戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第742話 最終決戦・絆よりも(後編)

響「うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

パンチを構え、ブーストでトロンガーへ向かって行く。

 

トロンガー「ハアァッ!!」

 

パンチが当たる前にトロンガーはギリギリで回避して響の腹部に拳を叩き込んだ。

 

響「がはっ!!」

 

腹部に拳を喰らい吹き飛ばされる響。

 

翼・マリア「「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

トロンガーの背後から翼とマリアが襲い掛かるがテレポーテーションで回避する。

 

トロンガー「はあっ!」

 

テレポーテーションで攻撃を回避したトロンガーは2人の背後から攻撃しようとする。

 

未来「させない!!」

 

トロンガー「ぐおっ!!」

 

攻撃しようとしたトロンガーの左右から未来は鏡を展開し、光線を放って命中させる。

 

切歌・調「「やぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

光線を喰らって怯んだトロンガーに切歌と調が斬りかかる。

 

トロンガー「ぐおぉっ…!!」

 

切歌の鎌と調のヨーヨーのように放った盾を胸部に喰らってX字に傷が入り、緑色の血が出る。

 

クリス「もらったぁ!!」

 

さらに続けてクリスがエネルギーの矢を放ってトロンガーの胸部を貫いた。

 

トロンガー「お、おのれぇ…」

 

胸部を貫かれながらも立っているトロンガーは構えて睨み付けていた。

 

クリス「これだけ叩き込んでもまだ立つのかよ!?」

 

翼「流石は副総統と言ったところか」

 

執念…トロンガーを立たせているのがそれだと感じながら構える。

 

トロンガー「このまま倒されるものか!!」

 

舌を伸ばしてトロンガーは誰かを溶かそうとするが、咄嗟に翼がアームドギアで舌を受け止めた。

 

トロンガー「このまま溶かしてくれるわ!!」

 

溶けているアームドギアを見て、貫いて溶かそうとする。

 

翼「溶ける前に!!」

 

しかし、溶ける前に翼はアームドギアに炎を発生させる。

 

トロンガー「うおぉっ!?」

 

炎に驚き、トロンガーはアームドギアから舌を離した。

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

翼のアームドギアから舌を離したトロンガーにマリアが龍型のアームドギアの口部分を開き、光線を発射した。

 

トロンガー「ぐあぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

マリアのアームドギアから放たれた光線を喰らい、トロンガーは吹き飛ばされ壁に叩き付けられた。

 

トロンガー「ば、馬鹿な…この私が押されだしているだと…!?」

 

身体中から血を流しながらトロンガーは自身が押されていることに驚く。

 

響「これで!」

 

ブーストして豪腕に力を入れながら接近する。

 

トロンガー「これがシンフォギアの言う…仲間への想いか…」

 

シンフォギアの真の力である"絆よりも硬い、仲間を信じる想い"を感じながらトロンガーは響の豪腕ナックルを叩きこれた。

 

豪腕ナックルを喰らったトロンガーは瓦礫に混じるように倒れていた。

 

サリア「ふ、副総統…!?」

 

倒されたトロンガーを見てサリアは驚いていると眼前に眩しい光が見えて見ると小さな魔方陣を人差し指の先に展開しているエルザがいた。

 

エルザ「これでも喰らうであります!!」

 

そう言ってエルザはサリアに向かって光弾を放った。

 

サリア「うわっ!!」

 

小さな魔方陣から放たれた光弾を喰らいサリアは吹き飛ばされて地面に叩き付けられた。

 

エルザ「ふぅ…みなさん!大丈夫でありますか!?」

 

サリアを倒したエルザは響たちに駆け寄る。

 

響たちはかなり消耗しているか息を荒らして立っているのがやっとのような状態だった。

 

響「う、うん…なんとかね…」

 

そうなんとか絞り出す(・・・・)ように響はエルザに言う。

 

絞り出す…そう言わしめるには理由があった。

 

トロンガーが動かなくなった姿を見て倒したと、いつものように思いたかったが、響にはその確信がなかった。

 

それもそのはず、トロンガーはゴジラ一族ではないが強力な再生能力を有しており、すでに再生を開始していた。

 

加えてトロンガーは心臓が弱点となっているが、その弱点となる心臓を体内の至るところに移動させることが出来るのだ。

 

しかしそれを彼女らが知ることはない。

 

そのために響は絞り出すように言ったのだ。

 

クリス「これで、あとはリルだけだな」

 

バトルフィールドを見てクリスは言う。

 

あのバトルフィールドにはリルがスペースと一対一で戦っているのだ。

 

なんとか援護に行きたいが今の自分達では援護どころか足手まといになりかねなかった。

 

そう思っているとバトルフィールドが崩れ始め、中からミレニアムゴジラが出てきた。

 

響「り…!?」

 

出てきたミレニアムゴジラを見て響は勝って帰ってきたと思い呼ぼうとしたが、すぐにそれは間違いだと分かった。

 

その理由はミレニアムゴジラの腹部からクリスタルのトゲが貫いて赤い血が傷口から流れていた。

 

スペースゴジラ「ククク、少しは楽しめたぞ。兄者」

 

そう言いながら背後にいたスペースゴジラがミレニアムゴジラを貫いているクリスタルがトゲのように付いた自身の尻尾を引き抜いた。

 

尻尾が引き抜かれて、ミレニアムゴジラは糸が切れた人形のようにグラリと落下、地面に激しく叩き付けられた。

 

響「り、リルくーん!!」

 

傷口から血がドクドクと流れ地面を汚して、動かないでいるミレニアムゴジラを見て、響の悲痛な叫びが響き渡ったのだった。

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