あるライブ会場にて1人の少女がその舞台に立った。
スポットライトが彼女に当たると同時に観客席にいた応援に駆け付けたファンの人たちの手に握られたペンライトが7色に輝きだした。
奏「みんなー!今日はアタシの誕生日ライブに来てくれてありがとなー!!」
本日の主役である『天羽 奏』がマイク越しにファンの人たちに言う。
『うおー!!!!』
奏の声を聴いて会場に来ていた人は一斉にそのボルテージを上げる。
奏「今日はとことん最後まで歌うからしっかり付いて来てくれよー!!」
再び奏がそう言うとファンは猛暑の中でありながらもさらにその温度を上げるが如く盛り上がる。
そんな中で奏は歌い始めた。
翼「うおぉーーーー!かーなーでぇー!!!!!」
盛り上がる観客の中に混じって翼が他の男性観客と同等の音量で叫ぶ。
マリア「ちょっと翼!気持ちは分かるけど大人しくしなさい!!」
盛り上がる翼にマリアが制止しながら言う。
ここは"あのライブで死んだのが奏ではなく、翼だった"いわばIFの世界。
一度はホログラムとかで胡麻化していたがさすがに今回はそうはいかない。
いくら奏の誕生日ライブだからと言ってここまで盛り上がってバレでもしたらとんでもない混乱が巻き起こるのは必至であった。
しかし、翼は気にせず叫ぶ。
響「まあまあ、マリアさん。いいじゃないですか今日くらい」
翼の横で同じくらい盛り上がっていた響がマリアに言う。
そう、7月28日は奏の誕生日である。
そのため、翼はいつも以上の盛り上がりを見せているのだ。
マリア「それはそうだけど…」
響「それにマリアさんだってセレナちゃんがお誕生日の時は今の翼さん並みですよ?」
マリア「え、嘘でしょ…」
響に指摘されてショックだったのかマリアは言う。
響「はい!本当に今の翼さん並みにヤバイです!」
マリア「そ、そんな…」
今の翼並みにヤバイと言われて更なるショックを受けたマリアは真っ白になって項垂れてしまった。
響(まあ、私も人のことを言えた義理じゃないんだけど…)
自覚があるのか響は項垂れてしまったマリアを見て自身も未来の誕生日には似たようなことをしていると思っていた。
奏(かなり離れた席だけど、相変わらずアイツら分かりやすいなー♪特に翼は♪相変わらず可愛いヤツだなー♪)
歌いながら周囲が気づいていない翼たちの姿を見つけてそう思っていた奏であった。
このあと、日付が変わるまで歌いまくり奏のバースデーライブは大成功だったが、あまりにも盛り上がりすぎた翼が熱中症と脱水症状になってぶっ倒れ、最終的に萌え死しかけたのはまた別の話である。
クリス「ん?今日はカオス化してないだと!?」
切歌「そんなことってあるんデスね!?」
調「信じられないよ」
未来「それよりみなさん、本編は1時間後に投稿しますね♪」