戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第672話 降伏勧告/侵攻作戦会議

スペース『全地球生命に警告する。無駄な抵抗はせず、即刻降伏せよ。俺は宇宙大怪獣帝国大帝にして、大怪獣 ゴジラの息子、スペースゴジラだ!』

 

突如としてメインスクリーンに映し出されたガウに似た少年ー宇宙大怪獣帝国大帝『スペースゴジラ』は名乗る。

 

響「ガウくんの…息子!?」

 

エルザ「そんなバカな!?」

 

ガウの息子と名乗るスペースに響とエルザは驚く。

 

弦十郎「どうなっている!!」

 

突然に映し出されたスペースの姿に弦十郎は何が起きているのかと確認する。

 

藤尭「電波ジャックによる強制介入です!」

 

友里「司令!各国トップの端末ならびに一般人の持っている端末にも同様の声明が流れているそうです!!」

 

クリス「世界中に流してるのか!?」

 

世界中で、電波ジャックによる強制介入で映像が流されていると報告が上がり、驚く。

 

スペース『抵抗するならば抵抗せよ。ただし、その時は我が軍団により地球の生物は皆滅びるであろう。誰一人として生かす気は無い。その証拠に…』

 

脅しを掛けてきたスペースが言うと映像が切り替わった。

 

未来「なに、あの数…!?」

 

映像は冥王星海域に切り替わり、映し出されたのは人工衛星からの報告とは比べ物にならない規模の宇宙艦と宇宙怪獣たちの姿だった。

 

スペース『すでに我が軍の主力が到着しつつある。抵抗したところで、勝ち目など無い』

 

再び映像が戻るとスペースは言う。

 

スペース『とは言え、お前たちも時間がいるだろう。我が配下であるサンドロスを倒したお前たちに褒美として、特別に24時間の猶予をやる。24時間後、返事を聞かせてもらう。より良い返事を期待する』

 

余裕の顔をしながらスペースは地球に対し、24時間の猶予を与えると言うと映像が切れた。

 

弦十郎「宇宙大怪獣帝国…」

 

緒川「冥王星の人工衛星を破壊したのも彼ら…」

 

人工衛星を破壊した犯人が宇宙大怪獣帝国の仕業と悟る。

 

藤尭「数の規模がおかし過ぎる…ざっと映像に映ってた宇宙艦だけでも数十万どころじゃない、下手したら数千万はいた!」

 

映像に映し出された冥王星に集まる宇宙大怪獣帝国の勢力に藤尭は言う。

 

人工衛星からの報告では宇宙艦と宇宙怪獣たちを合わせて数十万だった、しかし現在は宇宙艦だけで数千万はいたからだ。

 

友里「それに、あのサンドロスが部下だったって言ってたわよね」

 

エルフナイン「それだけ、あのスペースゴジラの実力が上っということでしょうか…」

 

大々的に地球侵攻に乗り出した『異形生命体 サンドロス』が、宇宙大怪獣帝国の尖兵でしかないと聞いてスペースゴジラの実力がそれより上であると考える。

 

調「あんな数で攻められたら、リルくんたちがいても勝てないよ」

 

いくら地球怪獣たちや自分たちシンフォギアが加わってもあれだけの数を防ぐことは事実上不可能なの目に見えていた。

 

切歌「どうなっちゃうデス?」

 

翼「少なくとも世界中が混乱するだろうな」

 

翼の言葉は事実となった。

 

このスペースゴジラによる地球に対する降伏勧告は世界中の報道が報じた。

 

圧倒的大艦隊と怪獣たちを見せられて世界は混乱、降伏派と主戦派で世論は分かれていた。

 

日本は降伏派と主戦派の世論対立を鑑みて公には中立の立場を取ると公表した。

 

しかし、この中立の立場を国民に非難された。

 

理由としてはサンドロス戦での戦力がまだ回復していないために度重なる超異常事件で自衛隊の戦力はガタガタであったが、いまだに三式機龍、MOGERA、メーサー兵器群は健在で、また日米同盟よりも強力な同盟である日怪連合があるからだ。

 

日本の戦力は現在弱体化の一途を辿る米国を除き、ロシア、UEに次ぐ戦力を保有している、もし宇宙大怪獣帝国と開戦となれば、期待できる戦力として積極的に戦わなくてはならなかった。

 

 

 

地球が混乱を極めている頃、冥王星海域には着々と宇宙大怪獣帝国の主力が到着していた。

 

その集まった艦艇と宇宙怪獣の中で、どの艦艇や宇宙怪獣よりも巨大な戦艦―宇宙大怪獣帝国総旗艦『ガルバスター級超弩級宇宙戦艦 ガルバスター』があった。

 

ヴィズ「大帝」

 

ガルバスターのとある船室に軍服のような服を着た人物、ヴィズがドアをノックする。

 

スペース「ヴィズか。何用だ?」

 

ドアの置くからスペースの声が聞こえ、ヴィズに要件を聞く。

 

ヴィズ「六王並ビニ、二将軍ガ到着イタシマシタ」

 

スペース「そうか。すぐに出る」

 

ヴィズの報告にスペースはそう言う。

 

数分後、船室から出てきたスペースはヴィズを引き連れてある部屋に入った。

 

部屋には円卓状の机があり、それを取り囲むように様々な人間たちが座っていた。

 

ケンタウロスのように下半身が四足、上半身は割れた腹筋があり、頭にはカラフルな髪飾りをした男性。

 

少しポッチャリした顔だが、鍛えられた肉体が服の上からでも分かる両肩に大きな角のような突起物がある男性。

 

8人の中で1番背が低く、髪全体が白く、前髪で目が隠れている少年。

 

8人の中で1番背が高く、両腕を組んで円卓に足を乗せている男性。

 

忍者のような装束に身を包み、肩にコウモリを乗せている男性。

 

白地に蒼い模様があり、左目に眼帯をした鳥人間のような宇宙人。

 

スラリとしたナイスバディと言って良い体型をし、竜のような顔をし、両手には竜の装飾が施された手甲をした女性。

 

怪獣然とした姿で、赤いクリスタル状の突起と黒いボディが特徴的な人物だった。

 

スペース「全員揃っているな。では、地球攻略の作戦会議を始めるぞ」

 

?「ソノ前ニ陛下。オ聞カセ願イタイ」

 

スペースがそう言うと1人の怪獣然とした姿で、赤いクリスタル状の突起と黒いボディが特徴的な人物が口を挟んだ。

 

ヴィズ「ザウラー!ニ将軍デアリ、地上攻撃軍司令官トハ言エ陛下ニ質問ナド…」

 

スペース「構わん。なんだ、ザウラー」

 

口を挟んだ人物ー宇宙大怪獣帝国ニ将軍の一角にして地上攻撃軍司令官で『恐竜戦士 ザウラー』を咎めようとしたヴィズをスペースは黙らせて、質問を許した。

 

ザウラー「地球ハ宇宙船スラ持ッテオラズ、コノ天ノ川銀河ノ辺境中ノ辺境。スデニ陛下自ラ降伏ヲ促シタノナラ、オノズト帝国ノ支配下ニ収マルノデハナイノデスカ?」

 

宇宙船どころかいまだに自由な宇宙への往来ができる技術を持っていない地球が戦うことなく、帝国の支配下になるのではと聞きつつ、何のための侵攻作戦会議なのかと問う。

 

長身の男性「確かにな。あんな田舎星、俺様1人で皆殺しにしてやれるぜ?」

 

ポッチャリの男性「ふん、貴様1人では荷が重かろう。この老骨が1つ手を貸してやろう」

 

ザウラーが質問すると円卓に足を乗せていた長身の男性が続けて言いながら余裕の顔で言い、それをポッチャリ顔をの男性が皮肉っぽく言う。

 

長身の男性「あ?今何つった、ジジイ!」

 

ポッチャリ顔の男性に言われてキレた長身の男性は足を降ろして円卓を殴る。

 

その音に白髪の少年はビックっとする。

 

それを見た竜の女性が頭を撫でながら優しく落ち着かせる。

 

ケンタウロス「陛下の御前だぞ!喧嘩をするなら他所でやれ、ガモス、ブラックエンド!!」

 

一足触発の長身の男性こと宇宙大怪獣帝国六王『残酷怪獣 ガモス』とポッチャリ顔の男性こと同帝国六王『円盤生物 ブラックエンド』にケンタウロスの男性が言う。

 

ガモス「チッ」

 

ケンタウロスの男性に止められて舌打ちするガモス。

 

ブラックエンド「やれやれ、血気盛んじゃのぅ」

 

舌打ちしたガモスに聞こえないようにブラックエンドは言う。

 

忍者のような男性「あまりガモスを挑発するな、ジーさん」

 

ガモスに聞こえないように言っていたブラックエンドに忍者のような男性が言う。

 

ブラックエンド「主も相変わらず地獄耳じゃのぅ、ムルロア」

 

忍者のような男性こと同帝国六王『宇宙大怪獣 ムルロア』にブラックエンドは言う。

 

ムルロア「地獄は余計だ」

 

ブラックエンドに言われてムルロアは言い返す。

 

白髪の少年(こ、怖かったぁ…)

 

ガモスとブラックエンドの一足触発の場面に白髪の少年は正直にそう思っていた。

 

竜の女性「大丈夫よ、マーゴドン。仲間同士の私闘をしたら陛下が黙ってないわ」

 

白髪の少年こと同帝国六王『冷凍怪獣 マーゴドン』に竜の女性は優しく言う。

 

マーゴドン「そ、そうですよね…ルガノーガーさん、ありがとうございます」

 

竜の女性こと同帝国六王『凶獣 ルガノーガー』にマーゴドンは言う。

 

ルガノーガー「うふふふ、気にしないで。貴方はあのバカドロスの跡を継いで日が浅いんだから緊張しないでね」

 

バカドロスことサンドロスの後釜として六王になって緊張しているマーゴドンにそう言うルガノーガー。

 

マーゴドン「は、はい!」

 

ルガノーガーに言われてマーゴドンは頷く。

 

鳥人間のような宇宙人「貴様ら、いい加減にしろ!陛下が喋れんだろうが!!」

 

騒ぎ始めた六王に鳥人間のような宇宙人が怒鳴る。

 

ザウラー「ヴァロルド、オ前モ十分ニ煩イ」

 

鳥人間のような宇宙人こと宇宙大怪獣帝国宇宙攻撃軍司令官『分身宇宙人 ガッツ星人・ヴァロルド』にザウラーは言う。

 

ヴァロルド「す、すまん」

 

ザウラーとヴァロルドは盟友同士で、言われたヴァロルドは謝る。

 

スペース「ふん、構わさんさ。それで、ザウラー。さっきのはいい質問だ。この場にいる全員がザウラーと同じ意見だろう。だが、奴らは必ず開戦する。そういう種族なんだよ、地球人ってのは」

 

ザウラー「ソレハ、地球人ガ他種族ニ偏見ヲ持ッテイルット言ウ事デスカ?」

 

見解を答えるスペースにザウラーは聞き返す。

 

スペース「その通りだ。納得したか?」

 

ザウラー「理解シマシタ」

 

聞き返したザウラーはスペースが質問を肯定すると納得する。

 

スペース「他に聞きたいことがある奴がいれば聞いてくれて構わん」

 

スペースがそう言うが誰1人として聞きたがる者はいなかった。

 

スペース「いないなら始めるとしようか」

 

不適に笑いながらスペースは会議を始めさせるのだった。

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