私/俺のヒーローアカデミア   作:真暇 日間

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わたおれヒロアカ2

 

 それぞれの項目の中で、変動する数値は実際に努力したりして得た数値。そして別枠の固定された数値は個性によって後付けされた物だと言うことがわかった。

 そして今、別枠の数値が一番大きいのは『知識量』で、変動している数値で一番大きいのは相当無茶したらしい『知識』だ。別枠の数値は知識量の半分も行っていないけれど、かわりに本枠の数値と合わせれば『知識量』の合計数値とそう変わらないほどの数値にまで膨れ上がっている。

 

 ……と言うことでもう一度『知識量』に経験値をドン!知識量ドン!ついでに経験値もドン! ……まあ、慣れてしまったせいか経験値の入りは最初の頃に比べて良くはないけれど、それでも結構な速度で経験値が入ってくる。

 そして、その経験値を使って数値を振る『頑健』だ。『頑健』は骨や筋肉の物理的な強度だけではなく、病気にかかりにくくなったり毒物に耐性ができたり皮膚が強靭かつ柔軟になったりすることにも関わりがある。怪我も治るのが早くなったりするようだし、上げるだけ上げて困ることはないと思われる。

 そのせいか、数値を1上げるのに必要な経験値は8000。体は資本という言葉通り、凄い量の経験値を持っていくようだ。『知識量』を上げても『知識』が高くなっているせいか経験値が少し入りにくくなっている今、その必要経験値の高さが恨めしい。一度振ってしまうと取り返しがつかない辺り、本当に良く人生と言うものを現しているなと思う。

 それと、今回増えた知識によってこの個性についてより深く知ることができた。この個性は人間にできることならばおよそできることができるようになる個性。そしてレベルをある程度以上まで上げると、個性すらも発現させることができるようになるらしい。勿論発現させる個性によってはかなり経験値を持っていくみたいだし、身体への負担を考えればまともに使えない個性も多い。本当に安い個性だと、指先から火が出るだとか指先が光るとか、自分の胃酸が酸でなくてアルカリになるとか、そういうどうしようもない上に使い道も無いような個性があるが、そういう個性もレベルを上げると、『今のはメラゾーマではない、マッチだ』ごっことか、『俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと轟き叫ぶ!シャイニングフィンガー!』ごっことかそういうのもできなくはない。らしい。鍛えてないと暴発して自分の指が消し飛ぶ可能性が高いようだけれど。

 それから、まずは基礎的な身体能力や知識、精神力などのスペックの底上げをしていくことにした。どうやらその辺りの大枠を極めると、その大枠に含まれる物の数値を上げるのに必要な経験値が大きく下がるらしい。

 ただし、極める場合の最大値はレベル1の状態でなんと10000。レベルを上げるとこの上限も上げることができるらしいけれど、暫くは上げるつもりはない。効率厨ではないけれど、経験値が一番入りやすい今の間に上げられる所は全部上げておきたい。行動によって数値を上げるために必要な経験値が多くなったり少なくなったりするみたいだし、もう少し身体が大きくなったら色々なことに手を出してみようと思う。

 それに、どうやら色々なことを始めてみるとかなり多くの経験値を手にいれることができる他に、変動している数値の上がり幅を落とすことで取得経験値にブーストをかけることができるらしい。それを利用して様々なことに手を出して、経験値にする。ブーストをかけ続けると必要経験値減少だとか取得経験値増加とか言う項目も出てくるらしいから、楽しみにしていよう。

 ……それと、不思議なことがある。個性と言うのはある意味人間の新しい形と言うものになるようなんだが、どうも私の身体には古い人間の形が出ているらしい。足の指の関節が一つ多いと個性はまず出てこないと言う話をされたのだけれど、それじゃあ普通にあるこれはいったいなんなのかと。

 けれど、ちょうどいいのでそのまま『無個性』という形で登録はしておいた。私の個性……? は一度経験値を使って上げた能力値を下げ直したりすることはできないようだし、個性……? の効果が消えても能力値はそのままだ。身体能力を永続的かつ恒常的に上昇させる個性を疑われて個性の効果を消されて身体能力を測ったとしても、それまでに上げた身体能力は下がらない。素の身体能力がとにかく高いだけと誤魔化しが利く。

 それに、他人の個性を奪う個性なんて物があったとしたら、私の個性……? は凄く有用な物に思われるだろう。間違いなく狙われるだろうし、それに対して反撃することは今のところできない。一応そういったものに対する耐性は『耐個性』の項目をある程度上げると耐えることができるようだけれど、それを上げきっても完全には無効化できないらしい。無効化したいなら個性のレベルをいくつか上げて、もっと上位の項目を探らなければいけないようだ。

 

 ……それはそうとなぜか『狂気』の項目が経験値を振ってもいないのに5000を越えているのだけれど、いったい何が起きているのだろうか。そんなに私は狂気的な何かがあると? 確かに三歳にならない子供がこんな知識を蓄えてその上普通に生活しているのはおかしいかもしれないけれど、そんな狂気だなんだと言われるようなことはしてきてないはずだ。

 確かに『飢餓耐性』とか『飢餓』の項目を上げ下げしつつ経験値を得るためにわざと空腹を凄く我慢してみたり、『眠気耐性』の項目の数字を上げるために睡眠を凄く我慢してみたり、こんな個性とかがある世界だし気配察知とかできるかもと思ってやってみたらできちゃった挙げ句に『第六感』なんて項目が新しく出てきたり、『第六感』を上げてみたら超短期的な未来予知のようなものができるようになったり、気配察知を全力でやってみた結果、山のような経験値を得ると同時に凄まじい頭痛に襲われたり、頭痛を我慢しながら経験値を振り分けていたらいつの間にか『痛み耐性』が上がってしまったり、色々あったことはあったけれど狂気的と言われるほどのことではないはず。みんなやってるよ!多分!

 

 ……無理があるよね。うん、わかってる。なんでこの年で病院のお世話になる回数が凄く多いんだろうね。狂気的だからか。なるほどー。

 

 あと、なんだかえっちい項目もあったけれど、多分暫くは使わないと思われる。と言うか、十年以内に使われることがあったら多分犯罪だよね、それ。

 

 

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