戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第680話 北米大陸防衛戦(前編)

外では既に帝国軍のヴァルゼーズ級宇宙戦艦・ベルバスト級宇宙重巡洋艦・バルバスファ級宇宙駆逐艦からなる攻撃艦隊による地上攻撃が行われていた。

 

地上に展開していた地球軍も対空砲などで迎撃を試みるも帝国軍の軍艦の装甲に弾き飛ばされて効果が無かった。

 

ダークバルタン「地球軍、今回は早めに展開していたか。だが、我ら帝国軍にはどれだけいようと虫けらは虫けらだ!全艦、地球地上軍を徹底的に叩き潰せ!!」

 

第二次降下艦隊所属第一攻撃艦隊旗艦『ヴァルゼーズ級宇宙戦艦番艦23334番艦 メタモルフォーザー』の艦橋にて少々黒ずんだ色をしたセミに似た顔を持ち、ザリガニを思わせる大きいハサミ状の手をして『超科学星人 ダークバルタン星人』が指示を出すとヴァルゼーズ級の艦艇部に装備された主砲『490mm三連装陽電子ビーム砲塔』が地上の方に砲を向けるとビームを発射する。

 

着弾し、爆発する地面と共に吹き飛ばされる兵士、対空砲やロケット発射車両の命中して爆発に飲み込まれていた。

 

メタモルフォーザーに続くようにベルバスト級宇宙重巡洋艦の艦首に2基装備された主砲『艦首三連装陽電子ビーム砲』とバルバスファ級宇宙駆逐艦の主砲『大口径単装陽電子ビームカノン砲塔』のビームと艦首の甲板にある18門あるセルからロシア海軍のスラヴァ級ミサイル巡洋艦を撃沈した『高速火炎爆破弾』が発射されて次々に地球軍を襲いかかる。

 

帝国軍の宇宙艦艇の攻撃に地球軍は手も足も出ずに兵器は破壊され、兵士は命を散らしていく。

 

ダークバルタン「フォッフォッフォフッフォッフォフォッフォッフォッフォッフォッフォッ!見ろ、地球軍など恐るるに足りず!宇宙にまともに出られぬ劣等種族に我々帝国軍が敗北することなどありはしないのだ!!」

 

一方的な戦闘を見てダークバルタンは高笑いする。

 

ダークバルタン「後方に待機している揚陸部隊に打電だ!地上を制圧させるのだ!!」

 

高笑いて、ダークバルタンは次なる指示を出す。

 

 

 

第一攻撃艦隊が攻撃している位置から数百km上空にバルバスファ級宇宙駆逐艦とギャラガス級宇宙軽巡洋艦に護られた1万隻のポルタヴィオン級揚陸母艦がいた。

 

甲板にガルシア級揚陸艦を載せている艦の他に一隻でポルタヴィオン級の甲板(ポルタヴィオン級の全長405.1M)からはみ出す様に占領しているほどの巨大艦を載せている艦もあった。

 

?「あ、ドルチェンコ~!ダークバルタン艦隊司令から入電よ~♪地上制圧しろって~♪」

 

旗艦らしきポルタヴィオン級の艦橋の通信機前で、オネエ語で宇宙人が言う。

 

ドルチェンコ「カマチェンコ!何度言ったら分かるんだ!俺は艦長って呼べよ!」

 

オネエ語で話してきた宇宙人『知略宇宙人 ミジー星人・カマチェンコ』に同艦の艦長『知略宇宙人 ミジー星人・ドルチェンコ』は怒って言う。

 

ドルチェンコ「おい、ウドチェンコ!降下開始だ!ガラウォン艦隊を降下させろ!!」

 

ウドチェンコ「ア、アイアイサー!」

 

ドルチェンコに指示されてポルタヴィオン級の操舵を任されている『知略宇宙人 ミジー星人・ウドチェンコ』は返事をして舵を動かす。

 

ウドチェンコの操舵された『ポルタヴィオン級揚陸母艦1330番艦 ガラウォン』率いる1万隻のポルタヴィオン級が降下を開始した。

 

雲を抜けてポルタヴィオン級の大艦隊がダークバルタン指揮のメタモルフォーザーを旗艦とした第一攻撃艦隊の頭上に到着した。

 

カマチェンコ「艦長~!ガルシア級とガレアツァ級の発艦準備出来たわよ~♪」

 

ドルチェンコ「そうか。では…全艦、発艦!!」

 

カマチェンコの報告を聞いてドルチェンコは叫ぶ。

 

ドルチェンコの指示を聞いてポルタヴィオン級に載せられていたガルシア級揚陸艦とポルタヴィオン級より長く巨大な艦『ガレアツァ級大型揚陸艦』が浮上して地上へ向かっていく。

 

降りてくる2種の揚陸艦に向かって地球軍は対空砲やロケット砲で迎え撃つが、ガルシア級とガレアツァ級の両揚陸艦の装甲の前に弾かれてしまい、着陸を許してしまった。

 

先に着陸したガルシア級揚陸艦からスペルグフJ型とサバール5型が降りて来て装備している武装で地球軍を攻撃する。

 

後から着地したガレアツァ級は側面が開くと中から唸り声が聞こえてきた。

 

米軍兵士「ま、まさか!?」

 

唸り声を聞いて近くにいた兵士たちは恐怖を顔に滲ませる。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

ガレアツァ級から最初に降りて来たのは背中に無数の棘を生やし、短く細い両手をした怪獣『宇宙怪獣 ベムラー』だった。

 

ベムスター「キュルアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ベムラーが降りたのを皮切りに腹部に五角形の模様のような口を持つ鳥型の怪獣『宇宙大怪獣 ベムスター』。

 

モンスアーガー「クワガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

赤い体に、頭に青い皿を持った怪獣『破壊獣 モンスアーガー』。

 

ディノゾール「ギガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

首が長い竜のような姿をした怪獣『宇宙斬鉄怪獣 ディノゾール』。

 

エレキング「キイィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

白地に黒模様の体色が特徴で、本来の動物なら眼がある場所に常に回転する三日月形の角がある怪獣『宇宙怪獣/放電竜 エレキング』。

 

アストロモンス「キリュアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

腹部に花を付け、右腕は鞭、左腕が鎌となっている怪獣『宇宙大怪獣 アストロモンス』。

 

ドラコ「ギガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

両腕が鎌になていて、背中に薄い羽根を付けている怪獣『彗星怪獣 ドラコ』。

 

コッヴ「クウォオォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

ドラコより長く鋭利な鎌となっている両腕、甲冑のような頭をし、腹部には菱形の光結晶がある怪獣『宇宙戦闘獣 コッヴ』。

 

パズズ「ゴルジュオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

頭部に山羊のような角が特徴の怪獣『宇宙雷獣 パズズ』。

 

キシアダー「ガルシュオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

肉食恐竜を思わせる王道の怪獣の姿をしている怪獣『合成獣 キシアダー』。

 

マグダダー「ギガラアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

最後に、今まで降りて来た宇宙怪獣たちの中で一番の巨体を誇り、両手に鋭い鍵爪、頭に大きな角を持ち、口から牙が4本出ている怪獣『処刑怪獣 マグダダー』が降りて来た。

 

他のガレアツァ級からも様々な宇宙怪獣たちが地球の大地に降り立った。

 

米軍兵士「う、宇宙怪獣だぁ!!!」

 

降りて来た宇宙怪獣たちを見て1人の兵士が叫んだ。

 

それと同時に戦車などの大型兵器が砲撃して宇宙怪獣たちを攻撃する。

 

しかし、宇宙怪獣たちは全く意に返さず光線や火炎、爪などの武器で次々に破壊していく。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

ベムラーは口から青白い熱線『ペイル熱線』を吐いて地球軍を攻撃する。

 

ベムラー「!」

 

ペイル熱線を吐き終えたベムラーは上を見上げるとアメリカ空軍主力戦闘機『F-35 ライトニングII』(以後「F35A」)が数十機の編隊が向かってきているのが見えた。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

向かってくるF35Aを見つけて雄たけびを上げるとペイル熱線を吐き出した。

 

ベムラーのペイル熱線をF35Aは編隊を維持したまま回避する。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

攻撃を回避されてベムラーは悔しがるように鳴く。

 

悔しがるように鳴いているベムラーにF35Aの6機編隊が向かう。

 

ベムラーに狙いを定めているF35Aは頭上へ着くと内部天井と内側扉裏側に1ヶ所ずつ備えられている爆弾倉(ウェポンベイ)を開き、JDAMを2発ずつ計12発落とした。

 

JDAMが着弾して、ベムラーを爆発が包み込んだ。

 

パイロットA「どうだ、宇宙怪獣!」

 

爆発に包み込まれたベムラーを見てパイロットの1人がそう言った時だった。

 

黒煙を貫くように青白い熱線が飛んできて6機のF35Aの内、右側を飛んでいた3機を飲み込んだ。

 

青白い熱線に飲み込まれた3機は空中で爆発してバラバラになってしまった。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

黒煙が晴れて無傷のベムラーが雄たけびを上げていた。

 

隊長「くそっ、やはり効いていないか。各機、もう一度アタックを…」

 

薄々気づいていたのか、隊長らしきパイロットがベムラーにJDAMが効いていないのを見てそう言っている時だった。

 

パイロットB『隊長!頭上敵機!!』

 

隊長「!?」

 

部下からの報告を聞いて咄嗟に上を見ると太陽を背にして戦闘機―帝国軍の戦闘機であるディノルヴァが2機、急降下してきた。

 

急降下してきた2機のディノルヴァは機首に搭載されている30mm陽電子ビーム機関砲を発砲した。

 

隊長「か、回避!!!」

 

ディノルヴァの襲来に驚きながらも回避を指示して操縦桿を動かして回避する。

 

しかし1機だけ間に合わず、撃ち抜かれてしまい撃墜されてしまった。

 

隊長「くそ!敵の航空機まで出てくるのかよ!!」

 

スペルグフ・サバ―ル・宇宙怪獣たちだけでなく、戦闘機であるディノルヴァまで現れたことに毒づく。

 

パイロットC『隊長!各隊、敵機の襲撃を受けて地上援護が不可能のようです!!』

 

隊長「shit!!」

 

各隊もディノルヴァの襲撃で地上への援護が不可能になったと聞いて毒づく。

 

パイロットC『どうします、隊ちょ、うわっ!!!』

 

どうするかと指示を仰いでいたパイロットのF35Aの上空からビームが降り注ぎ、コックピットを貫かれて爆発した。

 

隊長「なに!?」

 

部下の機体が撃墜されたのを見て驚いていると後ろから別のディノルヴァが3機接近していた。

 

ロックオンされたのか、アラートがコックピット内に響き渡る。

 

隊長「くそ!!」

 

ここまでかと思っていたその時だ。

 

?「Killter Ichaival tron……」

 

隊長「歌?」

 

突然戦場に響いてきた歌。

 

同時に自身を追いかけていた3機のディノルヴァの内、2機が光線と無数に飛んできた小型ミサイルにより被弾して、空中で爆発し撃墜された。

 

隊長「今のは!」

 

光線と小型ミサイルを見て隊長は後ろを見ると西洋の竜のような姿に、両腕が鎌になっている怪獣、『超古代竜 メルバ』とその横に大型ロケットに乗っている赤い鎧を身に纏った少女、『雪音 クリス』が飛んできていた。

 

さらに後ろから別個体のメルバを始め様々な地球怪獣たちがディノルヴァと空中戦を展開していた。

 

バードン「グルギュワアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

派手な色の体色、顔の左右に頬袋を持った鳥の怪獣、『火山怪鳥 バードン』。

 

アリンドウ「ギリャアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

羽アリをそのままの姿をした怪獣『大羽蟻怪獣 アリンドウ』。

 

リトラ「キュアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

現代の鳥にも似た姿をした怪獣、『原始怪鳥 リトラ』

 

キングゼミラ「ミイィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

アブラゼミの怪獣、『蝉怪獣 キングゼミラ』。

 

チャンドラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

蝙蝠にも似た姿の怪獣、『有翼怪獣 チャンドラー』。

 

ガゾート「ギュワアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

魚の開きにも似た姿の怪獣、『変形怪獣 ガゾート』などの空軍の地球怪獣たちだった。

 

隊長「シンフォギア!地球怪獣軍団!!」

 

上空と地上を見て、最大の援軍が駆けつけてくれたことを隊長は愛機のコックピット内で喜んで叫ぶ。

 

地上でも地球軍を攻撃していた宇宙怪獣たちはその攻撃を止めて、同じ方向を見た。

 

その先には土煙が盛大に上がっており、戦場に向かってきていた。

 

土煙の正体、それは陸軍の地球怪獣たちが走って向かっていたのだった。

 

パワードゴモラ「ギイィィィシャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

先頭を行くは地球怪獣軍団米国方面軍を預かる『古代怪獣 パワードゴモラ』である。

 

フライグラー「ギュルワアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

パワードゴモラと同じ位置で、上空にいるのトビウオに似た姿の怪獣,

 

カナダ方面軍を預かる『飛び魚怪獣 フライグラー』である。

 

2体はアメリカとカナダを見張る存在であるが、今回は北米大陸を帝国軍侵攻してくると予想したために両軍を統合していたのだ。

 

宇宙怪獣たちに向かっていき、宇宙怪獣たちの前で止まった。

 

両者がにらみ合う。

 

パワードゴモラ「ギイィィィシャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

フライグラー「ギュルワアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

パワードゴモラとフライグラーの両怪獣が号令の雄たけびを上げると率いられてきた地球怪獣軍団が一斉に宇宙怪獣軍団へ突撃を開始する。

 

宇宙怪獣たちも迎え撃たんと地球怪獣軍団へ向かっていく。

 

40M越えの巨大生物同士の大乱闘が勃発、今ここに北米大陸攻防戦の幕が切って落とされたのだった。

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