転生傍観者(?)~EX佐藤さんの転生者傍観(?)記~   作:マのつくお兄さん

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EX4.佐藤さんの苦労人初キス記

 やほやほやっほ~。皆元気~? せ~の、こんばんわんわんお~!

 

 あ、にゃんこ派な貴方はこっちかな。

 

 せ~の、こんばんにゃんにゃんお~☆

 

 はい、という訳で毎度おなじみ佐藤嗣深(つぐみ)ちゃ~ん、佐藤嗣深(つぐみ)ちゃんで~す。この世界をより良く見える政治にするため、貴方の清き一票をお待ちしておりま~す。

 と脳内で選挙活動真っ最中の嗣深(つぐみ)ちゃんです。深く嗣ぐと書いて嗣深です。覚えて帰ってね!!

 え~っとね、ドクターウェスト、あ、本名は西野羽仁(にしの はばと)くんって言うんだって。ちなみに現役中学生の二年生だとか。中学生であの筋肉って凄いよね。ちなみにエルザちゃんは西野エルザだって。中学一年生の妹という設定らしいよ!! 二人とはメアドも交換したよ!!

 

 あ、そうそう。メアドといえば、私今世では携帯持ってます。お父さんが、女の子一人だと色々物騒だから持ってなさいって言って買ってくれました。真っ赤な奴です。個人的に赤は好きな色なので嬉しかったです。だって赤といったら三倍早いじゃない!!

 それでね、ジュエルシードに操作乗っ取られたって言うけど、二人が降りようとした時はちゃんと止まって降りるまで待ってたりした無敵破壊ロボ2号くんは実は自我を得てちょっと喜んで暴走してるように見えてるだけなんじゃない? という仮説をズバリ名探偵っぽく立てたらね、当たりでした!!

 なんとね、私の言葉を聴いた瞬間に、無敵破壊ロボ2号くんったらドリルを全力回転させて、自分の腕が伸びる範囲まで上に伸ばして、必死に○の形を作ろうとしたの。もうね、可愛すぎて私は思わず抱きしめちゃったよ。君はやれば出来る子だよ!!

 もうね~、ジュエルシードも良い事する時あるんだね~って感じ。流石は願望実現器。猿の手みたいに歪んだ形でしか発揮できないかと思ったら、こういう良いこともあるのだね!!

 ということで、エルザちゃんと一緒に乗せてもらって公園を一周中です。外見とイメージの割に静かです破壊ロボくん。あ、ごめん。無敵破壊ロボ2号くん。ちゃんと無敵つけないと博士が怒るから正式名称で呼ばないとね!

 

「嗣深!? なにそのドラム缶!?」

「あ、恵理那ちゃんやっほ~」

 

 遊んでいたら英霊エミヤの服を女性用に仕立て直したようなバリアジャケット装備の恵理那ちゃんがやってきたよ~。やっほ~。高いところって眺めいいね~。私は全ての世界を見下すのだ~ふぅははは~。

 

「すぐ離れなさいっていうか降りなさい!! 危ないから!!」

「大丈夫だよ~。ちょっと視点高いけど、ちゃんとシートベルト閉めてるから~。なんかね~、予想外に安定した動きで全然揺れないの~」

「ぬぅあはははは!! 当然、なのであぁぁぁる!! この我輩、世紀の大天才、一万年に一人の天才、マッドサイエンティストの中のマッドサイエンティスト、全世界から注目を浴びつつ地上に降り立つ白衣の天使、ドオォォォクタアァァァァハアアアアアアァァバアアアァァァァットぅの製作であるのだからして!! そんじょそこらの目くそ鼻くそのような安っぽい乗り物と一緒にされては困るのでああぁぁぁる!!」

「博士うるさいロボ。破壊ロボ、ガドリング掃射ロボ」

 

 お~、博士ったらこりないな~。

 

『Yes,Ma'am』

「ギャーッス!?」

「わ~!! 無敵破壊ロボくんが喋った~!!」

『Yes,MyHoney』

 

 いやん、なにこの子可愛いよ!!

 

「てめぇコラドラム缶野郎!! 誰がマイハニーだ!! 嗣深は俺のだ!!」

「悠馬くん。私きみの物になった覚えはないよ!! そういう自意識過剰なところ私嫌いだよ!!」

 

 あ、真っ白になった。う~ん。相変わらず面白いなぁ。

 

「嗣深! ちょ、そこのキモ男二人はどうでも良いけど、とりあえず降りてきなさい!! あ、隣の子可愛いわね。ついでだから一緒においでなさい?」

「は~い。無敵破壊ロボくん、じゃああっち向かってくれる?」

『合点承知の助』

「返事が間を置かずにどんどん高度になっていくね無敵破壊ロボくん!!」

「とおおおぉうぜん「博士死ねロボ」ギャーまた撃たれた!? っていうか黙れを超えて死ねって言われたのであるか今我輩!?」

 

 いや~、いいなぁ無敵破壊ロボくん。これ腕ちゃんとしたのつけてあげたら色々出来る万能ロボットくんになるんじゃない? 可愛いな~。

 

「嗣深? えっと、それでコレ結局何なの?」

「無敵破壊ロボくんだよ!! 四足歩行でドリルを二本標準装備、今なら内部格納兵器にガトリングもついてくる優れものだよ!!」

「そんな通販番組みたいな紹介されても困るわよ!?」

『なんと、ジュエルシードから得られる魔力によって半永久機関搭載。更には上部には開閉機能がついており、中には現在格納中のミサイルを始め、プチトマトからプルトニウムまで保管可能な環境を用意できる機能がついております』

「そんな超高性能な無敵破壊ロボくんが今ならなんと?」

『1,980円でご提供できます』

「買った!!」

 

 なんてお安いんでしょう!!

 

「いや、買った!! じゃないわよ嗣深!? そんなの家に置いてどうするのよ!? そもそもガトリングとかミサイル内臓って危なすぎるわよ!? 銃刀法違反ってレベルじゃないわよ!?」

『今ならもれなくエルザ嬢もついてきます』

「ロボ?」

「買ったわ!!」

「ほら~、恵理那ちゃんだって~」

「いいえ、そのドラム缶はいらないからエルザちゃんだけもらうわ」

「え~、ずっこいよ~。私だって両方ホシイよ~。博士~、私にもエルザちゃんと無敵破壊ロボつくって~」

「うぬぬ? 無敵破壊ロボは3号を開発中であるからしてまぁご要望にお答えできなくもないのであるが? しかしエルザはこの世に一人で良いのである。可愛いからってなんでも数がいればいいってものではないのである」

 

 おぉ、なるほど、流石は博士!! その通りだね!! 希少価値というものだね!!

 

「そうロボ。というか、エルザもそこのレズ臭の匂いのする女のところに行くくらいなら嗣深のところに行くから安心するロボ嗣深」

「いやいやいや!? エルザは我輩のところに帰ってくるのであるぞ!?」

「変態科学者の家よりも地味めな友人の家のほうが安全ロボ」

「地味って言うなし!! 照れるし!!」

「え、地味が褒め言葉なの嗣深には!?」

 

 恵理那ちゃんが何か驚愕してるけど、前世と違って私最近目立ちすぎだから、むしろ地味って言われると落ち着くんだよね。実際容姿でいったらなのはちゃん達には劣ると思ってるし。まぁそれでも男の子の頃よりは可愛いのは確かなんだけど。

 

「刹那!! 待たせてもうたな!! 今キタで!!」

「ごめんね刹那ちゃん、お待たせ!!」

「二人とも、遅かったね……もう嗣深ちゃんが色々取り返しつかない子な気がしてきたよ……」

「ちょ、刹那!? どうしたんや、なんでそない目が虚ろになっとんのや!?」

「虎次郎……最後に言わせてほしい。愛していたよ、君のこと……グフッ」

「刹那ぁぁぁ!?」

「刹那ちゃぁぁん!!」

 

 あれ、なんか向こうが騒がしいなぁ。……ん? あ、魔力弾だ。

 

『アベシッ!!』

「「無敵破壊ロボ2号(くん)~!?」」

 

 

 

 

 

 戦艦アースラです。無敵破壊ロボくんに攻撃してきたフェイトちゃん達は逃げ出しました。

 

 クロノくんは無敵破壊ロボくんを破壊しようとしたので悠馬くんにお願いして、博士を射出してもらってクロノくんのファーストキスを奪う形で精神的ダメージを与えてから、「無敵破壊ロボくんは名前は物騒だけどとってもいい子なんだよ!! 問答無用で壊そうなんて酷いよ!! 酷い、流石は酷い時空管理局!!」と指を指しながら言ってあげました。

 

 ふふふ、私主人公してますね。

 

 あ、でも流石に涙目で顔芸しながらつっこんできた博士とのキスはダメージが大きすぎたみたいでクロノくんが半泣きになっちゃったので、私から軽くキスして「これで嫌な思い出と良い思い出で相殺されたでしょう!」ってドヤ顔してやりました。クロノくんは呆然とした後に顔を赤くしながら無言でぶんぶん頷いてました。

 自分からやっといてなんですけど、ぶっちゃけちょっと恥ずかしかったです。そしてお父さん以外の人相手では何気に初キスです。

 

「「クロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロスクロノコロス」」

 

 なんか、背後で悠馬と恵理那ちゃんが目からハイライトを消してクロノくんに呪詛を投げかけていましたけど気にしません。元々私がお願いしたせいで負った心の傷なら私の出来る範囲で癒してあげにゃ~とね?

 あ、ところでクロノコロスってクロノクロおっとなんでもないよ。私何も言ってないよ?

 

 あぁ、今日も平和だなぁ……。

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