを悔いていた。
マリア「2人とも、いつまで俯いてるの。ほら、りんご剥けたわよ」
俯いている2人にマリアはそう言ってウサギ(一般的なのよりクオリティ高め)に剥いたりんごを乗せた皿を渡す。
切歌「そうは言いますけど…」
調「マリアを攻撃しちゃったなんて…」
切歌「しかも本気で殺す気でいたなんて…悔やんでも、悔やみきれないデス…」
攻撃されたマリアは気にしていなくとも、2人はかなり精神的に参っているのか俯いたまま言う。
マリア「全く。そんなに言うのは貴女たちらしくないわよ?」
切歌「え?」
調「私たち、らしくない?」
マリアの言葉に切歌と調は首をかしげる。
マリア「えぇ。敵に洗脳されたからって、ウジウジしているような貴女たちじゃないってことを私は知っているわ。洗脳されたのなら、された倍を返しにいく。それが貴女たちじゃなかったのかしら?」
調「されたら、された倍を返す…うん!」
切歌「…そうデス。確かにその通りデス!」
マリアの言葉を聞いて2人は顔を上げて言う。
マリア「その粋よ、2人とも。ほら、りんご食べて」
立ち直り始めた2人を見てマリアは言う。
調「うん…って、マリア。流石にこれは…」
切歌「可愛すぎのクオリティ高過ぎて食べれないデス…」
マリア「えぇ!?」
言われてりんごを食べようとしたがあまりにもクオリティが高過ぎな上に可愛すぎたために食べれないと2人に言われてマリアは驚くのだった。
マリアが切歌と調の見舞いと元気付けをしている同刻、クリス、未来、翼はリルを連れてギャラルホルンの開けた穴を通り、元の世界に帰還していた。
これまでの途中経過を報告しにいくためとこれからの事を指示を仰ぐためだ。
翼「…っと言う訳です。暁と月読に寄生していたプラーガの幼体は小日向の神獣鏡の輝きで除去が出来ました」
これまでの経緯を弦十郎に説明する。
弦十郎「そうか。神獣鏡の輝きならば除去は可能か」
神獣鏡の輝きならばプラーガが除去が出来ると聞いて安堵の声を出す弦十郎。
クリス「あぁ。だが、まだ2人は生まれてそんなに時間は経ってなかったから良かったのが幸いしてるけどな」
未来「時間が経ってたら神獣鏡でも除去が出来るか分かりませんけど」
切歌と調に植えられたプラーガがまだ生まれてそんなに時間が経っていなかったから良かったと言う。
弦十郎「あぁ。だからその道のプロフェッショナルを呼んでいる」
リル「かうかう?」
訳&メモ:プロフェッショナル?
プロフェッショナルを呼んだと言う弦十郎に聞いていると発令室の扉が開いて1人の金髪のダンディな大人の男性が入ってきて一言言った。
?「S.O.N.G.っていうのはここか?」