戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第670話 勇者警察(ブレイブポリス)

ジェインとの戦いが終わって数日後…。

 

冴島「なるほど、これが並行世界に繋がるゲートか」

 

マリアが倒れていた場所から少し離れた場所に並行世界同士を繋げているゲートがあり、冴島はそれを見て言う。

 

クリス「あぁ。アタシらシンフォギアとリルみたいな規格外の怪獣じゃないと通ることが出来ないけどな」

 

未来「ゲート自体、目的が終わればすぐに消滅しちゃいますから、どのみち交流は無理だと思います」

 

冴島「そうですか。そちらの警察組織と交流が出来れば良かったのですが」

 

ゲートが特定の者にしか通ることが出来ず、異変が収まればすぐに消滅してしまうと聞いて残念がる。

 

調「それにしても、勇太くんたちは残念だったね」

 

切歌「見送りの日に限って事件と学校とはついてないデス」

 

今回見送りに来ているのは冴島のみで、勇太は学校に、デッカードたちは事件発生を聞いて出動しているためにいないのだ。

 

翼「仕方あるまい。彼らはこの世界の希望なのだから」

 

マリア「そうよ、それに彼だってね」

 

リル「かう!」

 

訳:うん!

 

 

 

首都の湾岸地区にある倉庫の一角が突如爆発する。

 

爆発した場所からずんぐりむっくりな姿をした人型で、両腕が大砲になっているロボットが現れた。

 

爆弾犯「くははは!みんな吹き飛んでしまえ!!」

 

ロボットのコックピットでロボットを操り、倉庫を破壊しながら爆弾犯は集まっている警察に言う。

 

?「そこまでだ、悪党!」

 

爆弾犯「来たか、ジェイデッカーであろうと叩き潰…」

 

声を聞いて構えたとき、白と黒のサイレンを鳴らしながら2台のパトカーが向かって来ていた。

 

「「チェーンジ!!」」

 

デッカード「ホールドアーップ!」

 

ダーク「ブレイブポリスだ!」

 

同時に変形し、警察手帳をパトランプを点灯させ、銃を向ける色違いのロボットーデッカードとダークデッカードは言う。

 

爆弾犯「で、デッカードが2人だと!?」

 

デッカードが2人現れたことに爆弾犯は驚いていた。

 

デッカード「これ以上の破壊は我々が許さん!」

 

ダーク「大人しく機体から降りるんだ、でなければ…」

 

爆弾犯に警告しつつ、トリガーに指を掛ける。

 

爆弾犯「デ、デッカードが2人いようと負けるかぁ!!」

 

デッカードとダークデッカードの警告を無視して爆弾犯は両腕から時限型の爆弾を発射する。

 

しかしデッカードが制式拳銃のトリガーを引いて発砲、爆弾を破壊する。

 

デッカードが爆弾を破壊した瞬間、ダークがトリガーを引いて発砲、爆弾犯が乗っているロボットの両腕それぞれに命中させ破壊した。

 

爆弾犯「な、なにぃ!?」

 

あっという間に武器を破壊されて爆弾犯は驚いているとデッカードとダークの2人が制式拳銃を向けていた。

 

デッカード「器物損壊及び爆発物取締法違反で!」

 

ダーク「現行犯逮捕だ!」

 

爆弾犯「ト、トホホ…」

 

2人に迫られて爆弾犯は観念してお縄についた。

 

それを見て2人は互いに顔を見合わせて、親指を立てて事件解決を喜ぶ。

 

デッカード「彼女たちは帰ったかな」

 

事件が解決して、2人はデッカールームで見送りができなかったマリアたちのことを話していた。

 

ダーク「帰っただろうな。話によればゲートは異変が収まればすぐに消滅してしまうらしいからな。だが…」

 

デッカード「だが?」

 

ダーク「また会える気がする。お前もそうなんじゃないのか?」

 

デッカード「ふっ、あぁ。そうだな」

 

ダークの言葉を聞いて肯定するデッカードだった。

 

 

 

ジェインによるバイオテロとダークデッカードを使った世界征服をその世界を守る勇者たちと共に協力して、阻止したマリアたち。

 

しかし、この事件がこれから起こる世界を巻き込んだ恐怖(バイオテロ)との戦いのほんの入り口でしかないことを彼女たち(シンフォギア)とリルはまだ、知らない。

 

その前にそら(宇宙)から一大勢力が着実に地球に迫っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「もうすぐ会えるぞ、兄者」


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