転生傍観者(?)~EX佐藤さんの転生者傍観(?)記~ 作:マのつくお兄さん
「そりゃあ、誰だってショタっ子よりも可愛い幼女だよ!」
「まぁ元々小説らしさの欠片もない文体なのにシリアス混じりという時点でどっちつかずだからね、本編」
デスヨネー
みんな~、文化してる~? あ、違った。元気してる~? やほやほやっほ~嗣深(つぐみ)ちゃんですよ~。
もうね~、今日はね~、三人でどっか行こうかと思ったんだけどね~? アリサちゃんからね~、新しいわんこが家にやってきたというお話を聴いてね~、私、行くことにしちゃったんだよね~。えへへ~、いいでしょ~?
いや~、もうね~、本当毎日がパラダイスだよ~。なんで前世の私あんなになんか地味で孤独な生活してたんだろうね~。私もわかんないよ~。
というわけで、私はアインをお供にいざアリサちゃん宅なのですよ。後ろからはね、アインがとっとことっとこ尻尾をピンと凛々しく立ててね、ついて来るの。もうね~、最高だよね~。可愛らしすぎるよね~。ずっと抱っこしてもふもふしてたいけどね、でもとっとこ歩いてる姿は抱っこしてたら見れないというジレンマ!!
う~ん、なんて罪なやつなんだアイン! 流石はアインあざとい!! でもそこがいい!!
「と、いうわけで今日からうちの家族になった6人を紹介するわね!!」
「いえ~い!! 待ってました~!!」
「にゃ~にゃ~」
あ、もうアリサちゃんのおうちです。え? バスとかでちゃんとアインをケージに入れたかって? ちゃんと入れたから大丈夫だよ~。いくら女の子になってちょっと図々しくなっても、私はルールはちゃんと守るよ~。
ちなみにバスの運転手さんは、最近すっかり顔なじみになってきた運転手さんだったよ!! アリサちゃんの家行くときとかすずかちゃんの家行くときに割とよく乗せてくれるよ!!
もう大体あの運転手さんに会うもんだから、私は差し入れとしてお手製のカップケーキとかおにぎりとかサンドイッチとかあげてます。孫娘が出来たみたいだって喜んでくれてます。えへへ。人の笑顔を見ると自分も笑顔になれるよね!!
あ、ごめんごめん。今はそんなことよりわんわんだね。わんわん。
「良い? こっちのもふもふな毛並みの可愛い子がポメラニアンのピエールくんで、こっちのなんかひょろっとした子がミニチュア・ピンシャーのピンキーちゃんで、そっちの舌出してちょっとおバカな感じの子がジャック・ラッセル・テリアのジャックくんで、そっちで凛々しく座ってるのがドーベルマンのタロスさんで、そこで白くて細くてもふもふでぷるぷるしてるのがウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアのスノーちゃん。そして狼みたいに精悍な顔立ちなんだけど骨くわえてるせいで若干間抜けに見える子が、シベリアンハスキーのシューベルトよ!!」
「おぉぉ~!!」
全然覚えられなかったけど、とりあえずすっごい一杯だっていうのはわかったよ!!
ポメラニアンのピエ-ルくんは毛がふっさふさで毛が毛先の細いモップみたいな感じだけど、サラサラしてそうでマジ可愛イケメン!! ミニチュアドッピンシャンはなんだかぶさカワ系で、ちょっと好みではないけど、今小首をかしげた様子が可愛かったから許すよ!!
ジャックなんとかテリアのジャックくんはなんかもう、正統派の西洋系わんこ!! 私にこれ以上のなんてコメントを求めるのかね!! 可愛いよ!! あのね、もうね、もうね足そんな長くないのね!! とりあえず可愛いよ!! わんわんおいでわんわん!!
それでね、ドーベルマンのタロスさんはもう、バ○オハザードのイメージがあってちょと怖かったけど、怖いけど、かっこいいよ!! イケメンだよ!! 静かに座りながらふっとこっちに視線をやる感じが、ちょっと憂いを帯びていてとっても大人の男性って感じだよ!!
で、で、もこもこでぬいぐるみみたいな毛並みのえ~っと、ウェストドクターポニテリアンのスノーちゃんはもうね、ぷるぷるしてる感じがね、チワワ系の可愛さ!! なんかね、チワワの美少女な感じじゃなくてね、こう……なんだろうね!! とりあえず可愛いよ!!
そして最後のシベリアンハスキーのシューベルトくん!! もうね~、狼です!! って感じ!! 雪原を犬ぞりとか引いて走ってそうな勢いなの!! すっごいかっこよくて可愛いの!! くわえたままの骨のせいで若干イケメン分が減ってるけど、その分可愛さが増してるからOKなの!! あ、ちょっと悠馬くんに似てるかもしんない、この子!! 毛並みにちょっと銀っぽい白だし!! なんかね、目を細めてちょっと間抜けな感じも、悠馬くんそっくり!! 君を悠馬くん二号と心の中で名付けよう!!
もうね~!! どうしよ~!! 全員可愛いんだけど~!! 全員もふんもふんしたいんだけど~!!
「にゃ~」
おぉ、アインもわかる!? わかってくれるんだねこの気持ち!! そうだよね!! 皆イケメンさんやら美少女だらけだもんね!! う~ん、とりあえず誘惑だ!!
「私にもふもふされたい子この指な~めろ!!」
ビシッ、と右手人差し指を突き出してわんこを待つ私!!
集まってくるわんこたち!!
という状況にはならなくて、全員スルーでした!! ふぁっきんだよ!!
「あはははは、嗣深、アンタそんなんで来るわんこいるわけないじゃない。ちゃんと自分から好きな子のところ行きなさいよ。逃げたりはしないと思うから」
「う~、違うもん! 本当に賢い子なら来てくれるはずだもん!!」
「わふ」
「おぉ!? この凛々しくもたくましい声は、レナードさんじゃないですか!!」
「え!? 本当に来たの!? っていうかレナード、あんたさっき見た時大分遠くにいなかった!?」
なにを言っているんだいアリサちゃん!! レナードさんほどのお方にもなれば、ちょっとやそっとの距離は一足飛びだよ!! ウサギさんのボインさんもびっくりの超速スピードで次天元突破しちゃうよ!!
『よう、久しぶりだな、お嬢ちゃん』
「やっほ~レナードさん元気してた? もふもふしていい?」
『元気だったぞ、もふもふ? 言うまでもないだろう? なんだったら乗っかってもいいんだぜ?』
「きゃ~!! 乗ってもいいだなんてレナードさんマジ大胆~!! 乗る乗る~!!」
『はっはっはっ、慌てて落ちるんじゃないぞ、お嬢ちゃん』
「意思疎通できてる!? レナードあんたなんでそんな嗣深の言う事だけはいっつも以心伝心で通じてる節があんの!?」
「『それが、愛だよ』」
「私だって家族として愛してるのに~!!」
ムキー!! と地団駄を踏むアリサちゃん可愛いよアリサちゃん。
あ、ちなみにレナードさんの台詞は私の脳内妄想です。本当に喋ったりしないよレナードさんは!! 騙された人ざまぁ~! ぷぎゃ~!
いや~、今日も一日平和だわんわんお~。
「にゃ~」
あ、アインも乗りたい?
「わふ」
あ、良いの? ありがと~。