転生傍観者(?)~EX佐藤さんの転生者傍観(?)記~   作:マのつくお兄さん

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EX19.涙目刹那と佐藤さん

「嗣深ぃ……虎次郎来てないぃぃぃ?」

「うわぁ!? ちょ、刹那ちゃんどしたのそんな目に隈作って!?」

 

 虎次郎がお泊りした翌日、刹那が泣きはらした真っ赤な目で家にやってきましたですよ。

 後ろには、静かに微笑んでいるけれど、なんだかどす黒いオーラをまとったセイバーの姿が!!

 

 とりあえず虎次郎くん超逃げて~!! って言うべきかな。わかんないけど!!

 

 というわけで、今日もニコニコ駆け寄る混沌、アザトース・つぐにゃるらとほてっぷさんだよ!!

 ごめんね!! 冗談だよ!! いや~、最早つぐみの名前の名残が少なすぎたね~。そういうわけで、嗣深(つぐみ)です!!

 

「えっと、えっと……どうしたの? 刹那ちゃん。とりあえずあがってあがって?」

「うん……ぐすっ」

 

 おぉう、涙目刹那ちゃんマジ萌えすって奴だね!!

 

「お邪魔致しますぞ」

「お邪魔されましょうぞ~!! え~っと、とりあえず居間に行っててもらっていい? お茶の位置とかは変わってないから、好きに淹れて飲んでて良いよ。私まだお着替えも歯磨きもしてないから、ごめんね?」

「うぅん……朝早くから来た私が悪いんだし、良いよ。ぐすっ」

 

 や~ん、もう可愛いよぅ刹那ちゃん可愛いよぅ。は~う~、お~もちかえりぃ~!!

 おっと、既にお持ち帰りもなにも、家だったね!! てへぺろ☆

 さてさて、それにしても罪作りな男な虎次郎くんにも刹那ちゃんが来てること教えてあげないとね~。名乗り出るのか、それとも隠れてるのかは本人に任せるとして、ひょっこり会っちゃうのが一番きまずいもんね。

 

 虎次郎くんや~い。

 

「お、おはようさんやつぐみん。いや~昨日はおもろかったな~」

「お~、よかった。丁度歯磨きなうだったのだね虎次郎くんや。今刹那ちゃんが居間に来てるから隠れてるか、名乗り出るか考えておいてね?」

「おぅ、お~きに……おぅ!? え、き、来とるんか?」

「うん。目真っ赤にして来てたよ」

「あ~……そか。流石にいきなり出て行くんは気まずいから、外で様子伺ってから入るわ」

「了解だよ~。あ、ちょっとごめんね。歯ブラシとりたい~」

「ガラガラガラ、ぺっ。ほな、ワイは一旦部屋にこもらせてもらうで?」

「あいあい~」

 

 

 

 

 おぉ、何気にEXでの☆マーク場面移動初めてじゃないかな。さては作者め面倒くさくなったにゃ?

 

 ……うに? 作者ってだ~れぞ? 電波さんいらっしゃいませ~。

 

「うん、わかってるんだ。私があんなにべたべたしてたから、きっと気持ち悪く思ってたんだよ。そうだよね、私みたいなのがべたべたしてたら気持ち悪いよね。うぅぅぅ」

「刹那ちゃんみたいな可愛い子がべたべたしてきたら嬉しいよ!! 大丈夫だよ!!」

 

 虎次郎くん若干ウザがってたけど!! でも本気で嫌なわけじゃなかったみたいだし!!

 

「でもでも、私すっごいブサイクだし……」

「刹那ちゃん落ち込むと毎回それ言うけど、普通に美人さんだからね!! 私男の子だったら惚れてるからね!!」

 

 なんでこの子自分にこんなに自信無いのさ!! 本気で可愛いんだからね!! 将来起動六課に入れば絶対フェイトちゃんはやてちゃんなのはちゃんと並んで、四強美女として称されるに違いないよ!!

 ちなみに名前を呼んだ順番に大した意味は無いよ? 単純に人気の順とかじゃないよ?

 

「でもでも、私本当、ヤンデレ気質だし……」

「あ、それは確かにそうかもね」

「うわぁぁぁぁぁん!!」

「しまったよ!!」

「大丈夫よ嗣深、この子ヤンデレくさいのはうそじゃないんだし」

「津軽殿、喧嘩売ってるのですかな? 買いますぞ?」

「あら、劣化アサシンのなんちゃってセイバー如きが、この私(強化版アーチャー)にかなうと思って?」

「ほう……? 言ってくれますな?」

「二人とも喧嘩したら追い出します」

「「ごめんなさい(申し訳ござりませぬ)」」

「よろしい!!」

 

 セイバーには家にいる間ずっと仕込んでたので、ちゃんと土下座体制に入るまでが恵理那ちゃんと同時だね。うむうむ。ニ、三回本当に追い出したからねぇ。

 

「うぅぅ嗣深ぃ……私嫌われちゃったのかな」

「それはないと思うから大丈夫だよ? よしよし」

 

 む~。こうしてると刹那ちゃんに同情して虎次郎くん突き出したくなるけど、忘れがちだけど私元男の子として虎次郎くんの立場もある程度は理解出来るから、にんともかんともですな~。

 

「でもねでもね? 最近はお風呂に一緒に入っても身体洗ってくれないし、洗わせてもくれないし……ご飯もね、あ~んでしか食べてくれないんだよ?」

「む~? あ~んでしか食べてくれないの?」

「そうなんだよ……」

 

 え~? それって虎次郎くん、明らかに自分からお願いしてるじゃない。コレは許せませんね!!

 

「ちょぉっとまったぁぁぁ!!」

「うひゃう!? あ、虎次郎!! やっぱりいたんだね!!」

 

 おぉう、虎次郎くん、いたたまれなくなって出てきたか!!

 

「あかんでつぐみん!! 刹那にだまされたらあかん!!」

「な、騙すなんて酷いよ虎次郎!!」

「そうですな。万死に値しますな」

「はい!! 裁判長として被告人に証言する権利を与えます!! 虎次郎くんどうぞ!!」

「つぐみん裁判長おおきに!! 刹那!! 自分、身体洗う言うて、いつも自分にボディソープべったりつけて身体で洗おうとしてくるんやから、こちは健全な男の子として断らざるをえんやろうが!!」

「そんな!! 女体スポンジは男の子共通の夢だって聞いたのに!!」

「少なくとも小学生はそない夢抱いとらんわ!!」

 

 うわ~い、刹那ちゃん積極的だね~。

 あれ、でもその女体スポンジとやら、恵理那ちゃん割とやってくるんだけど駄目なの? あれ結構気持ち良いんだよ。初めはくすぐったかったけど。

 

「ば、バカな!!」

「我が主よ、どうやらあの男にはまだ早かったようですな。ご安心くだされ。中学にあがった頃にはきっと喜ばれるでしょう」

「なるほど、発育してからなら大丈夫なんだねセイバー!!」

「そういう問題やあらへんわ!! っちゅうか、自分が原因やったんかセイバー!!」

 

 アレだね~。虎次郎くんも悠馬くんよりは進んでる感じするけど、結構純情だよね~。

 

「そもそも、あ~んでしか食わへん言うのも、口移しで食わせようとしてくるからやろうが!! 口移しかあ~んならあ~んで食うしかあらへんやろ!? 普通に食うと刹那泣くし!!」

「ば、バカな!! 口移しご飯は男子生涯の夢だって聞いたのに!!」

「どちらかといったら生涯の夢は女体スポンジの方やろうけど、そういう問題やないっちゅうとんねんこっちは!! 何が悲しゅうてコロッケとかしょうが焼きとか食感を楽しむもんを充分に噛み砕かれて流動食みたいになったの食わなあかんのかって言うとんのや!!」

「なるほど!! 茶碗蒸しとかプリンとかだったらOKなんだね!!」

「その前に刹那は貞操観念どうにかせぇよ!?」

 

 口移しご飯なら、恵理那ちゃんが風邪ひいた時にやってあげたよ~。なんか余程お腹減ってたのか、私の頭押さえて口にまで舌突っ込んできて、私の舌舐めてたけど。ちょっと変な気分になっちゃって困ったよあの時は。

 

「おかしな連中ねぇ。好きな子に口移しとか、女体スポンジとか、ご褒美以外の何者でもないじゃない。ねぇ? 悠馬」

「……折角黙ってたのに、俺に振るなや。いや、まぁそうだけどよ」

「あ、じゃあ私今度やってあげようか? 悠馬くん」

「い!? あ、いや、いい。それはなんていうか、俺には早い」

「そうね。小学校低学年の女児が、外見が低身長の大学生に身体をスポンジにして身体洗ってあげたり、ご飯を全部口移しで食べさせてたりしたら、間違いなく通報くらうレベルね」

「……お前、自分が女だからって両方とも堂々とやってやがるくせによく言えるな……」

「女の子同士は許されるのよ。ねぇ嗣深?」

「うん。そうらしいよ?」

「嗣深、お前も多分、貞操観念もう少しどうにかしたほうが良いぞ……」

 

 何をおっしゃる悠馬さん。私の貞操観念は、鋼鉄の処女だよ? アイアンメイデンだよ? 襲ってきたら血まみれになってお帰りいただくよ? なんのために悠馬くんから宝具もらってると思ってるのさ。全くもう。全くもうったら全くもう。

 

 まぁ何はともあれ、今日も平和だなぁ。

 

「分かった。じゃあ百歩譲って、虎次郎が男体スポンジで僕を洗ってくれればいいんだよ!!」

「全然譲られた気がせぇへんわ!?」

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