「うひー!!数が多い!!」
「無駄口叩いてないで数を減らして!」
んなこと言ってるけど相手はルガーを撃ってくんだぞ!あっ、風雨ですぅぅぅ!!
「火炎瓶とか何かないの!?」
「何もない!さっきで全て使い切った!!」
くっそ、やっぱ無理があったか。ちなみにセーラが2階から動きながら弓で敵を打ち抜いてるぞ。俺?俺は1階で魔女連隊達を無効化してるぞ。
「戦術殻 炎!!」
前方に直進する炎を放って動きを止める。炎に当たっても大丈夫かって?非殺傷設定にしてあるから大丈夫!
「こいつ能力者か!?」
魔女達が驚いてるな、その隙に一人を背負い投げで気絶させ、軍刀を持って斬り掛かってくる奴の顔面に拳底を喰らわせて転ばず。どっかの流派の朱雀って名前だったかな。
「足を止めろ!!」
むっ、足に抱き付いて動きを封じて来たか。その隙に俺にルガーを向けてきたな。
「けど、あめえよ!!」
抱き付いてきた一人の服の襟を掴んでルガーを向けてきた奴に向けて投げ飛ばす。
「「ふぎゃ!!」」
そしてもう一人抱き付いてきた奴を蹴り飛ばす。女相手なのに容赦無いって?容赦なんかしてたら殺られるからな。
「強い!!」
「怯むな!!」
続けて俺の背後から軍刀で斬り付けようとしてくる相手の軍刀を籠手で防いでハイキックを顎に喰らわせる。その後にナイフで斬り掛かってくる相手を受け流して顔面にエルボーを喰らわせる。
「こいつを本当に殺せるのか!?」
慌ててるな、まあ隙をみせたらセーラに打ち抜かれるぞお前ら?
「風!そこから離れて!」
「ヘイヘイ!」
さて、何かするみたいだなセーラ?手のひらを魔女連隊達に向けてるな。
「
うおお!セーラが手のひらを振り下ろすとセーラを中心に烈風が巻き上がったな。風速は50km以上あるんじゃねこれ?大多数の敵を吹き飛ばしたな。えげつねぇ。
「けど、ちょっと距離があるから風に耐えてる奴等もいるな。だったら戦術殻 風!!」
赤い刀を籠手にしまって小太刀を二本取り出す。そして魔女連隊のいる中心に突っ込んで竜巻を発生させる。
「セーラ!!俺が出してる風を操って奴等を吹き飛ばせ!!」
「わかった。」
おお!こりゃすげえ。セーラが俺が出した竜巻を操って魔女連隊の奴等を吹き飛ばしてるな。
「ふいぃー、これで全滅させたかな?」
顔面殴ったり、蹴飛ばしたり、吹き飛ばしたりしたけど死人は出してねえな。
「あーやっぱり全滅させられたか。流石風雨だな。」
おっ、カツェが来たか。右手にはルガー、左肩には烏のエドガーがいるな。戦闘準備万端じゃん。
「半分はセーラのお蔭だけどな。それで、俺を殺しに来たのかカツェ?」
「あぁ、てめえがいると邪魔だからな。あたしの手で殺してやるよ。」
怖気付いてる様子は無し、慢心もないか。こりゃやべーかもな。
「セーラ、手を出すなよ?」
「そんなこと言わなくてもあいつなら分かってるさ。さあ、覚悟しやが「た、隊長!!失礼します!!」っておい!空気読めよ!」
外から来たカツェの部下が慌てた様子で来たな。俺ら以外にも襲撃してきた奴がいるのか?
「す、すみません!城の外をうろついていた怪しい奴等を拘束したんですけど、どうしますか!?」
「怪しい奴等?取り敢えずここに連れてこい。」
カツェが部下に命令すると部下は外に向かって走っていったな。誰が来たんだよ?
「風雨、これもてめえの仕業か?」
「知らねえよ、俺はセーラと二人で来たんだよ。」
「それは違いねえか。」
本当に誰が来たんだよ?まさか知り合いとかは「連れてきました!」ありましたねこんちくしょう!
「痛ぇ!!」
カツェの部下に連れられて
「ったく何なんだよお前らは!?俺はこの城を観光してただけだぞ!?」
「なら何故城の敷地内に居た!?お前らも襲撃してきた奴等の仲間じゃないのか!?」
カツェは部下は武藤の服の胸ぐらを掴み、掴んでない方の指を俺に向けて指したな。
「仲間って、てめえ風雨!!何でお前がこんなところに居やがる!?」
「その台詞そっくりそのまま返すぞ武藤。お前こそ何でドイツに来てんだよ?」
「ドイツ車を見に来たんだよ!本場でしか見れない物や買えねえ物があるからな!」
それなら納得だな。つーか武藤、戦場のど真ん中にいるのに存外余裕があるな。
「それでこの城を観光しようとした時に魔女みたいな服装をした女性が居たから話し掛けたんだよ!それで話してる時に拘束されたんだ!」
ナンパしたのかよ。タイミングがすげえ悪かったな武藤、今度神社でお祓いしてきた方がいいぞ?
「それで何なんだよこの状況は!?」
「武藤、ここ戦場。お前人質。」
わっかりやすい説明をしたら武藤の表情が青ざめていったな。今頃気付いたんかい。
「た、助けてくれぇぇぇぇぇ!!」
「風雨の仲間か。」
「仲間つうか、友人だな。それでカツェの部下、そのゴリラ殺っちゃっていいぞ。」
「見捨てんなよお前!?助けろよ!!」
へいへーい。ってあれ?一歩武藤に向かって踏み出したらカツェの部下が武藤の頭にルガーの銃口を当てたな。
「動くな!動いたらこの男の命は無いぞ!!」
「っち、面倒くせえ事をしやがる。」
「この男を助けたかったら武器を捨てて投降し「おりぁぁぁ!!」ぎゃぁぁぁぁ!!」
武藤に向けて小太刀二本を投げ捨てる!!あっ、セーラも武藤に向けて矢を放ったな。
「ちょ!!お前ら人質が見えてねえのかよ!?何武器を人質に向けて投げたんだ!?そしてセーラも人質に矢を放つな!」
「いや、捨てろって言うから捨てただけだがカツェ?」
「あの男ならどんなことしても死なない気がする。」
「だからって投げ捨てんなよ!?」
あっ、武藤が凄い怒った表情をしながらこっち来た。よく両手を縛られてるのに走れるな。
「てんめえ風雨!!俺を殺す気か!?」
「残念だけど、武藤には人質の欠片もないからな。」
「絶対後で轢いてやる!!」
武藤がギャーギャー言ってる隙に縛ってる縄を斬ってと。
「真面目に助ける気があるなら最初から助けろよ風雨。」
「しばらくシリアルがあまりなかったからな。無理矢理ぶっこんでみた。」
反省も後悔もしてないぞ!
「それで風雨はここに何しに来たんだよ?何が起こってんだよ?」
「時間もねえからかいつまんで話す。白雪ともう一人の女の子が拐われてここにいる。それで魔女みたいな格好をしてる奴等は俺を殺そうとしている。OK?」
「まさかここにいる魔女みたいな人達は白雪さんを誘拐したのか?」
武藤、お前めっちゃマジな表情になったな。
「風雨、白雪さん達は何処に入る?俺が助けに行ってきてやる!」
「そりゃ頼もしいねぇ。この城の地下にいる筈だ、多分。セーラ、このゴリラみたいな見た目の奴と一緒に行ってきてくれ。」
セーラと一緒なら多分死なねえだろ。
「……追加料金貰うから。」
「分かったよ。」
「風雨!!白雪さん達は任しとけ!!」
そう言って武藤とセーラはこの広場から出ていったな。
「さて、待たせたなカツェ。」
「随分待ったぜ、お前を殺したらあの男も殺さねえとな。」
「あいつを殺すなら、まず俺を殺すことだな!」
俺は籠手から赤い刀を取り出して戦術殻 炎でカツェに炎を放つ。
「ふん、お前が炎を使うのは知ってるぜ!」
カツェが自分の前に水の壁を出現させて炎を防いだな。けど、防ぐことは想定内だ。
「時雨蒼炎流 攻式一の型 車軸の雨!!」
水の壁が消えた瞬間に高速の突きを放ってカツェの肩に刀を突き刺す。
「っぐ!!これが狙いかよ!!」
「ああそうだ、俺ももう限界に近いからな。早めにけりを付けさせてもらう。」
「へっ、早めにけりが付けばいいな!」
何で笑って、って俺が突き刺したカツェは
「しかもそれは只の水人形じゃねえぜ?
「やべ!!」
刀を離すのと同時に水人形が爆発しやがった!
「ゲホゲホ!ってーな!!」
あと1秒でも反応が遅れてたら体が粉々になってたな。あぶねぇ。
「これでチェックメイトだぜ風雨。」
「ッ!!」
俺の目の前にカツェがいて、額にルガーの銃口が付けられる。
「変な気は起こすなよ?てめえが動くよりも先にルガーでてめえの脳みそ撃ち抜いてやるからな?」
まあ、この状況だ。カツェの言うことが正しいな。
「最期に遺言くらいは聞いてやるよ風雨。何か言い残すことはあるか?」
「ねえよ、そんなもん。だが強いて言うなら、
俺がそう言うとカツェはほんの一瞬だけ悲しそうな表情になったな。
「そうかよ、なら死んでくれ。」
そう言いカツェはルガーを持ってる人差し指に力を込めたな。俺の頭を撃ち抜くために。
「
その言葉を聞いた瞬間に俺はある術式を発動させる。師匠に教えられたものの一つ、魔女連隊に襲われて意識を失った後に思い出したもの一つ。上手く発動してくれよ!!
「