「みんな~、りこりんが帰ってきたよ~!」
「「「ウォォォォォ!!りこりん!!」」」
「アイドルのライブ会場かよ。」
やあやあ風雨だ、理子が泥棒宣言した翌日、世界旅行をしてきたという名目で理子が学校に戻ってきたぞ。つーか男子うるせぇ。
「みんなありがとう~、今回の服装は、シーズン感を取り入れてみました♪」
「「「「可愛いぃぃぃぃぃ!!」」」」
しかも今度は男子に混ざって女子もうるせぇ。つーかてるてるぼうずが可愛いって、鞄に付ける意味ねえだろ。
「風雨、なんとかしなさいよ。」
「出来たらなんとかしてる。ここは静かになるのを待つしかねえよアリア。」
こりゃしばらく授業は出来なさそうだな、おやすみ。
翌日
「ふわぁ、だるっ!」
そういえば中間テストがあったんだったな。午前中は座ってテストをするタイプだからな。お通夜状態だったな教室が。
「おらぁ何ぼぅとしてんだ山本ぉ?さっさと定位置に付けや!」
おっと、50m走が始まることを忘れてた。なので綴先生、こっちに向かって拳銃を撃たないでください死んでしまいます。
「っち、じゃあ始めるぞぉ?」
面倒くせえなー、そうだ目下特訓中のあの技を使えば!
「おらぁ!走れやぁ!」
よーいドンじゃないんですかい。そこで俺は地面を10回蹴る!
「ゴール!っていででで!足つった久し振りにつった!」
痛い痛い痛い!やっぱ無理があったか、縮地はまだ完璧じゃねえなぁ。
「山本ぉ?お前何をしたんだぁ?タイムが異様に早いぞぉ?」
「能力は使ってないですよ?なので反則じゃないのでスタート位置まで引き摺らないで綴先生ぇぇぇ!!」
「もう一度やり直しじゃボケがぁ!ちゃんと走れや!」
蘭豹先生まで来るのかよぉ!
「おら走れや山本!言っとくが6秒切るまで終わらせねぇからな!」
「ちくしょょょょょょょょ!!」
「ぜぇ、ひゅー、ぜぇ。」
「最初からちゃんと走らないからよ。」
うっさいわアリア、ちょっとふざけてみたくなったんだよ。
「今度からそーする。スポドリうめぇ!」
「ふーん、あんたって運動神経いいのね。」
人の成績を勝手に見るな、小学生かよ。
「ねぇ、あんたはブラドって聞いたことある?」
「ねえな、ブラドがどうかしたのか?」
「なんでもない。……風雨まで巻き込むわけにはいかないわね。」
「気になるな、ブラドについて教えてくれよアリア。」
俺がそう言うとアリアは首を横に振ったな。あんまりブラドの事分からねぇのか?
「だめ、教えられないわ。」
「なんでだよ?俺にも教えないって事はキンジにも教えてねえんだな?」
俺がそう言うとアリアは頷いたな。よっぽどの理由とかあんのかねぇ。
「聞いたら消されるからよ。イ・ウーの事も。」
「消される、殺されるって意味か?」
「それでは済まないわ。戸籍、住民登録、銀行口座、レンタルショップの会員情報に至るまであんたの痕跡は全て消える。」
「つまり、俺は
恐ろしいなおい、まあ俺には関係無いな。
「イ・ウーの事はイギリスでも王国A機密。日本でも特Ⅰ級国家機密だわ。ヘタに知って公安0課や武装検事に狙われたくないでしょ?」
イ・ウーの事を知ったらそんなことになるのか。ちょっと気を引き締めて生活しよ。
「悪いなアリア、俺はもうイ・ウーの事も知ってるし公安0課に目を付けられてる。」
「は、はぁ!?どういう意味よ!?」
「そのまんまの意味だぞアリア。」
あっ、アリアが怒った表情でこっちを見てきたな。まあ当然か。
「あ、あんた!!一体何したのよ!?」
「いやぁ、何かいつの間にかこうなってたんだよな。ヨソウガイデス。」
「予想外なのはこっちよ!!」
まあ、シャーロックに会ってる事や俺の部屋の事情は話さないけどな。
「はぁ、もういいわ。死なないように気を付けなさい。」
「大丈夫だ、一度死にかけたからな!」
「……ねぇ、あんたもり、り、理子に。」
何だよ?急に挙動不審になって?しかも顔真っ赤だぞアリア?
「へ、へ、ヘンなことされて、トリコになったんでしょ!?」
「お前は何を言っているんだ?」
「ふ、ふん!理子はブリッ子だから、男子ウケがいいもんね。む、むっ、胸もあるし!」
へ、へんなこと言い始めたな。それにしても、顔を真っ赤にして何想像したんだよ?
「キ、キンジは教えてくれなかったけど、あんたは教えてくれるのよね!?」
「すみませーん、ここに壊れたラジカセがあるので誰か修理してくださーい。」
「あたしは機械か!?風穴開けるわよ!!」
おー怖い怖い。まるで今のアリアは猫だな、いつか威嚇する咆哮とか使ってくるんじゃね?
「教えなさい!ど、ど、どんなハレンチなことされたのよ!包み隠さず白状しなさい!」
「おいおい、何でそんなこと聞きたがるんだ?」
「え、あ、それはその、う、うるさいうるさい!このピンク武偵!」
それは否定出来ねえなぁ。
「さあ白状しなさい!理子とふふふ二人で、べべべベットに入って何したのよ!?」
「だからキンジに教えてもらえよ。俺がキンジと同じような事をされたという情報は無いだろ?」
「うるさいうるさいうるさい!!あんたの部屋から女性三人の声が聞こえるのよ!どうせあんなことやこここんなこともしてるんでしょこの
してないぞ、白雪とはしかけたけど俺はあいつらに何も手は出してねえぞ。してないよな?
「はぁ、キンジも大変だな。」
アリアの相手がこんなにも大変だとは思わなかったな。今度キンジによく効く胃薬でも持っていってやるか。
「何!?話をはぐらかそうとしてもそうはいかないわよ!?」
「逆に聞くが、へんなことの内容を
「そ、そ、それは、その……。」
あっ、アリアが萎縮した。無理に聞こうとするなよ。本当に小学生みたいな奴だな。
「ああああんたなんか人間レンコンにしてやるーー!!」
そう言ってアリアは俺にガバメントを撃とうとしたけど、弾薬が無かったことに気付いて走り去っていったな。
「キンジ、めげんなよ。」
これだけは言っておきたかった。