転生傍観者(?)~EX佐藤さんの転生者傍観(?)記~   作:マのつくお兄さん

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EX11.佐藤さん思い出ぽろぽろ。

 やふ~、皆元気? 私だよ私~、佐藤さんだよ~。嗣深(つぐみ)ちゃんだよ~。

 今はおうちでまったりなうだよ~。恵理那ちゃんはおでかけ中で、アインもお散歩に出てて、悠馬くんは買出しなうという、おうちに一人という久々な状態だよ~。

 そんでもって今度ある学芸会のこととか色々心配ではあるけど、なのはちゃん達が復帰しないことには劇もやりようがないので、私もちょっとだけ安心した日曜日の今日この頃だよ!!

 でね~、明日って月曜日だからね、一回学校にいかないといけないんだよね~。面倒だよね~。

 とか、そんなことを思っていたのが前世の前世で小学生だった時の私!! 前世からはむしろ子供達の元気で微笑ましい姿を見られるのが楽しみで全然苦じゃなかったよ!! ぼっち気味ではあったけど、虎次郎もいたから寂しくはなかったしね!!

 そういえば虎次郎といえば、なんだか最近影が薄い気がするんだけど気のせいだよね? なのはちゃんと動いてるからあんまり出番無いだけだよね? あ~、早くフェイトちゃんもこの町で暮らせるようにならないかな~。おしゃべりしてみたいな~。そしてアルフをもふんもふんさせてほしいな~。

 個人的に、はやてちゃんとこのザッフィーさんもちゃちゃっと出てきて欲しいんだけどね~。はやてちゃんと一緒に背中に乗せてもらったまま走ってもらいたいね!! リーンちゃんだと流石に私一人が限界だろうし、そもそも介助犬の背中に乗っけてもらうなんてこと私流石にしたくないしね!! リーンちゃんのお仕事の邪魔はしないんだよ私!! もふんもふんははやてちゃんと一緒にするけど!!

 うふふ。あ、ところでお父さんをノーカンとした初キスをクロノくんに強引にあげちゃった私ですが、恵理那ちゃんにされてるおやすみのキスって同性だけどキス経験に入るのかな。

 あの子たまに私の唇舐めてくるからそのうちベロチューしようとしてくるんじゃないかと戦々恐々なんだけど、されそうになったらどうすべきなんだろう。女の子同士だと結構普通のことなのかな。男の子同士ではまず無いことだから分からないんだけども。

 まぁ唇を含めて、顔を舐められるのはわんわんパラダイスで何度かわんこにやられてることだし別に良いんだけどね!! そう考えると恵理那ちゃんはわんこなんだろうか。でもあの子はイメージ的ににゃんこなんだよね~。わんこは悠馬くん一択!!

 ちなみに虎次郎くんがキツネさんで、刹那がウサギさん。はやてちゃんは狸さんで、アリサちゃんはにゃんこみたいなわんこさん。すずかちゃんは~……う~ん、うさぎさんかな。で、なのはちゃんがうさぎさんみたいなにゃんこさん!!

 

 あと、フェイトちゃんはまだちゃんと対面したことすら無いけど、きっとわんこさんっぽいと思うよ!!

 

 あれ、なんの話しだっけ?

 え~と……あ、そうそう。明日学校って話だったね。悠馬くんは面倒くさがってて、「俺は百人の友人や千人の恋人よりも、たった一人嗣深が隣にいてさえくれればそれで良いのに」とか言って私の手をぎゅってしてたけど、二人だけの世界なんて寂しいからダメです!! 最低限、そこに恵理那ちゃんとアインも入れて、出来ればお父さんも入れてあげてくださいな!! って怒ったら、「まぁ……そうだな」ってちょっと優しい顔してたよ!!

 もうね~、そういうやけに格好つけてるくせに、たまに見せる歳相応の柔らかい笑みが悠馬くんはポイント高いよ~。なんで他の子は悠馬くんを露骨に避けるんだろうね~? 外見が年齢不相応なのを除けば、普通に悠馬くんイケメンだし、性格だってここ最近は丸くなって人に突っかかったりも減ったし、この子割と優しいんだよ?

 この前ね、二人とは別行動してる日に悠馬くんが一人で歩いてるの発見したから声かけようかと思ったら、車道に急に飛び出して、どうしたんだろう車も割と近く通ってたのに危ないな~って思ったら、足ひきずって車道を歩いていたにゃんこさんが轢かれそうになったから助けたみたいでね、助けた後にニャーニャー文句言われて噛み付かれたり引っ?かれたりしながらも杖みたいな宝具で足治してあげたみたいで、イライラしてるように尻尾を左右にぶんぶんふりまわすにゃんこには逃げられちゃったんだけど、優しいけど悲しそうな顔でそれを見送ってたの。

 

 もうね~、もうね~、虎次郎だったらね、ここは助けたにゃんこに甘えられて凄いほんわかした空気になるのにね、なんで悠馬くんだとこういう哀愁漂う状態になっちゃうのかわかんないよね。もう思わず私駆け出して、ジャンプして背中に飛び乗ってぎゅ~ってしてあげました。

 驚いて「うぉっ!?」とか声をあげるのを無視して頭撫で撫でしてあげて、「今のにゃんこさんの分まで私が感謝とお礼をしてあげるのだ~!!」とほっぺにチューもしてあげました。

 頑張ったのに報われない子って、見たくないよ私。どうして神様は悠馬くんにこんな意地悪するんだろうね。女の子に言い寄られていた時だってあったけど、ただの美形アイドルのおっかけみたいな人達で、私にベタベタしてるのを見たら「キモイ」とか「ロリコン」とか言ってどっか行っちゃうの。

 悠馬くんのこと何も知らないくせに!! 平気そうな顔してるし、絶対にそんなこと言わないけど、悠馬くんだって傷ついてるんだよ!! 人からも動物からも好きになってもらえなくて、誰にも弱音吐けなくて、私にだって全然弱音吐いてくれなくて、すっごい強くて優しい子なんだよ!!

 

 う~、思い出したら涙でてきたよ。何も知らないくせに勝手に色々言うなんて酷いよね。今は恵理那ちゃんと仲良しだから、前よりも笑顔が出るようになってきたけど、う~。よし、今日はほっぺじゃなくて唇におやすみのチューをすることにしよう。っていうか、今からしてこよう。

 

「わん悠馬く~んでってお~いで~!! 出ないとちゅ~してあっげない~いぞ~!!」

「嗣深がちゅーしてくれると聴いて飛んできたぞ!!」

「同じく飛んできたわ!!」

「にゃ~!!」

 

 お~、悠馬くんだけじゃなくて恵理那ちゃんとアインも飛んできたよ。っていうか今悠馬くんどこから入ってきたの? 恵理那ちゃんは身体を丸めて窓を突き破って飛んできて着地(と同時に割れた窓が元に戻ったよ!!)でしょ? アインはその割れた窓から恵理那ちゃんとほぼ同時に、まるでムササビみたいに綺麗に飛んできたでしょ? でも悠馬くんは気付いたら私の目の前で目を輝かせてたんだけど、君はやっぱりテレポーテーション的な物使えるのかな。

 まぁ、それはさておき。

 

「仕方ないな~! 三人とも全員ちゅ~してやる!! そこに並ぶのだ~!!」

 

 大好きな家族にちゅ~するのに今更躊躇する私ではないのだ!! はっはっは~!!

 にゃ~、今日も平和ですですよ~。

 ところでにゃんこにはあんまりキスしないほうが良いって言うけど、アインはねずみ狩ったり食べたりはしてないと思うので大丈夫だと思う!! 口閉じたままのキスだし、一番最後にしたからね!!




 12月1日より、オリジナル版の義嗣と嗣深の物語、始まります。
(小説家になろう、にて)
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