ネトゲ仲間は男ばっかりだと思った?   作:100¥ライター

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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?のラノベと原作を全巻持ってることだし、せっかくだから書いてみようと思い、書いてみました!
メインで書いている多重クロスの作品もあるのでペースが遅くなるかもしれませんが見てくださると嬉しいです。
表記とかネトゲでのチャットは原作みたいな感じで書いてます。

今回はアニメ1話とあまり変わらないので軽くプロローグ程度にどうぞ。


1話 ギルドメンバーは同じ学校の生徒じゃないと思った?

俺は今日も張り切って俺の人生の中で最も楽しいことの一つであるネトゲに勤しんでいる。

 

 

やっているゲームタイトルは『レジェンダリー・エイジ』通称『LA』だ。

 

 

サービス開始から約3年経ってる普通のネトゲ…と、一蹴してしまうのも寂しい気がするのでもう少し掘り下げると…

 

 

レジェンダリー・エイジは所謂MMORPGであり、みんながリアルタイムでキャラを動かすようなオンラインゲームだ。

 

 

かくいう俺もみんなと一緒にゲームをするという楽しさを知ってしまい、廃人ロードに足を踏み入れてしまったわけだ。

 

 

そして今は仲間と一緒にレベル上げをしているところだが…そろそろかな?

 

 

◆ルシアン:エサ連れてきたぞ!

 

 

タンカーのルシアンが大量のモンスターを引っ張ってきた。こっからやっと狩りが始まる。

 

 

◆シュヴァイン:よし来た!俺様に任せとけ!

 

 

◆ルシフェル:さっさと終わらせるぞ

 

 

俺のハンドルネームはルシフェル。短剣二刀流でアサシンをやっている。中3の時付けた厨ニ病全開名前だが一年経った今では謎の愛着が湧いている。

 

 

近接火力が2人もいるし、多分すぐ終わるはずー

 

 

◆ルシアン:アコ!ヒール頼む!

 

 

◆アコ:待ってくだい、ルシアン!今やります!

 

 

あれ?待て、それは…

 

 

俺とシュヴァインが削ったダメージがあっという間に回復していって…

 

 

◆ルシフェル:あちゃ…こうなったか

 

 

いや、待て。あれは日常茶飯事だとして…ヒールを要求したのはルシアンだから…

 

 

◆ルシアン:アコ!こっちにヒールくれ!死ぬ!そろそろ死ぬ!

 

 

やはりそうだ。ルシアンが死にかけてる。ちなみにこのゲームにはデスペナ。つまり死んだらペナルティがあり、死ぬと経験値が減る。まぁ、これはルシアンが死のうと俺の経験値には全く関係ないが。

 

 

◆ルシフェル:ほらよ!

 

 

がしゃん!よし、見事かかったか。トラバサミのトラップで相手を拘束完了。これで多少は遅延出来るな。まぁ、金かかるからあまりやらないが。

 

 

◆アプリコット:全員下がっていろ

 

 

◆シュヴァイン:おっ、出るか?マスターの大技!

 

 

◆アプリコット:これが十五万課金した杖と魔力ブースターの力だ!

 

 

さすが重課金者。魔力ブースターってのは1個300円で魔法の力を1発だけ上げる。メテオストライクは炎系の魔法では最高威力。そりゃあ、そこらのモブなんかに撃てば一撃で消し飛ぶ。

 

 

◆アプリコット:見ろ!モブがゴミのようだ!

 

 

◆ルシフェル:いつ見てもこれはすげぇな…

 

 

◆アコ:流石マスターです!

 

 

◆シュヴァイン:さぁ、帰るぞーあ…

 

 

俺達はさっきまで気づいていなかった。ルシアンがちゃっかり巻き込まれていたことに。

 

 

 

 

◆アプリコット:今日はこの辺りでお開きといこうか。それでは、またな

 

 

◆アコ:あの!オフ会は日曜日でしたっけ?

 

 

あれ?なんか違和感が…あっ、もしかして…!

 

 

◆ルシフェル:あっ、おい!そういう話はグループチャットでしろよ!

 

 

◆シュヴァイン:誰かいたか?

 

 

◆ルシアン:いや、いない…次は気をつけろよ?

 

 

◆アコ:はい、ごめんなさい…

 

 

◆ルシアン:まぁ、分かってくれたならいいよ

 

 

◆アコ:ありがとうございます、ルシアン!大好きです!

 

 

◆アプリコット:それでさっき言ったオフ会の件だが、昼の十二時にアレイキャッツのオフ会をやるぞ!日曜日に会おう!

 

 

『アレイキャッツ』結成1周年記念のオフ会。楽しみだな…

 

 

 

 

そして日曜日…待ち合わせ場所はこの近辺の前ヶ崎駅か。

 

 

おっ、LINEの通知が来ている。連絡先確保のため初めてインストールしてみたが、アニメのスタンプもあるし中々面白い。

 

 

『着いたぞ』

 

 

よし、一番乗りはルシアンか。了解。

 

 

『俺も着いた。服装は…黒いパーカーに黒いTシャツ、黒のジーンズと全身黒いやつだから見つけたら返事くれ』

 

 

『全身黒とか見事にゲーム再現してんじゃねぇか』

 

 

シュヴァインが茶々入れてきたが、ひとまずスルーして構わないだろう。とりあえずはルシアンを…

 

 

「貴方がルシフェルさんですか?」

 

 

「そういう貴方はルシアンさん?」

 

 

『あっ、ふーん…』

 

 

お互い察してしまった。これは男しかいないパターンのやつだと。別に期待はしていないし、出会いも求めていない。シュヴァインとアプリコットは男だし、アコも…もしかしたら…いや、ドジっ子属性持ちの野郎は普通なら需要ないけども。

 

 

「さて、残るはシュヴァインさん、アプリコットさん、アコさんですが…」

 

 

恐らく俺と大した年齢も変わらないだろう相手に敬語を使ってしまう悪い癖が出た。距離取ってる感とか出てないだろうか。

 

 

『私は黒い上着に白いシャツを着て、白いスカートで来ています』

 

 

白いスカート?

 

 

「あれ、待て…白いスカート?これお前の嫁ワンチャンあるんじゃないんですか?」

 

 

「いやいや、ネトゲの嫁だぞ?それが女だなんて…」

 

 

「あの…ルシアンですよね?」

 

 

「そ、そうだけど…って、えぇ!?」

 

 

「私が…アコです…」

 

 

さて、ゲーム内の話とはいえ、夫婦の間に割り込む程俺も野暮じゃない。少し離れていようか。

 

 

 

「あ、貴方がルシフェル…?」

 

 

華奢で金髪ツインテールとまるでアニメのヒロインみたいな見た目をした女がやってきた。見た目は…あれが前ヶ崎高校の制服で…

 

 

前ヶ崎高校!?同じ学校だったのか!あ、これは変なことしたらヤバいやつだ。マスターことアプリコットさんは恐らく社会人だから彼女は…

 

 

「えっと…貴方は…シュヴァインさんですか?」

 

 

シュヴァインが女だとはにわかに信じがたいが、俺のハンドルネームを知っている以上は信じるしかない。

 

 

「そ、そう。よろしく…ね?」

 

 

「えっとさ、ルシアンに会わなかった?今探してるんだけ…ど…?」

 

 

「ルシアン!ルシアン!本物のルシアンに会えましたよ!」

 

 

おい、今まで会ったルシアンは偽もー

 

 

「西村…何やってんの?」

 

 

「瀬川!?あ、いや…これは…」

 

 

のだったのかと思っていたらシュヴァインが二人に気づいてしまった。あっ、あの反応やお互い苗字を知っている辺り知り合いか。そしてシュヴァインの苗字は瀬川っていうのか。なるほど。瀬川ねぇ…あとで探してみるか…

 

 

「お前がルシフェルか。」

 

 

肩を叩かれたので後ろを振り向いてみるとその先には学校でよく見かける前ヶ崎高校の生徒会長がいた。

 

 

「えっと…生徒会長さん、俺に何か用ですか?」

 

 

あれ、俺何かしたっけ?やべぇ…心当たりが何も…

 

 

「この状況から察してくれても良いとは思うのだが…私が『アレイキャッツ』のマスター、アプリコットだ。」

 

 

前にリアルJKって言ったのはジョークじゃなかったらしい。

 

 

「あっ、改めてルシフェルです。よろしくお願いします。」

 

 

「さて、全員揃ったな。あれがルシアンでそれにくっついているのがアコ。そして…」

 

 

「瀬川お前…まさか…」

 

 

「そのまさか…そうだろう?シュヴァイン」

 

 

「…え?嘘だろ…」

 

 

「それはこっちのセリフよ。クラスメイトがネトゲ仲間とかどんな偶然よ…」

 

 

西村と瀬川が驚きのあまり話す気力を失っている…やはり知り合いがネトゲ仲間だったってのはびっくりするものなのか。

 

 

さて、何はともあれこれで全員が揃った。男女比率が少しおかしい気もするが…さぁ、オフ会開始!

 

 

 

 

オフ会会場はなんか高級で高そうな店。スタバすら行ったことがない俺は無論こんな店とは縁がないのてこんなくらいしか言えない。

 

 

「では僭越ながら私から自己紹介をさせてもらおう。私は『アレイキャッツ』のマスターアプリコットだ。職業はロウウィザード。前ヶ崎高校2年で名前は御聖院杏。生徒会で生徒会長をしている。これから…いいや、これからもよろしく頼む」

 

 

あれ?これ真名解放しちゃうやつ?いや、少なくとも瀬川とマスターは同じ学校にいるみたいだし、本名言っても構わないか。

 

 

「じゃっ、次は俺…ルシフェルだ。LAではアサシンをやってる。前ヶ崎高校1年。リアルネームは蘭城正輝。よろしくな。」

 

 

「今まで気になってたけどルシフェルって…厨ニ病じゃあるまいし…」

 

 

瀬川が笑いながら名前についてツッコんできた。やっぱ気になるっちゃ気になるよな…!

 

 

「笑うなよ!中学時代に付けたんだから仕方ないだろ!」

 

 

「それでも…もっとマシな名前…あったでしょ…」

 

 

「ん…あっ、そういやシュヴァインって名前どっかで聞いたことあるような…」

 

 

「それはあらびきウインナーの袋ではなかったか?」

 

 

「あっ、そうそう!いや、でも何でウインナー?」

 

 

「何故かって…そもそもシュヴァインはドイツ語で豚という意味だからだが」

 

 

瀬川と俺が首をかしげる中、マスターは衝撃の事実を叩きつけた。

 

 

「嘘…シュヴァインが…豚…?」

 

 

「ネタではなかったのか?」

 

 

「誰が好き好んでつけるかっての!」

 

 

「あ、じゃあついでに自己紹介頼む。」

 

 

「分かったわよ…」

 

 

 

瀬川と西村の自己紹介が順当に終わり、最後はアコの自己紹介となった。

 

 

「えっと私、アコです。LAではいつも皆に迷惑かけてごめんなさい。あ、皆と同じ前ヶ崎高校の1年です」

 

 

全員同じ学校な上、マスター以外同級生。同級生いすぎだろ。クラス違うとそんな会わないもんか?

 

 

「名前は玉置亜子です。アコって呼んでください」

 

 

「本名プレイだったのか?」

 

 

「いや、そういう人も一定層いるが…」

 

 

俺がささやかな疑問を抱いていると…

 

 

「部活には何も入っていません。学校に友達もいません。そして学校にもあまり行っていません。」

 

 

『え?』

 

 

こればかりは誰もが動揺を隠せなかった。




息抜き程度でもいつもメインのやつと違う作品のやつを書いてみるのはちょっと楽しいです
ネトゲの嫁最新巻は今月に発売してます!興味ある方はぜひ!

次回からは上手くオリジナル展開なんかを絡めたり、アニメでカットされてしまったシーンで面白いシーンをピックアップして書けたらいいなと思ってます!

それでは!最後まで見てくださり、ありがとうございます
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