「で、何で俺の部屋に来たんだジャンヌ?」
あー、洗い物面倒くせぇ。普段の4倍の量だから終わる気しねぇ。
「まあ待て、そんなに怖い目を向けるな山本。」
向けたくもなるわ、一気に同居人が三人?も増えたんだからな。あっ、風雨だぞ。
「武偵高校の尋問科の先生から尋問を受けたのは知ってるな?」
「ああ、キンジから聞いた。尋問の内容とかは聞かないでおく、いや聞きたくない。」
綴先生の尋問はなぁ、何と言うかまあ、滅茶苦茶おぞましいからな。
「それが懸命だな、私も二度と受けたくもないし思い出したくもない。」
用意していた言い訳も簡単に見抜かれたしな、とジャンヌは小声で言ってるな。捕まった時の策も練ってたんかい。
「それで、尋問が終わってジャンヌを何処に居させるかとなった時に俺の名前が出てきたのか?」
「その通りだ山本、全く、武偵高校に潜入してから誤算しか起きないな。」
常識に囚われない学校、それが武偵高校だからな!
「しかし、何で俺の名前が出てきたんだ?」
さて、洗い物も終わったし、椅子に座ろうかねぇ。
「さあな、私にも良くわからん。」
そう言ってジャンヌはコーヒーを飲む。今俺とジャンヌはテーブルを挟んで向かい合って話してるぞ。白雪とカツェはどうしたって?
「あーもう!!白雪そこをどけよ!!キノコが取れねえじゃねえか!!」
「ディーフェンス!!ディーフェンス!!」
白雪、カツェの操作しているキャラの通行妨害するのはいいけど、そのミニゲーム終わらねえぞ?
「やっと取れた、覚悟しやがれ白雪!!」
「残念!キノコ取って巨大化して突進してきても、ジャンプで避けれるんだよ!」
めっちゃタイミング良くないと無理だけどな。
「はぁ!?そんなのありかよ!?」
「動揺してるねカツェちゃん!キノコは頂きだよ!」
「突進してきても白雪がやってたようにジャンプして避けれねぇじゃねえか!!」
あっ、白雪が操作しているキャラの突進を喰らったカツェのキャラが吹っ飛ばされた。ざまぁ!
「……あの二人は何をしているんだ?」
ジャンヌは白雪とカツェを見て怪訝そうな表情を浮かべてるな。白雪とカツェはマ○パ3のゲームをしてるぞ。
「あれはゲームをしているぞ。ったく、勝手に起動させんなよ。」
「げえむ?ゲームとは何だ山本?」
えっ?ゲームも知らねえのかジャンヌ?
「それ真面目に言ってる?」
「大真面目だ!!一体なんなんだその表情は!?」
「憐れみの表情だが?ああ、時代が遅れてるんだなジャンヌ、可愛そうに。」
「貴様ふざけているのか!?」
失礼な!9割ふざけているけど、1割は本気で憐れんでるぞ!
「こっちに雪玉を放つな白雪!!あぶねぇ!!」
「甘いよカツェちゃん!!」
「ああぁぁぁ!!」
あっ、カツェの操作しているキャラが場外に落っこちた。白雪ゲーム上手いな。
「だぁぁぁ!!何で白雪はこんなに強いんだよ!?」
「風ちゃんに鍛えてもらったからね!あっ!風ちゃんもジャンヌも一緒にやろうよ!」
いそいそとカセットを取り替えるなよ、どんだけやりたいんだよ?
「わ、私はいい。」
「おやおやぁ?逃げるんですかいジャンヌちゃん?」
「べ、別に逃げてなんかいないぞ!!」
おーおー必死だねぇ。顔を赤くして怒ってますねぇ、もっと煽るか。
「まあ仕方ないもんねぇ、さっきまでゲームのゲの字も知らなかったジャンヌちゃんだもんねぇ。そりゃやりたくもないよねぇ?」
「ええい!!やればいいんだろう!?山本を必ず負かしてやるからな!!」
やれるもんなら、やってみな!
1時間後
「何故だ、何故勝てない!!」
顔を赤くしてぷるぷる震えてるジャンヌいいね!写真撮って保存しとこ。
「おやおやぁ?1時間前の威勢はどうしたのかなぁジャンヌちゃん?1回も俺に勝ててないぞ?」
四人で仲良くマリ○カートをやったぞ。やる前にジャンヌは操作説明を白雪に教えてもらったけどな。
「風雨、お前なんでそんなに上手いんだよ!?」
「何年もやってれば上手くなるでしょうよ、まあカツェがゲームを知っていたのが意外だけどな。」
「理子とたまにやってたからな。」
ああ納得、あいつゲーマーだったもんな。目を閉じながらマリオ○ートの全コース走破出来るもんな。
「あっ、そう言えば風ちゃん。風ちゃんが出掛けてる時に蘭豹先生から連絡が来てたよ?」
「何の連絡?」
「明日職員室に来いだって。」
行きたくねぇ、嫌な予感しかしねぇ。でも行かねえと何されるか分からねえしなぁ。
「ぐぬぬ、何故だ、山本の操作しているキャラはあんなに速く走れるのに私のキャラは速く走れないんだ!?」
「そりゃ、カーブを曲がる時に釣られて体も曲げてるからだろ。はい一位通過と。」
「くそ!!絶対に山本を負かしてやるからな!!」
翌日
あの後、日を跨ぐまでずっとゲームをしてたぞ。最後は敢えてジャンヌを勝たせてやったら凄いドや顔をしてきたけどな。
「ふわぁ、眠い。眠すぎるぜちくしょう。」
ゲームが終わった後、寝ようとしたけど、布団が3つしかなかったんだよな。それで女性3人に布団を渡して俺はソファーで寝ました。寝違いが痛いぜ。
「早めに目が覚めたし、さっさと用事を終わらせるか。」
今は朝の6時だからな。白雪とカツェとジャンヌはぐっすりと寝ているぞ。寝顔可愛かったです!
「学校開いてるといいんだけど、む?着信か。」
相手は、うげっ!蘭豹先生かよ!!
「もしもし?」
「おーう山本、起きてたか。今周りに誰もいねえよなぁ?職員室に来させんのも面倒だから電話で済ませるからなぁ?」
「いませんよ、それで俺に何の連絡をするつもりなんですか?」
カツェの事か?それともジャンヌの事か?
「山本、お前しばらく日本から離れろ。」
「先生、朝から飲み過ぎは良くないですよ?」
「喧嘩売っとんのか山本!?」
うわうるさっ!大声で叫ぶなよマジで。鼓膜破れそうになったぞ。
「朝から大声で叫ばないでくださいよ。それで、何で俺が日本から離れなきゃならないんですか?」
「山本、お前自分の部屋の中に誰がいるか分かった上で聞いてるんやろうな?」
えっと、白雪にカツェにジャンヌだが。何か問題でもあるのか?
「もしかして、ヤバイことになってます?」
「そのまま生活してたらな、はっきり言ってやるわ。公安0課に目を付けられてる。」
うげっ!それは不味すぎるな。あっ、公安0課って言うのは正式名称は警視庁公安部 公安第0課。職務上の殺人が容認されている、「殺しのライセンス」を持つ公務員が所属しているヤバい組織。
「なるほどそれはヤバい、行動は早い内にした方が良さそうですね。」
「そういうことやから、早めに動け。でないと殺されるからな。お前を強襲科に編入させるまで死なせんからな。」
あっ、切れた。予想以上にとんでもない事になってきてるな。オラわくわくしてきたぞ!!
「さて、シャワーでも浴びてきますか。」
その間に何処に行くか考えるか。折角の海外旅行だ、いい場所を選ばないとな!
「しかし、飛行機取れるかねぇ。」
そこが1番の問題だな。さて、洗面所の扉を開けてっと。
「白雪、意外と発育がいいのだな。少し羨ましいぞ。」
「そんなことないよジャンヌ!!」
「くそっ、白雪もジャンヌもあたしより大きいし、なんか悔しいぜ。」
ええっ、こういうハプニング起きます?いやまあ、起きないとは断言出来ないけどさ、あんたら三人さっきまで寝てたんじゃねえの?
「カツェちゃんもあと2~3年すれば大きくなるよ!」
「だーかーらー!!頭を撫でんなよ白雪!!そしてジャンヌは微笑ましそうに見るな!!」
ジャンヌの気持ちは分かるぞうん。分かるけどさ、仲良く雑談してないでタオルくらい巻いたらどうなんですかねあんたら。
「つーか、なんか寒、い!?な、なな、なななんでここに風雨がいるんだよ!?」
おっ!やっと気付いたかカツェ。あと数秒間気付かなかったらここから去ろうと思ってたのにな。
「えっ!?風ちゃん!?駄目だよ見ちゃ駄目だよ!あっ、でも見てもいいよ!」
白雪、顔を赤くして目をぐるぐるさせてパニックになってるから、とんでもないこと言ってるぞ?
「や、山本!!貴様いつからそこにいた!?」
咄嗟にタオルを取って体を隠すジャンヌの反応いいね!ってか白雪、早くタオルで体を隠しなされ。
「数分前からいたけどな。つーか鍵閉めろよ、無防備過ぎんだろ。」
「だったらノックぐらいしろ!!このクソ馬鹿変態スケベ野郎が!!」
えっ?これ俺が悪いの?俺は悪くねぇ!!
「「クロス○ァイア!!」」
ちょっと待てちょっと待て!!カツェ何処からサッカーボールを取り出した!?そしてジャンヌと白雪、炎と氷を纏った足でサッカーボールを蹴るな!!
「皆、洗面所やトイレに入るときはノックを忘れずにな!!ブルァァァァァァ!!」