戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第690話 アジア・オセアニア戦(開戦)

日本国大陸北京州(旧中国首都・北京)、ここに陸上自衛隊とロシア陸軍、S.O.N.G.、地球怪獣軍団のアジア方面連合軍が展開していた。

 

理由は衛星や熱源センサーなどのありとあらゆるセンサーにより、帝国軍の第三次降下作戦参加艦隊がアジア・オセアニア方面に襲来することが判明したためだ。

 

大陸は元々中国と呼ばれる国であったが、パヴァリア光明結社統制局長『アダム・ヴァイスハウプト』の放ったノイズ怪獣『ノイズシビトゾイガー』が合体した『ノイズゾイガー』と『ノイズドビシ』が合体した『ノイズカイザードビシ』の攻撃で政権は崩壊。

 

国連会議で朝鮮と共に廃国が決定し、残された領土は日本国とロシアで分けられている。

 

(余談:台湾は日本の領土内に入るが独立国として認められている)

 

その為に領土として持っている日本・ロシアが迎撃のために連合を組んでいるのだ。

 

地球怪獣軍団も帝国軍迎撃のために陸軍第一師団と第二師団をアジア防衛連合軍として派遣、日露連合に合流して展開しているのだ。

 

更にこれまでの教訓として帝国軍はワープによる奇襲攻撃を常套手段としており、奇襲による混乱を防ぐために連合は通信による会議で防衛陣地を決定、両軍の協力で陣地に溶着次第に展開を開始していた。

 

また帝国軍の人型機動兵器に対抗するために日本はヘルダイバー(99式レイバー)とサムソン(97式改)を、ロシアは自国の軍用レイバーである『ドシュカ』をそれぞれ配備していた。

 

上空には航空自衛隊の多用途戦闘機『F-35』とロシアの複座多用途戦闘機『Su-30』が編隊を組み、地球怪獣軍団の空軍と飛行していた。

 

響たちS.O.N.G.は帝国軍の高速ミサイル迎撃のために待機していた。

 

クリス「第三次か…」

 

響「今度は絶対に止めないと…」

 

展開している日露怪の連合軍を見て、クリスと響は三度目の帝国軍の降下艦隊が迫ってきていると実感していた。

 

未来「ここで止めないと敵は世界中の拠点から部隊を派遣できるんだよね」

 

弦十郎「そうだ。地下資源採掘で重要なカスピ海と黒海、食料供給の重要拠点の北米大陸が奪われたんだ。残るはアジア・オセアニアは広大な土地や港湾施設が多くある。これらを奪われれば帝国軍は本格的に地上侵攻を開始するだろう」

 

未来の言葉に弦十郎は言う。

 

アジア・オセアニアには日本のように港湾施設が発達した島国や1国で広大な土地を領土としている国々が多数存在する。

 

もしアジア・オセアニアを奪われれば帝国軍はそれらを利用し、地球各地に本格的な地上部隊などを派遣することが可能となるのだ。

 

地球防衛戦で絶対に負けるわけにはいかないと気合いを入れていると警報音が鳴り響いた。

 

藤尭「指令!空自の偵察機より入電!帝国軍艦隊と思われる艦艇を確認!数は約30万!」

 

友里「内揚陸艦を搭載した母艦を後方に多数確認!また敵多層式空母が攻撃艦隊と共に移動しているもようです!!」

 

すでに退役してしまっていたが、敵の情報をいち早く掴むために近代化改修して復帰した日本国航空自衛隊所属偵察機『RF-4E』による情報を藤尭と友里は伝える。

 

弦十郎「戦略を変えてきたのか?だが、こちらも手は打ってある!総員、第一種戦闘配置!!」

 

いつもと違い、攻撃艦隊に加えて後方にいる多層式空母が共に行動していると聞いて少し警戒はしていたがすぐに戦闘配置を指示する。

 

同時にF-35とSu-30の混合戦闘機編隊がRF-4Eからの情報を元に帝国軍艦隊へ向かって行った。

 

 

 

レーダー官「艦長!レーダーに感アリ!敵航空機です!!」

 

グレイ「あらやだ、待ち伏せぇ~?待てない男はモテないわよぉ~」

 

第三次降下作戦艦隊所属アジア方面攻略艦隊第三艦隊総旗艦『ヴァルゼース級宇宙戦艦3738番艦 ブラングキング』の艦長であり、艦隊指揮官『ナックル星人グレイ』はオネェ語でレーダー官の報告を聞いていう。

 

グレイ「仕方ないわね~、同行している空母に連絡して~。こっちも航空機を発艦させるわよ~!」

 

グレイの指示で、ラルベアー級多層式宇宙空母の上から一段目から三段目の甲板から帝国軍主力空間戦闘機であるディノルヴァが発艦する。

 

アジア・オセアニア戦を先駆け、上空で制空権を掛けた戦いが勃発した。

 

グレイ「さて、制空権はさっさと航空隊が取ってくれるでしょう。私たちは敵を殲滅して、地上を制圧するわよ~♪」

 

ピンク色をした派手な扇子を広げて自身に仰ぎながらグレイは言うと先方艦隊が前進を開始した。

 

 

 

自衛隊員「敵先方艦隊接近!!」

 

部隊長「総員対空戦闘用意!!」

 

先方艦隊が接近してきたのを確認して自衛隊とロシア軍は対空戦闘を準備する。

 

ロシア軍人「待ってください!敵先方艦隊の中に未確認艦1隻を確認!!」

 

ロシア軍隊長「なんだと!?」

 

対空戦闘準備を行っている中で、今までの『カスピ海・黒海戦』、『北米大陸防衛戦』では確認されていなかった赤い塗装がされた艦橋構造物にシャッターがあり、その先には空母のように航空機の発着に使われる滑走路があり、その上には三連装砲塔が二基ある艦がバルバスファ級宇宙駆逐艦数百隻を引き連れて前に出ているのを確認して報告するのだった。

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