彼女たちが目が覚めると謎の場所に寝かされていた。
彼女たちが目覚めたのは宇宙大怪獣帝国により故郷を征服・滅ぼされ、宇宙を放浪し、その厳しい旅路の末に地球へ辿り着いた宇宙難民の住むコロニーであった。
コロニーのリーダーの女性であるベロニカとタイニーバルタン、ザッカルの案内で、マリアたちは難民コロニー内を案内されていた。
ベロニカ「ここがショッピングセンター、あっちが広場よ。それで向こうにあるのが工廠、私たちが乗ってきた宇宙船が泊まってるわ」
ざっくりと案内しながら各施設を紹介するベロニカ。
マリア「エアーズロック内部に町1つある感じね…」
ベロニカの説明を聞きながらマリアはまだ信じられない顔をしていた。
タイニー「ふふっ、これがバルタン星の科学力だよ」
誇らしげにタイニーは言う。
ユウコ「バルタン星の科学力って、凄すぎません?」
巨大とはいえ、比高335M(標高868M)、周囲は9.4kmと町1つにして狭く、低いエアーズロック内部に町1つを作れるバルタン星の科学力にユウコは少し恐怖を感じながら言う。
すると一行はビルのような場所に辿り着いた。
ベロニカ「そしてここがコロニーの住人たちの住んでる住居よ」
マリアたちを案内したベロニカはそう言って建物に指をさして示した。
切歌「住んでる住居って…普通のマンションデスね」
調「私たちが住んでるマンションとほとんど形は一緒だ」
そこにあるのはいつも自分たちが目にしているマンションと何ら変わない形をした建物が並んでいた。
マリア「しっかりと公園まであるわね…」
ユウコ「どうしてこんなものが…」
マンションの隣にブランコやジャングルジム、シーソーなどが設置されている公園を見て唖然とする。
タイニー「ここにある建物は地球にある建物を元にして、私の故郷のバルタン星の科学で再現してるんだ。マンモス団地って言うんだよね」
誇らしげにタイニーは誇らしげにマンションや公園を造ったことを言う。
マリア「マンモス団地って、いつの時代よ…」
少し時代背景が見えそうな言動にマリアは言う。
子供『ベロニカのおねえちゃ~ん!!』
すると公園で遊んでいた子供の宇宙人たちがベロニカに気付いて駆け寄ってきた。
ベロニカ「どうしたの、みんな」
子供A「地球人が来たってホント?本当なら会ってみたいってみんなではなしてたの!」
駆け寄ってきた子供たちに聞くと、どうやらマリアたち地球人が来たことが既に知れ渡っているらしく会いたくて来たようだ。
ベロニカ「えぇ、本当よ。ほら、このお姉さんたちが地球人だよ」
子供B「本物地球人だ~!!」
マリアたちの方を見ながらベロニカが言うと子供たちはまるでパンダにでも会うように駆け寄っていく。
子供C「お姉さん、耳が4つある!」
マリア「
髪型を耳と間違われてショックを受けるマリア。
子供D「お姉さんの語尾、面白ーい!」
切歌「デスデス!面白いなら良かったデス!」
語尾で喜んでもらえて嬉しい切歌。
子供E「これ、どうやってるの?」
調の
調「この髪型?やってあげようか?」
子供E「え、いいの?」
調「うん、いいよ」
子供E「わー、ありがとう!」
ツインテールにしてくれると聞いて喜んでいる子供の髪を弄る調。
子供F「ねーねー、一緒に公園で遊ぼうよー!」
ユウコ「え、えぇ」
手を引っ張って公園へ誘導する子供たちに圧倒されながらユウコは公園で子供たちと遊び始めた。
ベロニカ「すっかり打ち解けたわね」
子供たちとすぐに打ち解けたのを見てベロニカは喜んでいた。
タイニー「でも不思議だよね。今初めて地球人を見たっていうのに」
生まれて初めて地球に住む知的生命体である地球人を見たにも関わらず、怖がらないで遊んでもらう子供たちを見てさすがのバルタン星人でも不思議であるようだ。
ザッカル「子供はいつでも純粋じゃからのぉ。種族は違えど仲良くなりたいという気持ちは儂らより断然上じゃ」
子供の純粋さは大人では勝てないと言うザッカルにタイニーは納得する。
?「ベロニカ!」
マリアたちと子供たちの平和そうに遊ぶ姿を見て嬉しそうにしているベロニカに向かっている1人の女性がいた。
ベロニカ「リリカ!」
地球人に似たヒューマノイドの女性宇宙人『友好宇宙人 リリカ』を見てベロニカは振り向く。
ベロニカ「どうしたの、そんなに慌てて」
慌てて来たリリカにベロニカは聞く。
するとリリカは真っ青な顔をしながらベロニカに言った。
リリカ「大変なの、帝国軍が地球に宣戦布告したわ!」
ベロニカ「え!?」
『!?』
リリカの言葉にベロニカは驚いて声を上げ、タイニーとザッカルは驚愕した顔をしてしまうのだった。