銃を使わないとある武偵   作:宗也

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第21筋 旅行先でのトラブルは欠かせない

翌日

 

「いやぁ、外国で迎える朝は清清しいな!!」

 

朝からテンション上がっちまうぜ!どうも皆さん風雨だぞ。ホテルの窓から見えるドイツの街並み、写真にも撮ったが、絵になるなぁ。

 

レストランでご飯を食べ終わった後は、今日はもう休もうという事でホテルに移動したぞ。ドイツに付いた時にはもう夜だったしな。時差ボケ?関係無いね!

 

「けど、一人だから何か空しい。」

 

ホテルの部屋は俺が1人部屋でカツェとジャンヌと白雪が3人部屋だぞ。俺だけ仲間外れだぜ畜生。

 

「さて、ドイツの朝食は豪華だと聞いたからな。着替えて食べに行きますか。」

 

パンツ一丁で出るわけには行かないからな。にしても左腕に付いてる籠手が邪魔くせぇ。服を着るのに苦労するんだよな。

 

「シャーロックめ、着脱可能な設計にしとけよこんにゃろう「山本、起きてるか?」あっ。」

 

ノックもせずにジャンヌが部屋のドアを開けやがったな。鍵かけたつもりだったんだが?

 

「な、なな、ななな!!」

 

おーい、どしたんジャンヌ?顔を赤くして固まっちゃったぞ?

 

「全く、何なん……忘れてた。」

 

今俺パンツ一丁だったわ。ジャンヌは俺の格好を見て固まったのか、ふむ。

 

「構わん、もっと見るがいい!!」

 

刮目して見るんだこの肉体美(笑)を!

 

「ふざけるな貴様!!」

 

おぶふ、顔面に氷の弾幕をぶつけられたぜ。全裸じゃないからいいじゃないか。全裸だったら俺も焦るけどさ。

 

「は、はや、早く服を着ろ!!何て差恥な格好をしているんだ山本!!」

 

「別に下着は着けてるから差恥的な格好じゃなくないジャンヌ?」

 

「私の言うことに反論をするな!早く服を着ろ!!でなければ全身を凍らすぞ!!」

 

おお、それは勘弁願いたいな。ちゃっちゃと服を着ますか。

 

「でもさ、俺が服を着るよりもジャンヌが回れ右した方が早くないか?」

 

何でずっと見てるんだよ?見て恥ずかしがってるなら見なければいいじゃん。

 

「もしかして、もっと見たいのか?」

 

「……オルレアンの氷華!!」

 

図星なんですね分かります。って部屋ごと凍らせるつもりか!?落ち着けよ。

 

「させるか!」

 

「ふぎゃ!!」

 

ジャンヌに少しの間気絶する薬が入った容器をぶん投げて気絶させる。容器と言っても水風船並みの脆さだけどな。俺一応衛生科なんでこういう薬とか持ってるんです。皆忘れてそうだけどな。

 

「やっと静かになったか。にしてもふぎゃって、可愛い悲鳴をあげるもんなんだな。」

 

さて、服を着終わったし気絶しているジャンヌの写真を撮って朝食会場に向かいますか。ジャンヌはおんぶして行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食会場

 

「朝から大変だったね風ちゃん。」

 

「白雪?もしかしてこうなることが分かっててジャンヌを俺の部屋に向かわせた?」

 

「うん!!」

 

わぁお見事なまでの清清しい笑顔なことで。今は朝食会場の四人用のテーブルに座ってるぞ。白雪と俺はテーブルにもう料理は取ってきてあるぞ。カツェはジャンヌの分と自分の分を取りに行った。

 

「ジャンヌ、いい加減機嫌直したらどうだ?」

 

「うるさい!!」

 

ツンツンしてやがる。これはこれで可愛いんだが、これがずっと続くと困るからなぁ。

 

「お詫びに何か奢ってやるからさ。それで機嫌直してくれよ?」

 

「その言葉に嘘はないな?」

 

「嘘言ってどうするんだよ。本当に奢ってやるからさ。」

 

よし、何とかジャンヌの機嫌を直したぞ。でもジャンヌがニヤリと微笑んだから高いものを奢らされるんだろうな~。それと白雪、微笑ましそうにこっちを見るなよ。

 

「まあ風ちゃんは体を鍛えているからね。見たくなるのも無理はないよジャンヌ。」

 

朝のシチュエーションは白雪は経験済みだからな。その時は顔を真っ赤にしながらもずっと俺の体を見てたからな白雪。

 

「ち、ちがっ!!私はそんなつもりじゃ!!」

 

「でももっと積極的に行動してもいいんだよジャンヌ?私だったらその格好の風ちゃんを押し倒して、ね。キャーー♪」

 

白雪~?駄目だ、完全に妄想モードに入っちまった。顔を赤くして何を妄想してるのやら。恐らくピーーやピーーの事だろうな。

 

「おお押し倒す!?わわ私には無理だ!!」

 

うんうん、顔を赤くして両手を顔の前でぶんぶんと振っている姿を見れば一目瞭然だな。さてもう少し弄るか。

 

「でもやってみたい。もしくは押し倒されたい。そう思ってるんだろ?」

 

「~~~~~~~ッ!!」

 

おーおー、ジャンヌの顔で目玉焼きが焼けるんじゃないかっていうくらい赤くなってるな。面白いから動画撮っとこ。

 

「おーい朝食取ってき、って何なんだこの状況?」

 

「それはねカツェちゃん。」

 

白雪、頼むから変なこと教えん、駄目みたいですね。

 

「な、なん、朝から何話してんだよお前ら!?」

 

白雪?あーたカツェに何教えたんだよ?カツェの動揺している様子から何となく察せるけどさ。

 

「これが思春期真っ盛りの者達の健全な会話だよカツェ。」

 

「んな訳あるか!!」

 

発言してから1秒も経たずに反論されたぜ。カツェのツッコミ力が高くなってきて嬉しいねぇ。あと周りの皆様、うるさくしてごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖バルトロメウス大聖堂

 

「最初はここだな。どうだ?中々いい大聖堂だろ?」

 

朝食を食べ終わった後、必要な物だけ持ってホテルを出たぞ。それでカツェの案内でドイツを観光してるぞ。

 

「大きい大聖堂だね風ちゃん!!写真撮れる?大丈夫?」

 

「なに、ちょちょいと工夫すればどうってことないぞ白雪。よし撮れた。」

 

レンガ造りの大聖堂なんて見たことねえな。まあ日本に大聖堂という建物があまりないからなぁ。

 

「中は入れるのかカツェ?」

 

「ああ、入れるぜ。入場料は無料だからな。そして中に入ったら塔を登ってくれよな。」

 

へいへい、こりゃ中々に登るのは大変だな。

 

「よし着いた。ってすげぇぇぇぇぇ!!」

 

「どうしたの風ちゃん?わあ!凄いね!」

 

「フランクフルトの景色を一望出来るのか。中々にいいな。」

 

やっべ、感動した。涙でそう、これは是非とも写真に納めないとな!

 

「こんなに美しいんだね!」

 

「まあな、風雨写真は撮れたのか?」

 

「バッチリな!」

 

でもこんだけ高いとあれをやりたくなるな。

 

「カツェ、こっからイーグ○タイブしてもいい?」

 

「何言ってるんだよ風雨!?ダイブするつもりなのか?駄目だからな!!」

 

ちえっ、エ○ィオさんの気分を味わいたかったのにな。まあ仕方無いか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピングセンター

 

「ふぅ、感動し過ぎてちょっと疲れたぜ。」

 

あの後は、美術館や映画館や色んな所に行ったぞ。いやはや日本では見られない景色や物が見れて大満足だぜ。

 

「でもまだフランクフルトのみなんだよな。」

 

明日からは違う都市に行くからな。心の準備をしておかねえと。

 

「ん~、土産は大体買ったな。」

 

今はフランクフルト屈指のショッピングセンターに来ていて、自由行動をしているぞ。俺は一人だけどな。

 

「ちょっと休憩がてらにあのカフェに行くか。」

 

土産が意外と重いもんな。ちと買いすぎたか?

 

「やれやれ、帰る頃にはどれくらいの量になるのやら。」

 

コーヒーを注文してと、おお、日本のカフェで出されるコーヒーの味とは違うな!

 

「すみません、相席宜しいでしょうか?」

 

「いいですよ。」

 

何か前の席にドイツ人の女性が座ってきたぞ?ん?英語は話せないんじゃなかったのかって?yesと言っただけだよ言わせんな恥ずかしい。

 

「貴方は東洋の人なのよね?名前を聞いてもいいかしら?」

 

やっべ、何言ってるか全然わからねぇ、なんてな。しかし、金髪碧眼のすげえ美女だなおい。武藤とか目の前の美女見たら発狂しそうだな。

 

「人に名前を聞くときはまず自分から名乗るもんじゃないのか?」

 

「意外と英語は上手なのね。私はイヴィリタ・イステル、しがない少将ですの。」

 

うわっ、名前言いやがった。これじゃ俺も名乗らねえといけねえじゃねえかよ。

 

「山本風雨だ。ドイツに観光旅行に来た只の男子高校生だ。」

 

「あら、冗談が上手いのね。」

 

どのへんが冗談なんだ?嘘は言ってねえぞ?

 

「それで、イステルさんは何の用で俺に話し掛けに来たんですかね?」

 

「少しお話をして見たかったのよ。でも安心したわ。」

 

何をどう判断して安心したんですかね?深紅の唇が蠱惑的に孤を描いたから嫌な予感はするけどな!

 

貴方は何も思い出していない(・・・・・・・・・・・・・)。」

 

「どういうこッ!!」

 

あぶね!ゾワッってしたから慌てて姿勢を低くしたのが幸いだったな。誰かが俺に向かって狙撃してやがる!しかもヘッドショットかよ!!

 

「今の狙撃を避けるのね。」

 

ってカツェと同じような服装をした魔女達がぞろぞろとカフェテリア内に入ってきやがった。しかも銃や軍刀持ちかい。

 

「何のつもりだ?」

 

「カツェの洗脳を解きなさい。そして死になさい。」

 

「嫌だと言ったら?」

 

「殺します。でもカツェの洗脳を解いてくれたなら半殺しで済ませてあげます。」

 

あっ、どっちを選んでもdead or deadなんですね分かります。

 

「俺はカツェを洗脳した覚えはないんだけどな。」

 

「そう、なら人質がどうなっても宜しいのね?魔女二人がどうなってもいいのね?」

 

人質?ってまさか白雪とジャンヌのことかよ!

 

「このタイミングを狙ってやがったのか?」

 

「ええ、貴方がカツェから離れる瞬間をね。」

 

ずっと監視されてたってことかよ!!

 

「戦術殻 ふ「遅い。」な、に!?」

 

ッ!!フラッシュバンか!?や、べ、え。

 

「カブッ!!ゴフッ!!」

 

くそっ、左肩と右手を撃たれたか。しかも色んな奴が俺を切り刻んでやがる!

 

「貴方を殺しはしません。二日後にハイデルベルグ城へ来なさい。もし来なかったら人質の命は無いと思いなさい。」

 

「待ち、やがれ。」

 

「ではさようなら。貴女達、彼を死なない程度に痛め付けてから帰還しなさい。」

 

「待てって、言ってんのが、聞こえねえのかぁ!!」

 

「うるさい!!私達の隊長を返しやがれ!!」

 

ぐあっ!!足を撃たれたか、くそ、こんなやつらに!!

 

「ねー、こいつどうやって痛め付けようか?」

 

フラッシュバンの効果がまだ収まらねえ!!それがなきゃこんなやつらなんかに!!

 

「うーん、取り敢えずボコボコにしよう!」

 

「「「「「賛成!!」」」」」

 

駄目だ、左肩と右手と両足撃たれちまった。体が動かねぇ、白雪、ジャンヌ、ごめん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、私が出なきゃいけないのね。前金をふんだくってやろうかしら?」

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