戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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セレナ「私の出番はまだなんですか?」ゴゴゴゴゴ…

奏「いや、落ち着けって…きっと出番は来るって」

セレナ「いつなんですか…私の出番…って言うかなんであの人が先に実装されたりするんですか…」

奏「そこはOTONAの事情だろ…」

セレナ「私の出番ーッ!!」


第82話 人間?いえ、OTONAです

響たちの前にトレーニング用のアルカ・ノイズが現れる。

 

友里「トレーニングプログラム、開始します!」

 

トレーニングルームの装置を操作しながら言う。

 

切歌「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

先陣を切るは切歌と調だった。

 

二人は鎌とノコギリでアルカ・ノイズを倒す。

 

切歌「デース!!」

 

調「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

肩アーマーからのバーニア噴射を行いながら、コマの様に高速回転してアームドギアで敵を切り裂く広範囲攻撃『災輪・TぃN渦ぁBェル』とα式・百輪廻を繰り出す切歌と調。

 

響「はっ!せいやっ!!」

 

勁を発してアルカ・ノイズを吹き飛ばす響。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

空間から大量の剣を具現化し、上空から落下させ広範囲を攻撃する『千ノ落涙』を繰り出す翼。

 

クリス「ウオラァーッ!!」

 

アームドギアを連装型の弓に変形させ、矢を連射する『QUEEN's INFERNO』を繰り出すクリス。

 

ガウ「がうがあぁぁーーーーーーーー!!」

 

ガウはアンギラスの暴龍怪球烈弾を真似て体を丸めて転がりながら鋭い背鰭で攻撃する『怪王暴球弾』を繰り出してアルカ・ノイズを倒していた。

 

調「私と切ちゃん、二人の歌を重ねれば!」

 

切歌「ザババの刃は相手を選ばないのデス!」

 

マリア「だからって…大人げない!」

 

アルカ・ノイズを切り捨てて言うマリア。

 

翼「!」

 

響「ん!?」

 

何かに気づいて翼と響は振り向くとそこにはジャージに着替えた弦十郎がいた。

 

弦十郎「今回は特別に俺が訓練を付けてやる。遠慮はいらんぞ」

 

クリス「はぁ…」

 

訓練を付けると言ってきた弦十郎にクリスは呆れ顔で見る。

 

弦十郎「こちらも遠慮無しに行く!!」

 

マリア「なっ!?」

 

一気にマリアに接近すると連続攻撃でマリアに攻撃の隙を与えなかった。

 

マリア「いったいどうしたらいいの!?」

 

相手が生身の人間相手ではどうしたらいいのか分からないマリア。

 

弦十郎「ソラアァッ!!」

 

マリア「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

弦十郎の蹴りを喰らってマリアは吹き飛ばされてしまった。

 

翼「ま、マリア!?」

 

吹き飛ばされたマリアに驚く。

 

調「人間相手の攻撃に躊躇しちゃうけど…」

 

切歌「相手が人間かどうか疑わしいのデス!」

 

弦十郎の強さに調と切歌は言う。

 

響「師匠!相手をお願いします、はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

クリス「張り切るな、特訓バカ!!」

 

そう言うクリスだが響はすでに弦十郎に向かって行く。

 

弦十郎「猪突に任せるな!」

 

響の拳や蹴りを弦十郎は片手であしいながら言う。

 

翼「司令は手を合わせ、心を合わせることで私達に何かを伝えようとしている」

 

弦十郎の特訓の参加の意を考えている翼。

 

弦十郎「はい、よっと」

 

響「あーれー!!」

 

響の腕を掴むと軽く投げた。

 

ガウ「がうぅぅーーーーーーーーー!?」

 

響が投げられてたのを見てガウは驚く。

 

翼(だがその前に私の中の跳ね馬が踊り昂る!!)

 

武人(防人)としての心が昂り翼は斬りかかる。

 

しかし弦十郎は余裕でかわしてみせた。

 

その後も連続で斬りかかるが弦十郎は全て回避してみせた。

 

そして、人指し指と中指の2本で翼の刀を白羽取りしてみせた。

 

翼「お、お見事…」

 

弦十郎「ふん…うおらあぁっ!!」

 

指2本で白羽取りした弦十郎は翼を自身の体をぶつけて吹き飛ばした。

 

ガウ「がうがあぁぁーーーーーーーー!!」

 

ガウが接近し、尻尾を叩き込もうとする。

 

弦十郎「大振りでは隙が大きくなるぞ!!」

 

そう言って弦十郎はガウの尻尾を掴もうとするがガウは素早く尻尾を下げて掴まれないようにすると両手を地面に付けて蹴りを喰らわせようとする。

 

弦十郎「判断力はなかなかだ。だが!」

 

蹴りを悠々かわした弦十郎はガウの両足を掴んで投げ飛ばした。

 

ガウ「がうーーーーーーーー!?」

 

投げ飛ばされたガウは壁に叩きつけられてしまった。

 

クリス「ほだえなおっさん!!」

 

ガウを投げ飛ばした弦十郎に小型ミサイルを発射する。

 

弦十郎「ふっ、はっ、ほっ!!」

 

弦十郎は放たれた小型ミサイルをまるでキャッチボールの玉のようにキャッチした。

 

弦十郎「そらよーっ!!」

 

クリスが発射した小型ミサイルを全てキャッチした弦十郎はまとめて投げ返した。

 

クリス「嘘だろぉ!?」

 

有り得ないことが起きてクリスは驚き過ぎて動けず投げ返された小型ミサイルを全て喰らい、壁に叩きつけられてしまった。

 

弦十郎「数をばらまいても重ねなければ積み上がらない!心と意を合わせろ!爆進!!」

 

そう言いながら床を砕き、衝撃波を繰り出した。

 

切歌・調「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

衝撃波を喰らい切歌と調は吹き飛んでしまった。

 

切歌・調「「きゅうぅ~…」」

 

ギアを纏っていないましてや生身の人間(そう言っていいのかマジで疑わしい)である弦十郎に装者6人とガウは一方的にあしらわれてしまった。

 

弦十郎「忘れるな!愚者の石はあくまで賢者の石を無効化する手段に過ぎん!さぁ、準備運動は終わりだ!」

 

響「え…じゃあ今のは…」

 

弦十郎「本番は…ここからだ!!」

 

さっきのが準備運動と言われて響が聞くと弦十郎は『英雄故事』のカセットが入ったラジカセを出してスイッチを押した。




マリア「今のが準備運動って…いやいやいや待て待て待ちなさい!トレーニングって実戦じゃないのよ!だからやりすぎ!本部の床が抜けるってば!第一許諾も取らずに有名映画の主題歌流しちゃ本編で使えないでしょ!!」

翼「何を言っているんだ、マリア?」

ガウ「がう?」

マリア「ちょっとしたおまけよ」

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