獅子王、ハルケギニアへ行く   作:強欲なカピバラ

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幕間 サーヴァント会議

「始祖ブリミルとは、つまるところ魔術王ソロモンだ」

 

 まず初めに、獅子王がそのように切り出した。

 

 時刻は真夜中。場所はトリステイン魔法学院の屋根の上。地球にはない星々の動きと蒼紅の双月が見える場所。

 主人が寝入ったのを確認して、サーヴァントたちは今後のための会議を開いていた。

 高さは地上十数メートル。人の足場となることを想定されていない斜面は、話し合いを設ける場としては不適切に過ぎた。危機感を覚えるには十分すぎる状況で、それでもまったく問題視していないのは、既に死を経験した英霊たちはこの程度で恐れることがないからなのか。

 こんなところに集まったのは、此処ならば誰に邪魔されることもないと判断してのことだった。万が一を考えて人払いと魔術阻害の結界を張り、誰かが盗み聞きすることもないように配慮してあった。

 この場にいるのはセイバー、ランサー、アーチャー、アヴェンジャー。いまだ街まで出向いたライダーとアサシンは戻っていないが、そろそろ合流できるだろうと判断して先に始めることにした。

 キャスターはあてがわれた部屋に引きこもっている。学院長に許可を取って使い魔七人のための部屋をルイズが得たまではよかったが、セイバーは護衛として常にルイズのそばにあり、ランサーやアーチャーは使用人部屋ですし詰めになるより外で野営するほうを好んだため、もっぱらキャスターの仕事部屋と化している。今はまだこの世界の文字を勉強している段階なので、まだ執筆活動は行っていない。劇作家が原稿を仕上げるのはもう少し先になるだろう。

 

 会合が始まり、この世界について説明すると前置きしてセイバーはブリミルをそのように表現した。

 胸に包帯を巻いてルーンを隠したアヴェンジャーは獅子王の言葉にクエスチョンマークを浮かべ、ランサーもまたどういうことかと首を傾げる。「ああ、そういうことか」と、理解している様子を見せたのは現状でアーチャーだけだった。

 

「あー……なんだ。つまりソロモン王がこの世界に来てたってことか?」

「そうではない……いや、私の言い方が悪かったな。正確にはソロモンと同じ役割を課せられた、この世界における魔術王だということだ」

 

 始祖ブリミル──ハルキゲニアにおいて魔法を人々にもたらしたとされる人物であり、メイジたちの祖と崇められる存在。しかしながらこの世界の住民たちは誰一人、六千年前に突如として現れた彼の出自を正確に把握していない。なにせ神とも同一視されるがゆえに恐れ敬われ、その人間性について語り継がれることも、その姿を模造し偶像を崇拝することも禁じられてきたのだ。子細な情報が残されていないのは当然の結果であるとも言えた。

 ブリミルのことを詳しく説明できる者がいるとしたら、同じ時代を生きた者たちかあるいは──獅子王のような、過去をも見通す千里眼の持ち主だけだろう。

 

「我々の元いた世界。かつて神々は人間の認識力、変革力に慄いた。『このままでは自然界(かみがみ)が不要となる時代が来る』と。それはアーチャー、貴女が良く知っているのではないか」

「まあ、遊星の件とか色々あって神の弱体化も避けえなかったしね」

「見逃されてんだっけアンタの親父さんら。やだーかっこわるーい」

「るっさい」

 

 余計なことを言ったアヴェンジャーの頬をアーチャーがつねり上げた。地雷を踏んだ自覚がある黒い少年は痛みに文句を言いながらもされるがままとなる。

 

「そして神々は文明を築き上げる人間たちを神の手に収め続けるために、様々な策を試みた。

 例えば英雄王ギルガメッシュ。彼は神の側に立つ王として人間たちを管理する役目を負わされた存在だった。ヒトの認識たる物理法則が世界を支配することがないよう、神の支配を保つことが彼の使命だった。自我が強すぎて(おや)の言うことなどまるで聞かなかったらしいがな」

「やめてよねアイツの話なんて」

 

 アーチャーは嫌そうに顔をしかめる。

 真名をイシュタル。本来は神霊である彼女は、分体の霊基を依代足りうる人間に寄せることで、アーチャーのクラスとして獅子王について来た。その出自は古代メソポタミア。同郷のギルガメッシュ王とは色んな意味で因縁を持つ女神なのである。

 

「そして魔術王ソロモン。彼もまた、人を繋ぎとめるために利用されるはずだった存在だ。神に捧げられた、人を統べる偉大な王。これに英知を与えることで、神々の支配を盤石なものにしようとした」

「でもその試みは失敗ね。ソロモン王は神に与えられた十の指輪(ちから)を使うことを良しとはせず、ついには自らの手で返却してしまった。ソロモンを通して人心を繋ぎとめることはできなかったのよ」

「なるほどな。ブリミルとやらが魔術王と同一ってぇのは、そういう意味か」

 

 ランサーが納得したように頷いた。片手には酒杯を握っている。会議なら水モノは必要だろうと言ってワインをこの場に持ち込んでいた。いつの間にやら料理人数名と仲良くなっていた青年は酒を厨房から取ってきたのだった。ちゃんとコック長には断りを入れて酒のツマミにチーズなど貰っているあたり根回しがいい。

 ついでにアヴェンジャーが勝手に連れてきた食堂の小人たち(アルヴィーズ)の踊りを楽しんでいた。夜に動きだすという話を聞いて機会を伺っていたらしい。もはや傍から見れば会議と言うより宴会の様相である。

 

「ブリミルはこの世界の王として生まれた存在ではない。そこまでは見通せなかったが、遠き異世界……ともすれば我らと同じ世界より訪れた異邦人にすぎなかった。彼はとある魔術師の氏族の長として同胞を引き連れこの地に来た。その魔術回路の精度を神々は利用したようだ。来訪者たちは神秘の伝達役として最適であり、とりわけ才能が優れるブリミルは神輿に都合がよかったのだ」

 

 セイバーは淀みなく説明しながら自らのグラスにワインを注ぐ。気づけばしっかり相伴に預かっていた。

 

「この世界の知性体(ニンゲン)は疑似神経たる魔術回路を獲得する素質をまったく持っていなかった。それゆえ神代に適応するのではなく、神の支配からの脱却を目的とする方向に認識力を進化させ、神秘・自然法則を物理法則で覆し始めた。人間の膂力は脆弱だが知性体としての変革力は凄まじい。環境に合わせるのではなく、環境を都合よく合わせる霊長の特性はこの世界でも変わらなかったわけだ」

 

 神と呼ばれる存在。それは知性体によって崇敬されるモノ。

 多くの場合はヒトから変質したモノではなく、自然や概念がカタチと化した高次元の霊格である。

 ハルケギニアにおいても自然由来の神々の在り方は地球とさして変わらなかった。だが知性体の信仰を糧とするはずの彼らは、魔術回路をもって()の意志を伝えるための者たち──いわゆる巫女や神官を得ることが叶わず、ただ人間の生活を脅かすものとして人々に対抗手段を講じさせることとなった。

 地球という惑星が「終わりある命」を前提とした生命を作り出したのと同じく、ハルケギニアの生物も定まった寿命を持つ生命としてデザインされた。それゆえに備えた高い生存本能と、自然神の眷属である妖魔やエルフといった天敵の脅威が人々の抵抗力を高めていった。悲しいかな、人々がよりか弱い存在だったからこそ、独立する力を求めたのだと獅子王は語る。

 

「純粋に自然神の隷属だったエルフらでは神秘を暴く霊長の意志は止められない。時を経て、ついに自然現象からは神格が失われ始め、すわ手遅れかと思われた、ブリミルはそのあわやという時に現れた。これを好機と見た神々は彼に英知を授け魔道の始祖に仕立て上げたのだ。

 ブリミルは本来持ちうる魔術知識をハルケギニアの知識で応用し、系統魔法という魔術基盤を生み出した。以降、この世界は六千年もの安定期間を得ることとなる。幻獣や亜人への対抗策を手に入れた人間たちは率先して神秘を暴く必要性を失い、人の歴史は進まず衰退せず、確立した魔術法則をもって日々を紡いできた。

 ──そう。神の傀儡が人々の意志を停滞させることに成功した、いわばここは地球の神々の理想がほぼ叶っている世界と言っていい」

「六千年前って言えば都市国家ウルができたあたりね。あの頃はチャタル・ヒュユクの女神も終わって魔術が色々バラけてたから、けっこうブリミルが地球産ってのはあり得るかも」

 

 この中で最も神の事情に精通しているサーヴァントが言う。

 彼女は意識をきちんと会議に向けながらも、別のところに興味を持った。アルヴィーズだ。魔法人形を手にとって上から下から弄り回していた。なんとか逃げ出そうと小人がもがいてもお構いなしだった。

 

「それは妙な話ですね」

 

 あらぬ方向から声がする。屋根の下、結界の外側からだ。

 そちらに目を向けると、腕に美女を抱きかかえて赤銅の鎧を着込んだ男が跳躍してきた。腕の中の女性に負担をかけぬよう衝撃を上手く殺して見事な着地を見せる。赤い十字の入った白マントが風になびいた。

 ライダーのサーヴァント──ルイズが召喚した使い魔の一人だ。

 真名を聖ゲオルギウス。貴族の生まれであるとされ、邪悪な魔女に育てられたとも言われる竜殺しの聖人である。

 抱きかかえられているのはアサシン。やはりルイズが召喚し、初日に近隣の街まで情報集めに出た使い魔だった。揃ってようやく戻って来たらしい。

 

「帰ったか二人とも。夜が明けたならすぐマスターに挨拶するように」

「承知しております。おや、これはワインですか。私にも一杯いただけますか」

「あ、じゃあ私がお酌してあげる」

 

 鎧を着た聖人の腕から降りたアサシンがボトルを手に取る。斜面に少し足を滑らせるが、すぐに対応して絶妙のバランス感覚を披露する。舌を出して失敗を誤魔化す愛らしさとは裏腹に、非常に手馴れた様子でワインを注ぐ姿には艶めかしい色気があった。

 マルガレータ・ヘールトロイダ・ツェレ……マタ・ハリという名で知られるストリップ・ダンサーは、女スパイという裏の顔を持っている。こういった男を喜ばせる作法は一通り抑えているのだ。賑やかで楽しい酒の席を好むので、酌に回って皆を喜ばせるのは趣味にも近い。

 

「ああ、ありがとうございますアサシン。ふむ、芳醇で良い香りだ。産地に恵まれた葡萄だったのでしょうね」

「それでおっさん、妙って何がだよ」

 

 グラスに鼻を寄せるライダーを尻目にアヴェンジャーもまた槍兵から酒杯を受け取る。こちらも笑顔のアサシンが空のグラスに酒を満たしていった。ボトルを持つ体勢の問題で胸を寄せる恰好になる。「おおっ!?」と目の前の果実を復讐者の少年が喜々として覗き込み、やはり金星の女神にひっぱたかれた。顔までも覆う文様の上に赤い紅葉が出来上がる。

 

「こちらには始祖が現れる以前からの先住魔法があると聞きました。見る限り、系統魔法は神秘を頼りとするのでなく、むしろ強引な解釈で条理を捻じ曲げて人間に都合よく合わせる意味合いの方が大きい。神秘を保つべく狙って広めるとすれば系統魔法より先住魔法なのでは?」

「そうなのか? けっきょく霊長の法則で決定されてんじゃねえか。そこんとこどうなんだセイバー」

 

 疑問を受けたセイバーは苦い顔になり、黙って酒を呷る。誰かの名誉を慮って気を使っているような、そんな気配が漂う。しばし沈黙が流れるも、それでは話が進まないので仕方なくといった風に口を開く。

 

「……ブリミルが来訪した当時、この地の神の力は不安定だった。時期が悪かったと言うべきだろう。霊長が物理法則を確立させだしたことで、自然神秘が揺らぎ始めた曖昧な時……この世界の法則にはいくつかの隙があった。大量のプログラム移行に伴いバグが発生していたのだ。

 ブリミルは魔道の天才であると同時に、並み外れた変革者の才能も有していた。この地の知識を授けられたブリミルは元の世界との差異からバグの存在に気づき──あるいは気づかぬまま、より人間に都合がいい術式を追求した。結果、大気中に散布された多量の大源(マナ)を必要とすることがない、個人が生み出せる少量の小源(オド)のみで発動できる安価な系統魔法を作り出してしまった。その利便性は即座に日常生活と密接になり、先にあった自然現象や奇跡は置き去りにして、メイジの業として各地に広まった。……しかも彼は人間の世を確立すべく、残った自然神の大元に深手を負わせてしまった。人々の信仰はブリミルにのみ向けられることとなり、先住魔法という魔術基盤を残しながら神々は現世から姿を消してしまった。神々の望んだ安定期──人が変革を求めない低迷期に突入したのは、神が消えたその後の話だ」

 

 シンと静まり返る。

 神秘が脅威として存在し、異能が日常に溶け込んだ世界でありながら、神の存在は必要がなくなった世界。

 自然法則に頼らずとも魔術……魔法と呼ばれる技術が行使できる文明。

 皆、想いは一つだった。代表してアヴェンジャーが口を開く。

 

「要するに、こっちの神々は盛大な墓穴を掘ったってことじゃねーかそれ」

「あはははははははは!!」

 

 アーチャー、大爆笑。

 金星の女神(あくま)は異世界においても絶好調である。

 

「ちょ、まっておなか痛い……ヒーおかしいー」

 

 ツボにはまったのか腹を抱えて涙目になるほど笑う。器用にも空中に浮かんだまま転げまわる姿を見て、ランサーとアヴェンジャーはやれやれと溜め息をついた。

 

「シュメルの連中だって人のこたぁ言えねえだろうによ」

「だよなー。楔も鎖も天から離反して人の側に回ってるくせに……」

 

 自分たちの失言に気がついて言葉が止まる。

 だが時すでに遅し。万人を魅了する笑顔を貼り付けたアーチャーの手のひらの上には、巨大な火球が形成されつつあった。

 

「……」

「…………」

 

 ランサーは逃げ出した。

 逃げ遅れたアヴェンジャーは消し炭になった。

 アーチャーはランサーを追いかけ始めた。

 

「クランの猛犬に神殺しの逸話はありましたでしょうか?」

「彼の生き汚さならなんとでもなるだろう。アーチャーも生徒たちを起こすほどの騒ぎは起こすまい。ほおっておけ」

 

 結界を越えて追いかけっこを始めた二人は放置する決定が下された。この場にいる者にとっては既知のことであるので、ランサーの真名が光神ルーの子クー・フーリンであると晒されたことに関しては、特に誰も意見を唱えない。

 脇ではアーチャーの魔の手からようやく開放されたアルヴィーズが抱き合って無事を喜びあっていた。

 

「では、我々に介入してくるような高位の神格は残っていないと考えてよろしいのですね」

「そうだな。現在のハルケギニアは紀元前のメソポタミア……自然神との決別期に近い。いま意志を持つ神性は英霊と大差ない程度の精霊くらいなものだ。捕捉しておくが、この世界では言葉持つ亜人などは大源(マナ)を指してそれを精霊と呼ぶ場合がある。混同しないように」

 

 遠くの森で火柱が上がり、聞き覚えのある声で断末魔のような悲鳴が聞こえてきた気がするが、この世界特有のケモノが遠吠えしているのだろうと、皆で酒を飲んで忘れることにした。触らぬ女神に祟りはないのだ。

 

「一通りこちらの歴史は〝観〟た。今後、しばらく私の『視点』は封印する。未来を知りすぎてはマスターのためにもならないだろうからな。ここに来たのは一介のサーヴァントとして務めるためだ。それ以上の力は今は必要ない」

「へーへー。自ら縛りプレイとか、獅子王サマはお堅いこって」

 

 いつの間に復活したのか、黒焦げのアヴェンジャーが茶々を入れた。イシュタルがだいぶ手加減したのだろうが、それでもボロ雑巾の如き有様である。そんな状態になってさえ悪態をつくのは流石と言うべきか。

 

「あまりに〝観〟すぎてはつまらないのでな。未来視を手に入れればこの気持ちがわかるようになるぞアヴェンジャー。なんならその手の【祝福(ギフト)】を与えるか?」

「じょーだん。ただでさえ使い魔のルーンなんぞつけられちまったのに、これ以上余計なものくっつけられてたまっかよ」

「と言うか、今の貴女には【祝福(ギフト)】は使えないのではないですか? セイバー」

「んあ? そーなん?」

「……異世界に来た弊害だ。私は自然神ではないが、神の列に並ぶ者。【祝福(ギフト)】は地球(ほし)を寄る辺とする権能に近い。すでに此処は我々が信仰を集めた世界ではないのだから当然だろう。この手の弱体化は貴公らとて変わるまい」

 

 現に、模擬戦を行った際にランサーにも大幅な弱体化が確認できたとセイバーは語る。具体的にはいくつかのスキルの封印やステータスのランク低下などだ。それでも地力のみで幻獣たちにも打ち勝てるという確信はある。

 

「あら? でも王様は私たちを受肉させるくらいの力は残っているんじゃないの?」

 

 これまでの会話に興味なさげにチーズを頬張っていたアサシンが首をかしげた。

 本来ならサーヴァントたちは霊体であり、魔力供給なくしては現界を保てない不安定な存在である。にもかかわらずここにいる者たちは肉の器を得ていた。これをアサシンは最果ての化身たる獅子王の力によるものではないのかと考えていた。その考えは半分だけ当たっている。

 

「もはやそこまでの力は持ち合わせていない。ただこの世界に来る直前、今や私から失われた権能を総動員して、お前たちが受肉するよう働きかけておいたのだ。亡霊たちの王(ワイルドハント)としてそのくらいの融通は効かせなければな」

 

 でなければマスターに負荷をかけすぎてしまっただろう。そう言ってセイバーは二つの月を見上げた。釣られて皆がそちらを見る。

 赤と青、二色の衛星が照らす様は、この世界が地球とは異なる天体の上にあるのだと、否応なく再認識させるものだった。

 

「さて。ライダー、アサシン、お前たちには街で最近の情勢などを調べてきて貰ったと思うが。その報告を聞こう」

「ええ。最寄りの街はトリスタニアという城下町でして、この国の首都にあたる街だったのですが、最近は隣国との関係よりもレコン・キスタという──」

 

 話し合いは、空が白み始めるまで続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────

 

 

「ひとつ聞いておきたいことがあるんだけど、よろしいかしら獅子王陛下」

「あらたまって、なんだ女神イシュタル」

「この大陸ってさ、あとどのくらいもつの?」

「……さて、そこまでは見通してないので何とも言えないな」

「あっそう。けっこうウソツキなのね貴女」

「意外か? これでも男として生きた経験もある。必要とあれば虚偽も通そう」

「そういえばそうだったっけ」

 












こういうこじつけ的な独自解釈するの好きなんで。
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