響「うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
ザウラー「ぬあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」
ザウラーと響の2人がお互いに拳をぶつけ合う。
お互いの拳がぶつけ合った勢いで吹き飛ばされる。
響「くっ!!」
吹き飛ばされた響は両腕から感じる違和感に襲われた。
響(両方の腕が痺れて感覚が…でも!)
ギアを纏ってはいるとはいえ、相手は宇宙人。
しかもブラックホール第三惑星人やサンドロスの状況と違い、真っ向からの殴り合いをしている。
いくらギアに守られていても地球人以上の身体能力を持つ相手と何度もぶつかり合って無傷な訳がなかった。
ザウラー「流石ハ地球最強ノ兵士…コノ我ヲ昂ラセルトハナ。ダガ、ココマデノヨウダナ。既ニ貴様ノ両腕ハ感覚ヲ失イカケテイルダロウ?」
響「!?」
響の両腕が痺れて動けなくなりつつあることを見抜いているザウラーは接近する。
ザウラー「拳ガ使エヌ戦士ニ残ルハ"死"ノミ」
響「このっ!ぐっ!!」
目の前まで来た響は殴り掛かるがザウラーはあっさりと弾くと片手で響の首を掴み、締め上げる。
ザウラー「セメテコレ以上苦シマズニ逝カセテヤロウ」
首を締め上げながら空いている片手を手刀にして貫こうとしていた。
その時だ、S.O.N.G.の本部がキラリっと光ったかと思いきや1つの人影が向かって来ていた。
?「うおらぁ!!!」
ザウラー「!?」
向かって来る人影の蹴りに気づいて、ザウラーは響を離して後ろへ跳んで回避した。
弦十郎「そっちばかり相手してないで、俺と少し殺り合おうじゃないか」
飛んできた人物ー弦十郎がザウラーに向かって構えていた。
ザウラー「貴様、何者ダ?」
いきなり現れた弦十郎にザウラーは聞く。
弦十郎「国連直轄のタスクフォースS.O.N.G.司令、風鳴 弦十郎!」
ザウラーに聞かれて弦十郎は名乗りをあげる。
響「し、師匠!」
ザウラー「…ソウカ、貴様ガサッキノ小娘ノ師デアッタカ」
響の言葉を聞いてザウラーは言う。
ザウラー「ダガ、
弦十郎「さあな。だが、俺は負けるつもりは一切ないぞ」
ザウラーの挑発に乗らず、逆にザウラーを挑発した。
ザウラー「面白イ、ナラバ掛カッテコイ!ゲンジュウロウ・カザナリ!!」
弦十郎「行くぞ!!」
同時に地面を蹴り、向かって行く。
ザウラー「ヌアッ!!」
弦十郎「おらっ!!」
お互いの顔面にパンチを叩き込んだ。
ザウラー「ぐっ!?」
しかし弦十郎のパンチを喰らい、ザウラーが仰け反った。
弦十郎「うら!!」
続けて弦十郎はザウラーの横腹に蹴りを叩きこむ。
ザウラー「ふん!!」
しかし、ザウラーは弦十郎の蹴りを受け止めて掴むと一本背負いの様に顔面から地面に叩きつけようとする。
弦十郎「やらいでか!!」
だが、寸でで弦十郎は両手を地面に着けて激突を回避すると空いていた足でザウラーの顔面に蹴りを叩きこんだ。
ザウラー「ぐおっ!?」
顔面を蹴られたザウラーは掴んでいた弦十郎の足を離して後ろへ下がってしまう。
その隙に弦十郎は立ち上がって態勢を整える。
響「師匠、凄い!!」
クリス「ば、バケモンかよ、おっさん…」
翼「あぁ、流石は叔父様だ」
切歌「ほ、本当に司令ってアタシたちと同じ人間なんデスかね?」
調「疑わしいよね…」
マリア「深くは考えない方がいいわよ」
自分たちが一方的にあしらわれてしまったザウラー相手に優勢を保つ弦十郎を見て面々はそれぞれ言う。
弦十郎「お前たち!ムサシに乗れ!」
戦いに集中しながら弦十郎は響たちにそう言う。
クリス「なんでムサシに?」
弦十郎「ここは俺が足止めする!お前たちは早く冥王星へ向かうんだ!これ以上の時間を掛けられん!」
これ以上足止めを喰らうわけにはいかないとして、ザウラーを弦十郎自身が足止めすると叫ぶ。
ザウラー「ソウハサセンゾ!キングザウラ!!!」
?「グワラアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
話を聞いていたザウラーが叫ぶと地面から象のような大きな耳が生えたサイのような外見の怪獣が姿を現した。
クリス「番犬を飼ってやがったか!!」
現れた怪獣にクリスは叫ぶ
ザウラー「キングザウラ、レジスタンスヲ始末シロ!!」
キングザウラ「グワラアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ザウラーの指示で、宇宙怪獣である『強獣 キングザウラ』はムサシに向かっていく。
翼「行くぞ!」
クリス「さっさと片づけるぞ!!」
折角弦十郎が作ろうとした時間を無駄にはしないためにムサシへ向かう、キングザウラへ向かっていく。
響「師匠!負けないでください!!」
響がそう言うと弦十郎は右腕を上げて、"任せろ"っと合図した。
それを見た響は頷いてキングザウラの方へ向かって行く。
ザウラー「サテ、コチラハコチラデ、楽シモウデハナイカ!!!!!」
弦十郎「来い!!」
ザウラーと弦十郎の2人、宇宙最強と地球最強の格闘使いによる最大の肉弾戦が行われようとしていたのだった。