戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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天国的なとこにて…

セレナ「…………」ズウゥ~ン

奏「どんだけショックだったんだよ…」

セレナ「だって…またマリア姉さんやみんなに会えると思ってたのに…ボツって…」

奏「あぁ…おい、作者!聞こえてるならなんとかしろよ!!」


第73話 いざ、多々良島へ

その日の響と緒川は海上自衛隊のイージス艦に乗っていた。

 

二人がイージス艦に乗っている理由はある島に向かっているのだ。

 

その島の名は『多々良島』である。

 

緒川「響さん、どうぞ」

 

響「ありがとうございます」

 

緒川が差し出したコーヒーを受け取っていう響。

 

緒川「怖いですか?」

 

響「はい。今のガウくんは私やみんなの知っているガウくんじゃないから私の言葉を聞いてくれるか」

 

響は地球の先住民のコスモスであるヒオとマナから見せてもらったガウの過去を思い返していた。

 

緒川「大丈夫ですよ。きっとガウくんは響さんの言葉に耳をかしてくれます」

 

響「そうですよね」

 

響がそう言った時だった。

 

?「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

奇怪な声と共に船体が大きく揺れた。

 

「怪獣が出たぞー!!」

 

「戦闘準備急げ―!!」

 

自衛官たちが慌ただしく走っていた。

 

 

 

?「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

イージス艦を襲っているのは右が大きく太く、左が小さく細い左右非対称のハサミを持った巨大なエビ型の怪獣『エビラ』だ。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

エビラは巨大な右のハサミでイージス艦の船体を殴っていた。

 

そんなエビラにイージス艦の127mm単装砲が向けられた。

 

「目標に照準よし!」

 

「撃ーーー!!」

 

127mm単装砲が火を噴いてエビラの命中し、爆煙が広がった。

 

「やったか?」

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

爆煙が晴れるとそこには傷一つないエビラがいた。

 

エビラの装甲ともいえる甲殻に127mm単装砲ですら効果はなかった。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

イージス艦に乗り上げたエビラはブリッジに向かって小さく細いハサミを向けた。

 

ハサミでイージス艦のブリッジを貫くつもりなのだ。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

歌が聞こえたかと思いきやガングニールを纏った響が現われてエビラをぶん殴った。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

ぶん殴られたエビラは海面に叩きつけられた。

 

響「いっっったぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~!!」

 

エビラを殴った手を抑えながら響は言う。

 

ギアを纏っているとはいえエビラの甲殻の硬さには流石に抑えられなかったようだ。

 

緒川『大丈夫ですか、響さん』

 

響「緒川さん…はい、なんとか」

 

通信に入ってきた緒川にそう言う響。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

殴られて海面に叩きつけられていたエビラが姿を見せる。

 

響「あんなに硬いからもしかしてって思ったけど…やっぱり効いてないか」

 

姿を見せたエビラに響はそう言う。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

殴られたのはいつ振りか…そうエビラは考えていた。

 

かつて自分を殴り飛ばしたのはこの世で一頭だけ…それがいま自身が仕える怪獣王だ。

 

自分の使命は多々良島(縄張り)に迫ってくる敵を撃滅することだ。

 

それをあの人間の小娘ごときに破られてなるものか。

 

エビラの怪獣としての誇りが付き動く。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

イージス艦に接近するエビラ。

 

響「そう簡単にはいかせてくれないよね」

 

構える響。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

一旦は海中に潜るがすぐに飛び出してきた。

 

響「あなたとここで争う気はない…でも邪魔をするなら…倒す!!」

 

右腕をドリルのように回転させてブーストし、エビラの懐に入った。

 

懐に入られたエビラは足で響を突き飛ばそうとする。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ドリル回転させた腕で足を破壊しながら向かっていく。

 

エビラの腹部に響のアームドギアである腕が入った。

 

エビラ「ギヤオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

殴られたエビラは回転しながら吹き飛んで行った。

 

響「よし!!」

 

勝ったと思った時だった。

 

?「ピイィィィィィエェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

?「クワワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

新たな怪獣が二体姿を現した。

 

一体は魚のような容姿をして頭には巨大な角のような背鰭を持った下半身は海中で見えないが前鰭部分が手のようになっているので二足歩行だろうと思われる怪獣『深海怪獣 レイロンス』ともう一体は恐竜のような姿をした二足歩行の怪獣『恐龍 チタノザウルス』だ。

 

響「嘘!?」

 

現われたレイロンスとチタノザウルスに響は驚く。

 

いくらシンフォギアでも一人じゃ3体も相手できないぞ!」

 

「だが122mmの弾丸すら効かない奴らだ!」

 

「だが少女一人に無茶はさせられん。新たに現れた怪獣に対潜水魚雷ならびに122mm単装砲を向けろ!」

 

緒川「待ってください!」

 

レイロンスとチタノザウルスの2体に照準を合わせようとした矢先に緒川が止めに入った。

 

レイロンス「ピイィィィィィエェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

チタノザウルス「クワワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

タノザウルスとレイロンスは海中に潜ったかと思いきやチタノザウルスはイージス艦の船底に回るとイージス艦を背負うように背中に乗せると泳ぎ始め、レイロンスはその前方を泳ぎ始めた。

 

響「な、なになに!?」

 

レイロンスとチタノザウルスの行動に響は驚いていた。

 

響「あ…」

 

先頭を泳ぐレイロンスの先に一つの島があった…多々良島だ。




作「ハイハイ…聞きましたよ。全く勝手に部屋入ってボツ企画持ってったの誰だよ…はぁ、何かダリーからあとよろしく」

零「おい!俺らは他作品のキャラだろ!!」

烈火「こんなところに呼び出さないでくださいよ…」

リュイ「さくひゃ…もう…ねてる…」

「「はやっ!?」」

烈火「どうします?」

零「しかたねーなぁ。あー、作者のバカは今必死になってセレナ編(?)を考えてるらしいから気長ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに待っててくれよ?」

烈火「では次回を…」

リュイ「おたの…しみに!」

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