第一次日本国大陸州戦から数週間後。
弦十郎『そうか。帝国軍を退かせてくれたか』
マリア「えぇ。でも、自衛隊の方にもそれなりの戦死者が出たわ」
マリアは自身のテントにて、日本へ向かって来ている弦十郎たちと通信して、先の戦闘の報告をしていた。
弦十郎『しかし油断はしないでくれ。敵は宇宙軍よりも少ないとは言え、数も技術力も全てにおいて敵が大きく上回っているんだからな』
今日の勝利も一時的な凌ぎにしかならないと言う弦十郎に、マリアも同意見だった。
敵はこれまで相手にしてきた敵よりも強大で、技術・物量など戦争において必要なモノは日本一国…ましてや地球1つの総力の何百倍も余力があるからだ。
それ故に今回の勝利はこちらがビーム砲を装備したヘルダイバー改とマリアがいたから勝てたようなもので、慢心は身を滅ぼすことは、過去の歴史的大戦で証明されて明白であった。
弦十郎『あと数日中には合流できる。それまで何としても踏ん張ってくれ』
マリア「了解!」
合流する予定日を聞いてマリアはそう言って通信を切った。
マリア「ふぅ…」
一息吐いて、ベッドに倒れ込んだ。
倒れ込んだマリアは首にかけているコンバーターを出して、見つめた。
マリア(あと数日か…それまで何としても持ち堪えてみせるわ。地球人の維持、私たちの歌を、奴らに見せてやる!)
あと数日で援軍が来る、それまでなんとしても持ち堪えてみせると決意してコンバーターを握り締めた。
その頃、宇宙大怪獣帝国陸軍モスクワ基地では、数千隻のベルク級と数万両のSRV-5が待機していた。
レフト「閣下、各部隊及び全軍の出撃準備が整いました」
宇宙大怪獣帝国陸軍地上戦艦・『ツェアシュテールング級地上制圧戦艦1番艦 ツェアシュテールング』の艦橋にて艦長を務めるレフトが報告する。
ザウラー「ソウカ…デハ全軍、進軍ヲ開始セヨ!全力ヲモッテ、シンフォギアヲ撃滅セル!!」
出撃準備が整ったと報告を受けたザウラーの号令と同時に、モスクワ基地からシェアシュテールングを含む総戦力約70万にも上る地上戦力が日本大陸州へ向かって前進を開始していた。
地上戦艦の大半はベルク級で、その数は数千隻。
その内の5隻だけ色や形が違うベルク級がいた。
通常のベルク級は黄色い色をしているが、5隻だけ緑色で、後方にある三連装砲が無く代わりにV字で滑走路のようなモノが装備されているのはザウラー幕僚団が乗艦しているベルク級の改造艦『ベルク改級空母型地上制圧艦』である。
そしてベルク級とベルク改級空母型と共にザウラーが乗艦とし、ザウラー幕僚団の1人であるレフトが艦長を務め、地上戦艦隊の旗艦ツェアシュテールングが前進していた。
さらに艦隊の外周を守るように帝国軍の主力戦車SRV-5が数十万両が前進する。
ザウラー(サア、シンフォギアヨ、貴様ラノ首ヲ殿下ニ献上シテクレルワ!)
70万の大戦力を率いてシンフォギアを倒そうとするザウラーの目には闘志の炎が燃えていたのだった。