暗黒魂ってのも良いじゃないか。   作:skkコーポレーション

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前回の続きです。戦闘面はやはり書きづらいので、かなり雑になってる気がしますが、そこはおいおい慣れて行くと思うので長い目で見て下さい。


6.深淵の監視者達はこうなると強い

「アンリ!6時の方向一人!」

『了解!』

「ホレイス!4時の方向狼憑き!」

『………!』

 

次から次へと湧いてくる不死隊のメンバー達。システムなんて便利な物(御都合主義)は無いので幾らでも湧いてくる為、現在6体ものとんがり帽子が動いているのが見える、アンリが2体、ホレイスは今狼憑きを俺の方に誘導してくれたので1体に減り、俺が3体で争っている中に入り2対1対1の変則的なバトルロイヤル状態だ。

 

『一人倒しました!』

「了解!出来れば一人連れてってくれ!」

『増えたので無理です!すみません!』

「仕方ない!こっちで全部やる!」

『……!』

「サンキューホレイス!」

 

一人倒したらしいホレイスが本体じゃ無い普通の不死隊を一人持って行ってくれた。これで三つ巴に持ち込めたので相手のタゲを狼憑きと本体それぞれに誘導し、自分は本体を殴る。

 

『っ!まずい!ホレイス!』

「あ!?うわマジか!?」

『………!!』

「頼むアンリ!こっちも増えて手が出せん!」

『言われなくとも!』

 

ホレイスが急に湧いた不死隊5人に袋叩きにされて居た。アンリが救援に向かうが…合計7体。あまりに多すぎる。

 

「おう監視者達、ちょっと勝負(ゲーム)しようぜ!」

 

こっちの勝利条件は俺達3人の内誰か一人の体力が尽きる前に監視者本体を倒しきる事。

敗北条件は…監視者のライフが尽きる前に3人の誰かが死亡する事。

 

(倒し切れ!)

 

振るわれる大剣をローリングで躱し反撃にツヴァイを突き出す…為に構えたがすぐにキャンセルしてパリングダガーを構えガード。もう一人の大剣が目の前に迫っていたのだ。

 

「っ!あぶねぇ!?」

 

受け止めて鍔迫り合い状態だった大剣の下から突き出された別の大剣。3人目の攻撃だ。右のツヴァイの柄を当てて逸らし、パリングダガーの鍔で受け止めてた大剣を弾きながら後ろにバックステップする事で全部を回避。やはり多対一はしんどいが、このままではアンリもホレイスも此処で死んでしまう。大丈夫だ。俺にはツヴァイがある。一回ゴリ押しで切り込む事が出来れば彼らは強靭が弱めだからそのままいくらかダメージを稼げる。

次のモーションは飛び込み回転斬りとナイフでの斬りかかり…あと地面に押し付けたまま高速で飛んでくる奴。ナイフが一番早かったのでそれに合わせて攻撃しよう。

引きつけて…少し早めに!

 

「今!」ガッ!

 

痛い。当たり前だ。ナイフで斬りつけられたら誰でも痛い。だが、そのナイフは俺の体を突き破る事無く、弾き返された。戦技『踏み込み』。踏み込んだ一瞬だけ『我慢』の様にダメージカット率が上がり、異常なまでの強靭を手に入れられる。また、屈み込むので次の飛び込み斬りの横薙ぎは当たらない。頭スレスレで飛び去る剣先を視界の外で感じながら踏み込みの勢いを殺さずに切り上げへとシフトする。

 

「ぬぅおりゃぁぁ!!」

 

ズガシャッと重厚感溢れる敵を斬る音と共に先の二人と飛び込んできた地面に剣を突き立てたままの一人が宙に舞い上がる。…せっかくなので後ろに叩きつけたツヴァイをこのまま縦に振り下ろす。

 

「ふん!」

 

スタミナは関係ない。自分の体力の限りツヴァイを振り回せる。だからとにかく斬る。斬る。斬る。起き上がった不死隊3人を俺の強靭とダメージノックバックで拘束して、兎に角振り回す。

……どれくらい時間がかかったか…流石に息が切れてきたと思った時、ザクッと言う音がした。

 

「…ハァ、ハァ…終わったか。」

『ま、マコトさん…。』

『………』

「あ、アンリ!ホレイス!ボロボロじゃないか!」

 

なんと崩れ落ちて行く不死隊達の間から見える彼らは、防具もひび割れ、そこから血がダラダラと流れ出る程の重傷。腕が動かない様なので大急ぎでエストを飲ませる。

 

「大丈夫か?」

『えぇ。なんとか、ですけど…。』

『………』

『ホレイスも、ありがとうございました。…ともあれ、これで先に進めるのですね。』

「あ…いや…」

 

まだなんだよなぁ…一人だけオーラを溜め込んでる倒れ伏した不死隊の一人を眺めながら、俺は彼らにそう言った。

 

『……アレは…なんですか?』

「コンティニュー。まぁ今度は一人だから、さっきよりかはマシだろうけど、その分強い。…動けるか?」

『…まだ力は入りづらいですが。いけます。』

『………!』

「そうか。なら行くぜ!」

 

炎を纏ったその初撃をパリングダガーで弾きながら俺は号令をかけた。

その致命の一撃が、再戦の狼煙となった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そして迎えた彼の最後は、3人の得物による三方向からの串刺しだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「………」

『…それは?』

「あ?…あぁ、これは《不死隊のソウル》だな。それと《王の薪》だ。」

『…それをどうするんですか?』

「これは錬成する。」

『錬成って…!禁忌の術の筈!そんな事が出来るのは《錬成炉》だけ…!そんなもの、貴方はどこで…!?』

 

…そういえば、本来はやっちゃいけないものだったっけか?普通に使ってたから覚えてなかったな。

 

「不市街でな。なんか動く木が持ってた。それを祭祀場のルドレスが、なんなら使ってしまえと言うもんで禁忌の術って話忘れてたわ。」

『忘れてたって…まぁ、この状況で、そんな事気にすることも無いですね。』

「それより、先行くぞ。イルシールに行くんだろ?」

『…はい。』

 

…俺たちは、また先を見据えて歩き始めた。




……と、まぁこんな感じで、次は地下墓になります。

不死隊は3人しか居なくて、しかも一人は敵味方関係なく殴る様になってるから強く無いのであって、無尽蔵に復活するのならもっと猛威を振るうボスになってたと思うんですよ。まぁ無限はゲームがなり立たなくなるので流石に10体とか。強靭もないし、それくらいがフロムのゲームとして丁度いい難易度じゃないかな?と。……よく考えたらその場合1周目がすごくしんどそうだな…。と、まぁそんな事考えてます。

次回は、書いてみないと分かりませんが、もしかしたらイルシールまで行くかも。
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