戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ウェル「さあ!この僕の華麗なる復活を称えてくれたま…」

お登勢「おい腐れ天パ!貯まりに貯まった家賃、臓器と一緒に耳揃えて返しな!!」

はやて「ちょっとクロノくん!早う書類に目をとうしてーな!!」

ウェル「だ、誰だね君たちは!?」

お登勢「とぼけたってそうはいかないよ、さっさと家賃払いな!!」

はやて「早く書類~!!」

ウェル「人違いだーーーーー!!」


第79話 ガウ、帰還す

S.O.N.G.は自衛隊の協力で愚者の石を探索していた。

 

未来、マリア、翼の2人は潜水艇で破壊された深淵の竜宮の泥に地上へ繋ぐパイプを突っ込んで採取していた。

 

切歌「あちゃー…」

 

調「思ってた以上に…」

 

切歌「ペチャンコデスよ…」

 

潜水艇から送られた映像を地上で見ていた切歌、調は言う。

 

クリス(あの時も…バルベルデの時も…今思えばもう少し冴えたやり方があったのかもな…)

 

クリスも映像を見てオートスコアラーとの深淵の竜宮の戦いとバルベルデでのステファンの足を撃ち抜いたことを思い出していた。

 

 

 

クリス「本当にこんなんで見つかるんだろうな?」

 

タブレットで採取された泥から愚者の石の反応を探す。

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「「「!?」」」

 

自衛官の声を聞いて見るとアルカ・ノイズが出現していた。

 

出現してアルカ・ノイズは無差別に自衛官や施設を破壊する。

 

クリス「Killter Ichaival tron…」

 

切歌「Zeios igalima raizen tron…」

 

調「Various shul shagana tron…」

 

起動詠唱を歌いギアを纏う3人。

 

調「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『α式・百輪廻』を繰り出してアルカ・ノイズの数を減らしていく。

 

切歌「デース!!」

 

クリス「オラオラオラアァァァァァァァァァ!!」

 

切歌は鎌、クリスは2段のクロスボウでアルカ・ノイズを倒していく。

 

切歌「大丈夫デス、落ち着いて避難を!」

 

ある程度アルカ・ノイズが減ると切歌は自衛官たちに言う。

 

カリオストロ「大丈夫なんて簡単に言ってくれるじゃない?このお気楽系女子!」

 

そこへファウストローブを纏ったカリオストロが現れた。

 

切歌「誰がお気楽デスとー!!」

 

お気楽と言われて怒る切歌。

 

カリオストロ「決まってるでしょ!!」

 

光線を放つカリオストロ。

 

切歌「くっ!」

 

光線を回避する切歌。

 

『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ………』

 

切歌「!?」

 

悲鳴を聞いて振り向くと切歌が回避した光線が逃げ遅れた自衛官たちを貫き消滅させた。

 

カリオストロ「あらら。誰のせいかしら?」

 

カリオストロに挑発されて切歌は斬りかかる。

 

カリオストロ「うふ!」

 

だが待ってましたばかりに光線を発射する。

 

切歌「うわっ!!」

 

光線を喰らい飛ばされる切歌。

 

調「切ちゃん…きゃっ!!」

 

加勢しようとした調だが巨大な玉が飛んできて吹き飛ばされた。

 

プレラーティ「ダインスレイフを抜剣できないシンフォギアなんてちょろすぎるワケダ」

 

玉の正体はファウストローブを纏ったプレラーティのけん玉だった。

 

カリオストロ「ここでぶち壊されちゃいなさい!」

 

クリス「連中の狙いはシンフォギアの破壊?」

 

切歌「愚者の石ではないのデスか?」

 

クリス「だったら派手に行くぜ!いっけー!!」

 

カリオストロとプレラーティの狙いが愚者の石ではないと分かり小型のミサイルを発射するが全て何かに吸い寄せられるように軌道がズレた。

 

クリス「なに!?」

 

カリオストロ「ざ~んねん。相手はあーしたちだけじゃないのよね~♪」

 

ノイズアントラー「キャアァァァゴオォォォォォォォォォォ!!」

 

海中が盛り上がり、バルベルデでも現れたノイズアントラーが翼を得て出現した。

 

切歌「あれはバルベルデに現れた…」

 

プレラーティ「それだけではないワケダ」

 

ガドマ「ゴオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

プレラーティが言った瞬間、ノイズアントラーの現れた海域からガドマが出現した。

 

調「アイツはガウくんが倒した…」

 

ガドマを見て驚く。

 

ガドマはゴジラの熱線により頭を吹き飛ばされたハズだからだ。

 

カリオストロ「コイツらは大地の魔神 ガドマよ」

 

プレラーティ「キョウリュウジャーの世界でカオスからデーボスの力を授かり生まれたデーボモンスター・ノイズのワケダ」

 

ガドマの解説を言うプレラーティ。

 

クリス「デーボス軍の奴らから力を受け取っていやがったのか!?」

 

カリオストロ「まぁね。さて…やっちゃいなさい!」

 

ノイズアントラー「キャアァァァゴオォォォォォォォォォォ!!」

 

ガドマ「ゴオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ノイズアントラーとガドマ空と海上から施設に向かって行く。

 

だが…

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ノイズアントラーとガドマが施設に向かって行く時、ゴジラが2体の前に現れ放射火炎を喰らわせて木っ端微塵にした。

 

カリオストロ「ご、ゴジラ!?」

 

プレラーティ「なぜここにいるワケダ!?」

 

ゴジラの出現に驚く二人。

 

クリス「ガウ!?」

 

切歌「多々良島にいたんじゃないんデスか!?」

 

調「どうして…」

 

ゴジラの出現にはクリスたちも驚いていた。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

ノイズアントラーとガドマを撃破したゴジラはクリスたちを見た。

 

クリス「まさか…思い出したのか?…アタシらのこと」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

クリスに聞かれたゴジラは肯定するように咆哮を上げた。

 

響「クリスちゃん、調ちゃん、切歌ちゃん!」

 

ゴジラの背中から響が降りてきた。

 

調「響さん、ガウくんを説得出来たんですね!」

 

切歌「流石デスよ!」

 

ガウの説得に響が成功したことに二人は言う。

 

カリオストロ「またシンフォギア側に付いたってわけ!?」

 

プレラーティ「だが姿は記憶を失う以前のままなのはどういうワケダ!?」

 

響「ガウくんはもう人を怨んだりしなてない!もう一度人を信じることにしたんです!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響の言葉に同意するようにゴジラは鳴く。

 

カリオストロ「くっ、まさかゴジラがまた付くなんて…」

 

プレラーティ「だからと言って引き下がるわけにはいかないワケダ!!」

 

ガドマ「ゴオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

プレラーティの言葉に反応するように再生したガドマがゴジラに襲い掛かった。

 

ガドマ「ゴオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

襲い掛かったガドマはゴジラを海底に引き摺り込んだ。

 

クリス「あのデカブツはガウに任せるとして…」

 

響「あなたたちの相手は私たちです!!」

 

カリオストロとプレラーティに構える響たちだった。




クリス「まさかウェルの野郎がXDに出てくるなんて…」

切歌「悪寒が凄すぎるデース…」

調「とりあえずは縛り上げたけど…」

銀時「だから!俺は人違いだっての!!」

切歌「その声はどこからどう聞いてもドクターデース!!」

調「騙されたりしないんだから!」

銀時「人違いだって言ってんだろーがぁ!!」

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