転生傍観者(?)~EX佐藤さんの転生者傍観(?)記~   作:マのつくお兄さん

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EX14.魔道探偵と佐藤さん

 やほやほやっほ~!! 皆大好き~?(つぐみちゃ~ん!!) 貴方が大好き~?(つぐみちゃ~ん!!)

 もひとつオマケで~?(TSU☆GU☆MIちゃ~ん!!)

 

 という感じで今日もハイテンション娘こと嗣深(つぐみ)ちゃんですよ~!!

 さぁさぁ皆さんご一緒に!!

 

 いあ、いあ、つっぐみ~ん!!

 

 ふぅ。心の中だけとはいえ、中々に気恥ずかしい物があるね、コレは。

 

 さて、今日は月曜日、はやてちゃんのお家に遊びに来ています!!

 恵理那ちゃんとアインも一緒だけど、悠馬くんははやてちゃんに嫌われてるからって言って家に残りました。可哀想だけど、はやてちゃんもたまに遊んであげないと寂しがるからね!!

 まぁ、私が遊びに行きたいだけなんだけど!! リーンちゃんもふんもふんしたいだけなんだけど!!

 

 ちなみにはやてちゃんの家の広いお庭には地下へと繋がる秘密の扉があって、そこを下りていくと博士の研究所に繋がってるらしいけど、今日はそっちは行かないよ~。

 それとどうでも良いんだけど、秘密という割に『この辺に秘密基地への扉があるので、部外者は勝手に近づかないようにするのでアル』とか書かれた看板が出てて、そのあたりを無敵破壊ロボ2号くんが腕のアタッチメントを変えて芝刈りしてたよ。

 

 なんかね、無敵破壊ロボ2号くん、ついに変形機構を実現することに成功したとかで、迷彩色の日本の特殊部隊みたいな格好のロボに変形するところを見せてくれたよ!! かっこよかったよ!! ゴーグルアイにあたる部分が真っ赤に光ってたよ!!

 そして背中に入っていた『MHR』(無敵破壊ロボ)のイニシャルが中々イカしてたよ!!

 

 で、それはさておきね。はやてちゃんのお家です。

 

 今日はね、なんとはやてちゃんの家で事件が起きたのです!!

 

「わ、私が楽しみにとっておいたカニかまがなくなっとるやないか~!!」

「な、なんだって~!!」

 

 これは大事件だよ皆!! カニかまなんて、私ちょっと高級な感じがするから普段食べたいな~って思っても買うの我慢してるのに!! それを盗むなんて!!

 

「フッフッフッ……そんな時はこの私に任せなさい!!」

「「こ、この声は!!」」

「そう、この魔道探偵ローレライにね!!」

「「かぁっこいい~!!」」

 

 ババーン、とシャーロックホームズみたいな茶色っぽい帽子とコートを羽織ってハッカパイプを咥えている恵理那ちゃん――じゃなかった。魔道探偵ローレライさんの登場だよ!!

 

「さて、まず現場検証から入るわよ」

「わくわく」

「本格的やな!!」

「ムムッ!?」

「おぉ、早速何か発見したんかエリナン、やなかった。ローレライさん!!」

「これは、猫の足跡ね!!」

「「な、なんだって~!!」」

 

 猫さんの足跡だって!? それじゃあ犯人はもしや、猫さんだって言うの!?

 

「つまり、犯人は猫よ!!」

「「な、なんだってー!!」」

 

 さっきから私とはやてちゃんなんだってーしか言ってない気がするけど、これが様式美ってやつだよね!! 仕方ないよね!!

 

「せ、せやけどこの家にいるのは、私の他にはリーンだけやで? 博士達は地下の研究所やし……」

「ふっふっふっ……この場には一匹、にゃんこがいることを忘れたのかしら?」

「「ハッ!? まさか!!」」

「そう、アイン「にゃ~!!」きゃ~!?」

「アインやってないって~」

「せやなぁ。アインちゃんええ子やから勝手に人様の家の食べ物食うたりせぇへんもんなぁ」

「にゃ!!」

 

 だよね~? 大丈夫だよ~、私とはやてちゃんは信じてるから~。

 

「いや、でも他に猫なんて――あ、ふっふっふっ……この魔の匂い、どうやら、相当な隠蔽術を持った犯人だったようだけれど、甘いわね!! 勿論、これがアインを陥れるための罠であることくらいわかっていたわ!!」

「「おぉ~!!」」

「にゃ~?」

 

 アイン、本当~? 嘘くさいな~、とか言わないであげてね~? 恵理那ちゃん今必死に誤魔化してるから。

 

「ふふふ……謎は!! 全て解けたわ!! 切嗣(じっちゃ)「ストップだよ恵理那ちゃん!!」え?」

 

 ふ~、危ないところだったよ~。

 

「え? どうしたの? 嗣深」

「それ、世界の意志<二次創作禁止作品>に抵触するから駄目!!」

「――えぇ!? そうなの!?」

「そうなんだよ~。金田一さんとこにも参ったもんだよ」

「……え、いや、普通に名前出して大丈夫なの?」

「私が言ってるのは金田一耕助のほうだからいいんだも~ん」

「あぁ、そういう意味で言えばあの作品って金田一耕助シリーズの二次創作よね。ってことは、アレで作品書いたら三次創作ってことになるのかしら」

「さぁ~? でも、一応禁止らしいから、危ない名言禁止ね?」

 

 やりにくい世の中になったもんだね、全く!!

 

「それを言ったら、割と本編の方でも危ない文章がいくつかあったような……」

「し~っ!! いいの!! 下手なこと言って削除されたら残された道はアルカディアだけなんだから!!」

 

 実際にはハーメルンさんのほうにきたけどね!

 

「まぁ、そうだけど……」

「そもそもね、二次創作云々で言ったら、デモベだってダディ○ェイスだってクトゥルフ神話からネタもらってる訳だし、かの有名なマト○ックスだって他作品からの設定持ってきてる以上は二次創作になっちゃうでしょ? だからアレくらいは許されると思うの」

「え? マト○ックスってどっかから設定持ってきてるの?」

「攻殻○動隊のインスパイアだって製作者自らが言ってた筈だよ? 完全にネタ引っ張ってるわけじゃないし、他にも色々な作品からネタ引っ張ってるし、製作会社側も文句言ってないんだから構わないんだろうけど。でもそう考えると、商用でも割と他人様の設定とか演出モロパクリな物もあるんだね」

「攻殻○動隊もちなみに抵触するわよね?」

「うん。あれ? じゃあさっきの名言言っても大丈夫だった?」

「いや、今更私に訊かれても流石に分からないわよ嗣深」

「二人とも、なんの話しとるんや?」

「「何でもない(わ)よ~」」

 

 こほん。何はともあれ危うくも気付いて良かったよ。改稿ギリギリセーフだった、って作者さんが言って――あれ? なんだろう。最近伝電波拾ってないと思ったら、今日は長めに拾ったにゃあ。

 

「まぁそれはともかく、恵理那ちゃん、切嗣さんをじいさんって呼ぶのは士郎くんだけだよ~!!」

「うん? 切嗣さんって誰や? 名前からしてつぐみんのお父さん? 士郎さんはなのはちゃんのお父さんやったやんな?」

「私のお父さんの名前は忠嗣(ただつぐ)だよ~。そして士郎くんはそっちの士郎さんじゃないよ~」

「うん? なんやようわからんけど、分かったわ」

 

 まぁそこはね~。前世でFate見てる人しかわからないネタだからね~。

 

「そう、犯人は、あの庭をてこてこ歩いている野良っぽいにゃんこよ!!」

「「な、なんだって~!!」」

 

 ビシッ、と恵理那ちゃん、じゃなかった。ローレライさんが指差した先には――あ、本当だ。にゃんこが歩いてる。

 

「あ、あのにゃんこたまに家の庭でうろうろしとるんよ。もふもふさせてくれるえぇこなんやで」

「へ~、いいな~。私ももふもふしたいな~」

 

 なんという美人さんな猫さんなんだろうね~。

 

「にゃ~……」

「あうあ~、勿論アインが一番だよぅ!!」

 

 そんなしょんぼりしないで!! 大好きだよ!!

 

「ふふふ、かわえぇなぁアインちゃんは。まぁうちのリーンもめっさ美人さんでかわえぇんやけど。あ~、でもあの野良とリーンなんか仲悪いんよね」

「それが決定的な証拠ね!?」

「うぉ?! なんやエリナン!?」

「ローレライよ!! そう、はやてちゃんの絶対的守護者であるリーンちゃんが敵対しているということは、あのにゃんこは泥棒猫なのよ!!」

「「な、なんだってー!!」」

「た、確かに猫で美人とくれば怪盗やな!!」

「お、恐るべしだよ美人にゃんこさん!!」

「そういうわけで、捕獲に行くわよ~!!」

「「お~!!」」

「わぅ!!」

「にゃ~!!」

 

 おぉ、濡れ衣を着せ掛けられたアインと、敵対しているというリーンちゃんがやる気満々だね!!

 

 

 で、結局逃げられちゃったんだけど、よくよく考えたらはやてちゃん一人で行ってもらって、油断して捕まったところでお仕置きに入るべきだったね。失敗失敗。アインとリーンちゃんが悔しそうにしてたけど、まぁ今回は見逃してあげるとしようね~?

 

 ……あれ? ところではやてちゃんの家にたまにくるにゃんこってリーゼ姉妹?

 

 ん~……まぁ、いっか!! 今日も平和でした!! まる!! 明日は学校だ~!!

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