戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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冥王星から発射された帝国軍の超巨大質量兵器『都市破壊惑星軌道弾道弾』、通称『惑星間弾道弾』は1週間後に日本国本土首都・東京に着弾することが判明した。

これに対してS.O.N.G.は地球の先住民であるコスモスの守護神 モスラとバトラ、そしてシンフォギアの絶唱のエネルギーをリルことミレニアムゴジラに与えて強化した放射火炎よる迎撃作戦の準備に入っていた。


第704話 弾道弾破壊作戦(避難)

日本国本土首都・東京。

 

惑星間弾道弾による質量攻撃が迫る中、日本政府は緊急非常事態を宣言。

 

東京及び東京と隣接する他県(千葉・山梨・神奈川・埼玉)、近郊の他県(茨城・群馬・静岡・栃木・長野)でも市民の避難が行われていた。

 

ほとんどの市民は持てるだけの財産と荷物を持って徒歩で避難していた。

 

中には車で逃げようとするが警察の交通整理が追い付かないほど人々が混乱しており、道路が渋滞し、動けなくなっていた。

 

病院に入院している自力で動けない患者は自衛隊の輸送ヘリや地球怪獣軍団空軍の怪獣たちの協力で他県の病院へ搬送され、東京湾の湾岸部に面している場所は海上自衛隊の揚陸艦や空母いずも型などの輸送可能艦と地球怪獣軍団海軍の怪獣たちで避難する人や漁船・タンカーなどを輸送していた。

 

しかし、中にはこの混乱に乗じて火事場泥棒や一部の人間が暴徒と化して暴動を起こしていた。

 

いくら暴徒でも自衛隊は手出しできない為、治安維持の為に警視庁は特車二課こと『パトロールレイバー部隊』を投入して鎮圧を図っていた。

 

弦十郎「現在の所、市民の避難は順調だが…」

 

東京湾に海上自衛隊の揚陸艦に混じってS.O.N.G.本部である潜水艦の発令室にて弦十郎は避難と並行して起きている暴徒と警官隊の戦闘を見て少し焦りを見せていた。

 

藤尭「まるで自称大和が現れた時みたいだな…」

 

この状況はかつて起きた『紅の戦艦事件』の時にお台場に襲来した謎の不審戦艦『自称大和』以上の事態であると呟く。

 

友里「今回は規模が違うわ。自称大和の時は東京のみの被害だけだったけど、今回は地球規模、それも日本国本土全体を吹き飛ばしかねない威力のある弾道弾が迫ってるのよ」

 

自称大和事件のようだと言う藤尭に友里は規模が全く違うと言う。

 

藤尭「それはそうだけど、何もこんな時まで人類同士で争うことは…」

 

確かに自称大和と今回は全く規模が違うのは事実であるが、藤尭はまだ言い返そうとしていた時だ。

 

弦十郎「確かにな。今までこの地球(ほし)で超常現象を相手取ってきたが、今回は宇宙規模。ましてや大小のマゼラン星雲の2つを支配下に納めている大規模戦力を持った星間国家だとなおさらな」

 

弦十郎の言う通りノイズを含む超異常現象は地球内で起き、怪獣たちや自分達S.O.N.G.で対応できていた。

 

だが今回の敵は地球外生命体であり、同時に星雲2つを全て支配下に置く強大な敵である。

 

そんな敵を前に狂わない者がいないハズがなかった。

 

友里「それにしても帝国軍はどうして日本を…それも本土の首都である東京を直接狙ってきたのかしら?」

 

今までと違う戦略を繰り出してきた帝国軍に友里はふと疑問を口にする。

 

エルフナイン「恐らくですが、日本を消滅させれば地球怪獣と人類の太いパイプを失わせて仲違いさせるつもりではないでしょうか?」

 

藤尭「確かに理にかなっているけど、それなら今まで通り艦隊を派遣すればいいんじゃないか?」

 

エルフナインの考えに藤尭は今まで通りの戦略を取るハズではと言う。

 

弦十郎「おそらく向こうは知っているのだろう」

 

友里「知ってるっていったい何を…?」

 

弦十郎の言葉に友里は聞く。

 

弦十郎「日本の防衛能力と地球怪獣軍団との関わりをな」

 

いまだに前線へ出していないメーサー兵器群と機龍などの日本独自の防衛兵器と今まで響たちを通じて築かれた地球人類と地球怪獣たちとの友好を恐れてと弦十郎は遠回しに言う。

 

 

 

響「未来、エルザちゃん、3人だけで大丈夫?私も一緒に…」

 

リディアンの寮にて避難準備をする未来とエルザに響は言う。

 

政府による緊急非常事態宣言を受けて、リディアンは全て授業などを取り止め、休校を実施。

 

東京から生徒は避難するようにと指示があった。

 

未来は田舎の祖父母のいる他県へ家族と避難することになり、エルザは娘であるエウルと共に響の実家のある所に避難することになっていた。

 

未来「響は心配性だね。大丈夫だよ。もしもの時は私もギアを纏ってみんなを守るから」

 

首に下げているコンバーターユニットを見せながら未来は言う。

 

エルザ「私めもいるから大丈夫であります!」

 

未来に続くようにエルザも言う。

 

未来「だから響はリルくんと一緒に皆を守って」

 

響「未来…うん、分かった!」

 

未来に言われて響は頷いて返事したのだった。

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