戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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遂に第二次降下作戦を開始した宇宙大怪獣帝国。

目標である北米の穀倉地帯を奪い取るべく戦力を降下させる。

一方、地球軍も対抗策を講じて北米に戦力を集めていた。

しかし、敵のワープジャンプによる奇襲攻撃の前に出鼻を挫かれてしまう。

さらに確認されていた兵器群だけでなく、宇宙怪獣たちも地球の大地に降り立った。

圧倒的大戦力を送り込んだ帝国軍に地球人類軍は瓦解の一途を辿る。

だが、そんな時に彼らは来た。

地球(故郷)を守るために立ち上がったのだ。


第681話 北米大陸防衛戦(後編)

藤尭「装者及び地球怪獣軍団原着を確認!」

 

友里「降下した帝国軍所属の宇宙怪獣と交戦状態に入りました!!」

 

S.O.N.G.のテントにて藤尭と友里が響たちシンフォギア装者とパワードゴモラ、フライグラー率いる地球怪獣たちが降下した宇宙怪獣たちと交戦状態(大乱闘)に入ったことを言う。

 

弦十郎「最初の出鼻は挫かれたが、ここからが本当の戦いだ!!」

 

両腕を組んだ状態の弦十郎はそう言う。

 

 

 

響「うわー…こんなに宇宙怪獣が来るなんて…」

 

今まで宇宙怪獣を相手にしてきたことはあったが、一度になん十種類(総頭数は数百)はいるであろう宇宙怪獣を見たのは初めてであった。

 

クリス「流石は宇宙大怪獣帝国ってとこだな。だが、アタシらの目的は宇宙怪獣(コイツら)じゃない!」

 

未来「うん、私たちは帝国軍のミサイルを落とすこと!」

 

今回のシンフォギアの役目を改めて言う2人。

 

この戦いでのシンフォギア装者の役目は今までの怪獣と協力して敵を撃破することではなく、帝国軍の使用する高速火炎爆破弾の対処である。

 

高速火炎爆破弾は地球軍の用いる迎撃ミサイルでは全く追いつけず、戦闘機をフルスピードにしてようやく追いつけるレベルである。

 

だが常人がそんな加速のGに耐えられるわけがなく、つまり発射されれな追いつくことは困難を極めていた。

 

対処としては発射する母艦(バルバスファ級宇宙駆逐艦)ごと破壊するしかないが、帝国軍の使用する武器は地球軍の兵器では破壊が不可能なほど堅牢である。

 

その為、迎撃は発射された後ギアにより常人では失神してしまうGにも耐えられる響たちが迎撃するしか選択肢が無かったのだ。

 

クリス「地上は地球怪獣たち任せて、アタシらは駆逐艦を見つけるぞ!」

 

クリスの言葉に響と未来は頷き、バルバスファ級を探しに向かうのだった。

 

 

 

響たちがバルバスファ級捜索を開始した時、地上では40M級の巨体を持つ生物同士の乱闘が勃発していた。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

相手に向かってペイル熱線を発射するベムラー。

 

しかし、熱線は相手には命中せずに歪曲して外れてしまった。

 

ベムラーが相手にしている地球怪獣は巨大な赤い山のような姿で、緑色の肌で、頭部が恐竜の頭骨に似ており、その鼻先にはオレンジ色の角を持っていた。

 

高温・高熱で地球怪獣軍団ではトップクラスである『灼熱怪獣 ザンボラー』の同族ではあるが異なる進化を遂げている『灼熱怪獣 パワードザンボラー』である。

 

パワードザンボラーはザンボラーとは違い、自在に熱波を操る能力があり、ベムラーのペイル熱線は熱によって発生する大気の歪みでねじ曲がってしまったのだ。

 

パワードザンボラー「ガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

雄たけびを上げて、パワードザンボラーは角を向けて突進する。

 

ベムラー「ギギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

迎撃しようとベムラーはペイル熱線を連射するが、パワードザンボラーの熱により全て外されてしまった。

 

ペイル熱線を掻い潜ったパワードザンボラーはそのままベムラーに自身の角を口に突き刺して喉を貫いた。

 

ベムラー「ギギャアァァァァァ…………」

 

角を口に突き刺され、喉を貫通されたベムラーはピクピクと小刻みに動いていたが、すぐに動かなくなった。

 

パワードザンボラー「ガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

動かなくなったベムラーを見てパワードザンボラーは角を振り回して、ベムラーを放り投げた。

 

空を舞ったベムラーの体はそのまま勢いよく地面に叩き付けられて、傷口から大量の血が流れ出ていた。

 

パワードザンボラー「ガアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

ベムラーを倒したパワードザンボラーは次の相手を探しているとその真横から突進してくる影が1つあった。

 

パワードザンボラーの放つ熱などお構いなしに突っ込んでくるのは長い牙と鼻を持った三本足のゾウ型怪獣だった。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

パワードザンボラーに突進した怪獣は『象怪獣 ファンダス』である。

 

パワードザンボラー「ガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

ファンダスの突進を喰らい、パワードザンボラーは数Mほど吹き飛ばされるが、何とか踏ん張って見せる。

 

パワードザンボラーが反撃しようとした時、上空から新たな影が接近していた。

 

ファンダスと同じく、パワードザンボラーの熱などお構いなく突っ込んで、脚の爪で攻撃してきた。

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

プテラノドンに似た怪獣『翼竜怪獣 クワァイラス』である。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ファンダスが突進してパワードザンボラーの攻撃を押しとどめ、クワァイラスがガラ空きとなった背後から攻撃するというコンビネーションを繰り出す。

 

パワードザンボラー「ガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

コンビネーション攻撃を繰り出す2体にパワードザンボラーは熱波をさらに上昇させる。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

しかし、2体は全く熱を気にするそぶりを見せず、パワードザンボラーを攻撃し続けた。

 

2体の攻撃にパワードザンボラーの体力は徐々に減っていく。

 

そんな中で、ファンダスの足元の地面に亀裂が入ったかと思いきや突如隆起して、ファンダスを空へ突き飛ばした。

 

空へ突き飛ばされたファンダスは空中にいたクワァイラスと激突して地面にたたきつけられた。

 

ファンダスがいた地面から2種類の怪獣が姿を現した。

 

パワードケムラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

1体は顔つきは爬虫類的で、頭部はドクロのようにごつごつしており、下あごから牙が大きく突き出している怪獣『毒ガス怪獣 パワードケムラー』。

 

パワードガボラ「ガルウォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

もう1体は頭部が嘴のようになっており、鋭い爪を持った2足歩行の怪獣『ウラン怪獣 パワードガボラ』である。

 

パワードケムラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

パワードガボラ「ガルウォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ザンボラーを少し心配した後、もつれあうファンダスとクワァイラスにパワードケムラーは二股の尻尾の先から黄色い毒ガス『ブラッドガス』を、パワードガボラは嘴状にしていた殻を開いて顔を覗かせ、口からウラン光線を吐き出した。

 

2体の怪獣の攻撃が命中しかけた時、クワァイラスとファンダスが一つになったかと思いきや突然空へ飛んで攻撃を回避した。

 

ファンダスの体にクワァイラスの体、ファンダスの鼻がクワァイラスの首になり、口元にはファンダスの牙が生えた三本足のドラゴンの姿をしていた。

 

ダバラン「バルウォキシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

ファンダスとクワァイラスが合体して誕生する怪獣『合体怪獣 ダバラン』は雄たけびを上げて降り立った。

 

ダバラン「バルウォキシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

降り立ったダバランは眼からは怪光線を発射する。

 

パワードガボラ「ガルウォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ダバランの怪光線をパワードガボラがウラン光線を吐き出して相殺する。

 

パワードケムラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

その隙にパワードケムラーが再度ブラッドガスを発射する。

 

ダバラン「バルウォキュアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

ダバランはブラッドガスを受ける前になんとファンダスとクワァイラスに分離して回避した。

 

「「!?」」

 

これにはパワードケムラーとパワードガボラは驚いてしまう。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!」

 

空中で分離したファンダスは勢いよくパワードケムラーに向かって落下する。

 

パワードケムラー「ガルガアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

落下してくるファンダスにパワードケムラーは自身の背中を覆う甲羅で防御しようとする。

 

だがファンダスは7万tという重量を利用した降下で、パワードケムラーの弱点である甲羅の付け根(臀部付近)にある脳ごと甲羅を押しつぶした。

 

パワードケムラー「ガルガアァァァァァ……………」

 

弱点である脳を潰されたパワードケムラーはその場に倒れて動かなくなってしまった。

 

パワードケムラーを倒したファンダスは次にパワードガボラの方を向く。

 

その瞬間にパワードガボラは甲羅を閉じて顔を覆い、弱点である顔を守ろうとしていた。

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

だが、そこへクワァイラスが飛んできてパワードガボラの殻の一部を脚で掴み、無理矢理抉じ開けようとする。

 

パワードガボラ「ガルウォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

それを防ごうと両手の爪でクワァイラスを攻撃しようとするパワードガボラだったが…。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」

 

それを防ぐようにファンダスが眼から怪光線を発射して、パワードガボラの爪を破壊してしまう。

 

爪を破壊されて、攻撃手段を失ったパワードガボラは殻を抉じ開けようとするクワァイラスを振り払おうとするが、クワァイラスも離されまいと脚に力を入れてガッシリと掴んでいた。

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

離されまいとしていたクワァイラスが雄たけびを上げると遂にパワードガボラの殻の一部が千切れた。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!」

 

クワァイラスが千切って空いた隙間にファンダスは怪光線を発射した。

 

パワードガボラ「ガルウォォォォォォ……………」

 

弱点の顔を攻撃されてパワードガボラはヨロヨロとなって倒れて動かなくなった。

 

ファンダス「バルウォオォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」

 

クワァイラス「キシャアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

パワード怪獣3体を撃破したファンダスとクワァイラスの雄叫びが上がった時だ。

 

2匹に迫り来る殺気。

 

すぐにその殺気の方を向いて対処しようとした時、2体の意識は消えたのだった。

 

パワードゴモラ「ギイィィィシャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 

2匹の意識もとい姿を消滅させたのは地球怪獣軍団米国方面軍司令官で、統合軍司令官『古代怪獣 パワードゴモラ』の『超振動波』である。

 

パワードゴモラの超振動波を喰らったファンダスとクワァイラは一撃で撃破されたのだ。

 

パワードゴモラ「グルルルル…」

 

2匹を倒したパワードゴモラはその先にある爆煙を睨むとそこには巨大な影があった。

 

マクダター「ギガラアァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

雄叫びを上げて爆煙を払ったのはマクダターであった。

 

パワードゴモラ「ギイィィィシャアァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

体格で10倍以上はあるマクダターにパワードゴモラは果敢に立ち向かうのであった。

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