戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第719.5話 これからの予定

帝国軍による横須賀・八王子襲撃から3日後。

 

S.O.N.G.本部がようやく日本本土・福岡県福岡市博多区の博多湾に到着していた。

 

響「未来~!」

 

未来「響~!」

 

S.O.N.G.本部にて合流した未来に響が抱き着き、未来もそれに応える。

 

クリス「おい、そういいことは家でやれ!!」

 

響「げふぅ!!!」

 

イチャつきだした響の頭にクリスは空手チョップを叩き込んだ。

 

響「酷いよ、クリスちゃん…」

 

チョップを叩き込まれた頭を抑えながら響は未来に言う。

 

クリス「今の状況を考えてやりやがれ!」

 

言われて、響は今の情勢を思い出した。

 

今現在地球にある国家、特に日本は危機に瀕していた。

 

日本国大陸州は帝国軍の攻撃に晒され、マリアは今も大陸州方面の自衛隊と共に戦線を支えている状況で、未来()とイチャイチャしている場合ではなかった。

 

弦十郎「よし、では現在の大陸州での戦況を伝える」

 

クリスのツッコミで落ち着いた状況になったのを確認した弦十郎は大陸州戦線での状況を伝えるために、中央のモニターに映した。

 

弦十郎「現在、帝国地上軍本隊と思われる大軍はすでに大陸州北部を制圧してさらに南下を開始している」

 

ザウラー率いる地上軍本隊が大陸州北部を制圧して、更なる南下を行っていることを解説しながらモニターの図面を動かす。

 

弦十郎「自衛隊は戦線を縮小し、防衛網に穴が開かないように努めている。加えてマリアくんの無事も確認されてはいるが、休みなく戦い続けているために限界が近いようだ」

 

マリアが無事で、自衛隊と共に戦線を必死で維持していることを伝えると切歌と調は面々の中で1番安堵した顔を見せる。

 

翼「それで、私たちはどのように動くのですか?」

 

弦十郎「このまま大陸州に突入してマリアくんと合流して反撃に出る…といいたいが、そうも言ってられんのだ」

 

翼に聞かれてマリアがいる大陸州へ合流を考えてはいるらしいが、それには大きな問題があった。

 

クリス「例の別動隊か」

 

クリスの言う通り、大きな問題とは大陸州戦線にいる帝国地上軍の別動隊の存在である。

 

弦十郎「あぁ。占領下に置かれたロシアの中で唯一日本海側に面したボストチヌイ港に、帝国軍の地上戦艦2隻を衛星から確認した。またこの2隻には飛行甲板と思われるデッキが確認されたことから航空機を搭載可能としている地上空母戦艦であると思われる」

 

モニターの画面を切り替えて弦十郎はボストチヌイ港に帝国地上軍別動隊のベルク改級空母型地上制圧艦4番艦 クワイラと同型艦43番艦 ボーアッスルの2隻の写真を写し出した。

 

切歌「空母で戦艦って、あの時に出てきたのと一緒デス」

 

調「それの地上戦版なのかも」

 

2隻を見て第一次大陸州防衛線にて確認された帝国軍第三次降下作戦艦隊第一攻撃艦隊旗艦『ムルファシス級戦艦空母2199番艦 ランバルミ』を思い出す。

 

弦十郎「それと、この2隻には大陸州で確認された同型艦とは異なり艦橋部に未知の艤装を確認した。恐らくリュグロー氏が教えてくれたワープ光線照射装置と思われる。このことから日本本土を奇襲した雷撃隊と爆撃隊はこの2隻から発艦したと予測される」

 

艦橋部分を拡大して弦十郎は先の日本本土(横須賀、八王子)に突如現れた雷撃機 サンサーダと重爆擊機 ドゥルンドの編隊が奇襲に成功した要因がこの2隻から発艦・ワープしたと考えていた。

 

響「じ、じゃあ、どうするんですか?」

 

敵に指向性を持たせたワープ兵器があるために、移動中を狙われてしまう危険性が高い上に下手すれば大陸州にいる本隊と挟撃されてしまう恐れもあった。

 

弦十郎「そうだ。そこで、あえて我々は…」

 

そう言って、弦十郎は響たちにこれからの予定を伝えるのだった。

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