「もう!分かった風ちゃん!?」
あー死ぬかと思った風雨だぞ。白雪とジャンヌのコンビ技を喰らった後、土下座の状態で説教されました。なんでや、俺は悪くねえだろ。
「充分過ぎる程分かりました。で、ジャンヌ?何で顔を両手で覆ってるんだ?」
いやーようやく解放されたぜ。白雪は頬を膨らませて怒ってるし、カツェはジト目で俺を見てくるぞ。
「うぅ、山本に肌を見られた。」
「風雨!!ちゃんと責任とれよな!!」
いや、何の責任なんですかねカツェ?それと火を使っているときに余所見をするなよ。
「この話は取り敢えず置いておいて、朝食にしない?」
「そうだね、簡単な物だけど昨日の内に作り置きしたものがあるからそれを食べようか。」
白雪が冷蔵庫からきんぴらごぼうやホウレン草のおひたし、カツェが焼いた鮭と味噌汁を持ってきたな。わーお、ザ・朝食って感じだな。
「おーい、ジャンヌ?朝食を食べるぞ。」
「わ、分かった。山本、本当にいつか責任を取ってもらうからな!」
だから何の責任だよ?俺が裸になる責任か?野郎の裸見ても気持ち悪いだけだぞ?
「もぐもぐ、美味しいよこの鮭!カツェちゃん上手に鮭を焼けたね!」
「ま、まあな。焼くくらいは出来ないとな!」
その焼くって事も俺は出来ないんだよなぁ、ホウレン草のおひたしうまし!
「これが日本の朝食か、中々に美味しいな。」
ジャンヌもようやく通常になったか。もっと悶絶している所見たかったけどな、まあ写真に撮ってあるからいいか!
「そう言えば風ちゃん?蘭豹先生から何の連絡があったの?」
「聞こえてたのか白雪?」
まあ、蘭豹先生はうるせえくらい大きな声で話したからな、聞こえていてもおかしくはないか。
「途切れ途切れだけどね、何か不味いことでもあるの?」
「いーや、何も不味いことはないぞ白雪。ちょっと変な奴に目を付けられただけだ。」
「それが公安0課ってやつか風雨?」
うおい!カツェ聞いてたのかよ!?
「ふ・う・ち・ゃ・ん?何で嘘を付いたのかな?とても不味い組織に目を付けられてるよね?」
こ、怖っ!白雪がかなり怒ってる!違うって言ってもむ「無理だからね?嘘はいけないよ風ちゃん?」はい、事実です。
「公安0課か、理子から聞いたが殺しのライセンスを持ってる人が集まる組織らしいな。その中でも獅童って人が不味いらしいな。」
「そんなヤバい組織に目を付けられたって、風雨お前何をしたんだよ?」
原因は主にカツェとジャンヌ、あんたら二人だからな!恐らく俺をイ・ウーのスパイとか思ってんじゃねえの?
「カツェとジャンヌの顔を赤らめてる写真を理子に送ったからかねぇ?」
「「何故送った!?」」
「面白そうだったからな!」
理子からは「フウフウ、お主もやりますねぇ!りこりんの秘蔵アルバムの素材提供ありがとね♪」って来たからな。あいつは男女問わず人の恥ずかしがってる写真や顔を赤らめてる写真を見るのが好きだからな。
「風ちゃん!風ちゃん!」
「し、白雪!風雨に何か注意してやってくれよな!」
「あとで私の携帯にもその写真を送ってね!」
「任しとけ!バリバリ送ってやるぞ!」
いやー、こういうものは共有しておかないといけないからねぇ(ゲス顔)
「やめろ馬鹿風雨!そして白雪も欲しがるんじゃなくて注意しろ!!」
カツェ、ツッコミのキレが半端ないな。一体誰のせいでこんなことに「貴様しかいないだろ山本!」サーセン。
「はいはい、反省も後悔もしていません。次から気を付けます。」
「気を付ける気皆無だろ風雨!?」
「全く、カツェもジャンヌも反応が初でからかいがいがあるな。」
あの後は、ギャーギャー騒ぎながらも朝食を済ませたぞ。白雪とジャンヌは洗い物をしていて、カツェは知らん。
「さて、水やりはここまでにしてと。今年はいい具合に成長してるな、収穫が楽しみだぜ。」
「何一人で話してんだよ風雨?ん?ブロッコリーを育ててるのか?」
「まあな、家庭菜園は俺の趣味でもあるし。」
男らしくない趣味だって?分かってないなぁ、自分で育てた野菜は店で買う野菜より旨いんだぞ。ベランダでやってるからあまり数は多くないけどな。
「ブロッコリー以外にも育ててるのか?」
「トマトに胡瓜、ネギにキャベツ。他にもあるぞ。」
「ブロッコリーか、あいつがよく食べてたな。」
おろ?ブロッコリーが好物な人がいるんかい。是非会ってブロッコリーとかの育て方のコツとか教えて貰いたいねぇ。
「あっ、風雨。今日であたしドイツに帰るからな。」
そうか、カツェドイツに帰るのか。ん?いいこと思い付いた!
「そうか、よし俺らもドイツに行くか!」
「何言ってんだよ風雨!?」
「いやだって、公安0課に目を付けられてるから日本を出なきゃいけねえんだよカツェ。それで何処行くか悩んでたんだよな。」
そうだよ、カツェはドイツ人だからドイツに行けばいいんだよ!泊まれる所とか色々聞けるしな。
「だからって、飛行機のチケットとかどうするんだよ!?即日に取れはしないだろ!!」
「風ちゃん!!カツェちゃんと同じドイツ行きの飛行機便のチケット3人分取れたよ!!」
「よっしゃ!!でかした白雪!!」
こういう時に白雪は行動してくれるから助かるなぁ。
「何で取れるんだよ!?しかも3人分ってまさか!!」
「俺と白雪とジャンヌで合ってるか白雪?」
「うん!海外旅行なら皆で行かないとね!でも3人分しか取れなかったからキンちゃんとアリアにはお留守番してもらわないとね。」
いや、このメンバーに更にキンジとアリアまで加わったらカオスになること間違いなしだからな。
「よし、そうと決まればキンジとアリアにドイツに行くことを伝えてくるぞ。」
「分かった風ちゃん!荷物は纏めて車に詰めておくね!」
「本当かよ!?本当にドイツに来るのかよ!?」
さて、しばらく外出してもいいように水やりの機械のタイマーをセットしてと。そして1つ下の部屋に飛び降りる!
「来たわね風雨!あんたの部屋昨日からうるさいのよ!近所迷惑なのよ!」
キンジの部屋に降りたらももまんを食べてるアリアに怒られたぜ。けどな、アリアも充分に近所迷惑な事してたからな?
「風雨、頼むから静かにしてくれ。俺の胃に穴が空きそうだ。」
「大丈夫だキンジ、今日から俺らドイツに行くからな。静かになるぞ。」
「そう、ならいいってドイツ!?あんた何でドイツなんかに行くのよ!?」
アリアー、驚きでももまんの中身を吹くなよ。キンジに全部かかってんぞ?
「ちょっとした海外旅行だ、お土産何がいい?」
「待ちなさい!!あんた以外にも誰か行くのね!?誰が行くのか言いなさい!」
おっと、ここでカツェとジャンヌの名前を出したら不味いな。ここは逃げるか!
「まあ、そんなわけで帰ってきたらお土産持って行くからな!」
「逃がさないわよ!!あんたの部屋にあんた以外に3人いるでしょ!?誰がいるか言いなさい!」
おおっと、ガバメントを撃ちながらの尋問ですか、だが当たらねえぞ!
「えっと、ファイアーとアイスとウォーターだけど?」
「あんたねぇ~、1回本気で風穴開けてやろうかしら!?」
ええっ、嘘は言ってねえのに。
「風雨、頼むからアリアを刺激しないでくれ。八つ当たりを喰らうのは俺なんだよ。」
「キンジ、それが彼氏の役割だ。諦めなされ。」
「なんでだよ!?」
うおっと!キンジもベレッタを撃ってきたか!こりゃ相当怒ってますね。
「ん?ケータイが光ってる。」
えっと、荷物を纏め終わって車に詰め終わったのか。よし、時間稼ぎはここまででいいな。
「キンジ、こいつを捕まえて知ってることをキリキリ吐かせるわよ!」
「やだねったら、やだね!ではさいなら~!」
ベランダから1階に飛び降り~る!
「風雨!!帰ってきたら覚えておきなさいよ!」
覚えていたらな!さて白雪が出してくれた車の横に着地してと。
「山本?何階から飛び降りてきたんだ?」
「4~5階からだぞジャンヌ。お陰で超足が痛い。」
「馬鹿だろ風雨。」
必死に時間稼ぎしたのにこの言われ様。何故時間稼ぎしたかって?普通に出てキンジとアリアに鉢合わせになるのは避けたかったからな。カツェとジャンヌを見られたら面倒な事になるのは目に見えてたからな。
「じゃあ出発しよう!風ちゃん、運転よろしくね!」
「足が超痛い中で運転させるこの鬼畜、泣けるぜ。」
俺しか運転出来ないから仕方ないんだけどさぁ。ジャンヌやカツェにはさせたくないし。
「さて、楽しいドイツ旅行の始まりだ!!」
「おやつは300円までだからね皆!!」
「「遠足かよ!?」」
「ふむ、旅行に行くときのおやつは300円までか。」
いやジャンヌ?メモまでして覚えることでもないからな!?
「大丈夫かよ……。」
大丈夫じゃねえなカツェ、まあ諦めよう!諦めも肝心だしな!
「諦めんなよ!?」