戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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冥王星の宇宙大怪獣帝国軍大本営である『プラート』へ辿り着いた響たち。

しかし、帝国総統・スペースと副総統・ヴィズことトロンガーの前に苦戦を強いられてしまう。

さらにスペースの本来の姿であるスペースゴジラによりリルはサシの勝負に持ち込まれた上にバトルフィールドに閉じ込められてしまう。


第741話 最終決戦・絆よりも(前編)

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ブーストで加速しながら響はトロンガーに殴り掛かる。

 

しかしトロンガーはテレポーテーションで姿を消して回避する。

 

響「また消えた!」

 

テレポーテーションで姿を消したトロンガーを捜して周囲を響は見回す。

 

するとトロンガーが響の背後に現れた。

 

しかも響はまだ気付いてはいない。

 

未来「響、後ろ!!」

 

響「!?」

 

未来が叫びながら響を抱えて左側に跳躍する。

 

数秒の時間差でトロンガーがギアをも溶かす強酸性の唾液を含んだ舌を放つが響は居らず、舌は空を切り、飛び散った唾液が床の一部を溶かす。

 

未来「大丈夫、響?」

 

響「うん、ありがとう未来」

 

助けられて未来に響はお礼を言う。

 

トロンガー(ほう、あの紫と黄色はかなりの信頼関係にあるようだな…)

 

他は5人より一際早く響を助け出した未来を見てトロンガーはそう思いながら、チラリと他の面々に目線を移す。

 

トロンガー(他のシンフォギアもそれぞれがそれぞれを絶大に信頼しておるな。そのおかげでかなりのコンビネーションが生まれている…だが、それが致命的な弱点でもある)

 

常に互いをサポート出来るようにパートナーの近くにいる面々を見てそう考えていた。

 

クリス「ほだえろ!!」

 

背を向けているトロンガーにクリスはエネルギーで出来た矢を発射するが直ぐにテレポーテーションで回避されてしまう。

 

トロンガー「ヌアァッ!!」

 

テレポーテーションで矢を回避したトロンガーはクリスの目の前に現れると青色稲妻光線を発射しようとする。

 

翼「やらせるものか!!」

 

青色稲妻光線を放とうとしたトロンガーに翼とマリアがアームドギアで強襲する。

 

マリア「もらった!!」

 

完全に隙を取ったと思ったマリアがそう言うがすぐにテレポーテーションで回避して翼マリアの後ろを取った。

 

トロンガー「セリャアァァッ!!」

 

後ろを取ったトロンガーはクリスに放つためにエネルギーを溜めていた青色稲妻光線を放った。

 

「「「うわあぁぁぁあぁぁぁっ!!!!」」」

 

青色稲妻光線(チャージVer.)を喰らい、クリス、マリア、翼の3人は吹き飛ばされ、ギアにヒビが入ってしまう。

 

トロンガー「お前たちは確かに強い。個々というより連携することでその強さをさらに向上させている。だが、それがお前たちの弱点だ」

 

クリスたち3人を倒してトロンガーは言う。

 

切歌「どういう意味デスか!」

 

トロンガーの言葉を聞いて切歌は聞く。

 

トロンガー「こういうことだ」

 

切歌に聞かれ、トロンガーはテレポーテーションして姿を消すと切歌の前に現れた。

 

調「切ちゃん、危ない!!」

 

トロンガーが切歌の前に現れたのを見て直ぐ様、調が割って入ると容赦の無いパンチが盾越しに襲い掛かる。

 

調「がはっ!!」

 

盾越しに殴られた調と切歌は壁に叩きつけられてしまう。

 

切歌「し、調ー!!」

 

調のお陰でダメージを受けずに済んで、切歌は叫ぶ。

 

トロンガー「このように、信頼関係が時に他者を殺す起因ともなる」

 

深い信頼関係故にコンビネーションは高いが、代わりに自らを犠牲にしてでもお互いを守ろうとし、犠牲を出してしまうとトロンガーは言う。

 

響「それでも私たちは皆を信じて、この拳を、歌を歌う!!」

 

トロンガーの言葉を響はそう言って構える。

 

トロンガー「ほざけ、小娘!!」

 

言い返す響にトロンガーは向かって行く。

 

真っ正面から行くとしても、未来が響の陰から攻撃してもテレポーテーションで回避できると判断していた。

 

未来「そうはさせない!!」

 

向かって行くトロンガーの左右から未来は鏡を展開してビームを放つ。

 

トロンガー「なにっ!?」

 

左右からの攻撃は予想外だったのかトロンガーはビームを喰らって動きを止めてしまう。

 

響「うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

未来の攻撃で動きを止めたトロンガーの顔面に響はパイルバンカーパンチを叩き込み、吹き飛ばした。

 

トロンガー「ぐっ、こ、小娘がぁ…」

 

吹き飛ばされたトロンガーは壁にめり込むように叩き付けられ、大ダメージを負っているのか、口から緑色の血が口から流れていた。

 

響「貴方の言う通り、時に信頼が負ける敗因になるかもしれない…でも、そうだとしても!私たちは信頼し続ける!仲間だからじゃない!この胸の歌で繋がった、絆よりもずっとずっと硬い…この想いが!!」

 

絆よりも硬く、繋がっている想いがあると響は叫びながら言うのであった。

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