銃を使わないとある武偵   作:宗也

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9/17 最後の部分の話を修正しました。


魔女狩り裁判 祝光の聖女 編
第33筋 男一人に対して女二人の時は両手に花っていうことわざがあるけど、女三人の時の場合のことわざってないよね?


「風ちゃん!ほら早く早く!」

 

「分かった分かった、そんなに焦らなくてもいいだろ白雪。」

 

ブラドとの戦いから3日経ち、いつもの学生生活が戻ってきた。まあ、今日は日曜日なんですけどね!

 

「今日は山本が面白い所に連れていってくれると聞いたからな、楽しみにしてるぞ?」

 

「あー、変な期待するなよジャンヌ?俺が良く行くところを行くだけだからな?」

 

日曜日だからって事で白雪とジャンヌとそしてセーラの四人で出掛けてるぞ。

 

「まずはここだな、100円を払って色々なゲームが出来る建物だぞ。」

 

通称ゲーセン、流石に知ってるだろ。

 

「こ、こんな建物も日本にはあるのか!?理子から聞いてたが予想以上だな。」

 

「このゲームの景品にブロッコリーってある風?」

 

「いや、ゲームの景品にブロッコリー等の生物が入ってたら色々問題だろセーラ。」

 

どんだけブロッコリー食いたいんだよ?昨日も塩で茹でたブロッコリー食ってたよな?

 

「取り敢えず中に入るぞ三人共?」

 

ゲーセンの建物の中に入ってと、今日はそんなに人はいないみたいだな。良かった良かった。

 

「や、山本!?ピカピカ光ってる機械が大量にあるぞ!?こんなにあるものなのか!?」

 

ジャンヌが建物の中に入った瞬間に唖然とした表情で周りを見てるな。面白いから写真取っとこ。

 

「これくらいが普通だぞ?って白雪とセーラは何処に行った?」

 

いつの間にかいなくなってるし、白雪は分かるけどセーラもかよ。

 

「風ちゃん風ちゃん!!」

 

「いたいた、勝手に何処かに行くなよ白雪。それで、まずはこのUFOキャッチャーからやるのか?」

 

どれどれ、ワンプレイ100円で景品は、ペンギンのぬいぐるみか。ってセーラめっちゃ欲しそうな顔をしてるな。

 

「このペンギンのぬいぐるみが欲しいのかセーラ?」

 

「べっ!!別に欲しいわけじゃない!!これは貧しい子供達の土産にと考えてただけだ!!決して私が欲しいわけじゃない!!」

 

いや、そんなに焦って言ったら自分が欲しいですって言ってるようなもんだぞセーラ?慌てた表情のセーラの写真も撮ってと。何に使うのかって?ある人に渡すんだよ。

 

「じゃあ私が取ってあげるねセーラちゃん!!」

 

「だから私は欲しいとは一言も言ってない!!」

 

変な意地張んなくていいのに。って白雪、100円入れてアームを動かして取ろうとしてるけど、ぬいぐるみに掠りもしてねえぞ?

 

「山本、これは一体どういうゲームなんだ?」

 

「これはUFOキャッチャーって言ってな、100円払って景品を取る機械を自分で動かして景品を取るゲームだ。見た目以上に難しいぞ?」

 

俺がジャンヌに説明している間にも白雪はぬいぐるみを取ろうとしてるけど、全然駄目だな。

 

「このUFOキャッチャー難しい。セーラちゃんやってみる?」

 

「多分、直ぐに取れると思う。」

 

セーラが100円入れてぬいぐるみを取ろうとしたな。おっ、アームがぬいぐるみに引っ掛かった。

 

「凄いね!あとは景品受け取り口に落とせば手には……あっ!」

 

惜しい、運ぶ途中で落としたな。もう1回やれば手に入るかもな。

 

「…………。」

 

めっちゃ膨れっ面の表情をしてるなセーラ。写真取って武藤とかに見せれば発狂しそうだ。

 

「よし、私もやってみるぞ!」

 

ジャンヌ、鼻をフンスと鳴らして意気込むのはいいけど多分取れねえぞ?

 

「止めとけジャンヌ、ジャンヌじゃ手に入らないと思うぞ?」

 

「風ちゃんの言う通りだよジャンヌ。ゲームセンターに入ったことがないジャンヌは取れないと思う。」

 

「大丈夫だ、白雪とセーラのやり方を見てたからな。必ず取ってみせる!」

 

ジャンヌが100円入れてアームを動かしてぬいぐるみを、おい掠りもしてねえぞ?

 

「ジャンヌ、今のはわざと?」

 

「こ、これは予行練習だ!決して間違えて操作をミスした訳ではないからな!!」

 

操作ミスしたのか、苦しい言い訳はセーラには通用しないぞ?

 

「次は取ってみせあっ!」

 

また掠りもしなかったな。うう、可愛そうに。

 

「その同情の目をするな山本!!次こそは必ず取って……。」

 

「ジャンヌ、もう止めようね?」

 

3回やって1回もぬいぐるみに掠りもしなかったぞ。ある意味天才だな!!

 

「みみみ見るな!!私を可哀想な人を見る目で見るな!!」

 

おー、顔真っ赤だな。大丈夫だ、誰にも得手不得手はあるからな。

 

「風ちゃん!!お願い!!」

 

「はいはい、分かったよ。」

 

俺は500円入れて回数分だけペンギンのぬいぐるみを取る。ジャンヌがorz状態になってるのは気にしないでおこう。

 

「ほら、三人共。俺だけこんなに持っていても仕方無いからやるよ。」

 

「ありがとね風ちゃん!!相変わらずUFOキャッチャー上手いね!!」

 

コツがあるんだよ白雪。まあ教えないけどな。

 

「……別に私の分まで取らなくてもいいのに。」

 

「とか言ってぬいぐるみをギュッと抱き締めてるぞセーラ?意地張るなよ。」

 

「違う!!これは落とさないようにしてるだけだ!!」

 

嬉しそうな表情で怒っても俺が喜ぶだけだぞセーラ?しかし、ペンギンのぬいぐるみの中に1つ変なのがあったな。

 

「何故山本が手に入れたペンギンのぬいぐるみの中に女性のキャラクターのぬいぐるみがあるんだ?」

 

金髪でエメラルド色の目で剣を持ったキャラクターだな。まあ名前にペンギンのペンは付くけどさ。

 

「このぬいぐるみは師匠に渡そう。」

 

きっと喜んでくれるんだろうな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後は音ゲーやったり、レースゲームをやったりしたぞ。ってかセーラが意外とゲーム上手かった。ジャンヌ?察するんだ。

 

「今日はいっぱい遊んだね!ジャンヌもセーラちゃんも楽しめた?」

 

「楽しかった、あのレースゲームはまたやりたい。」

 

今はファミレスにいるぞ。主にデザートがメインのファミレスだけどな。

 

「また来たいとは思うが、もっとゲームに慣れてからだな。誤算だった。」

 

「気負い過ぎるなよジャンヌ、下手でも楽しめばいいんだよ。」

 

「そうだな、楽しめばいいもんな!」

 

そうそう、それでいいんだよ。

 

「それで、風は何故デザートをそんなに食べてるの?」

 

セーラが呆れた表情で見てきたな、別にパンケーキ3品、ケーキ3品、パフェ2品しか食べてねえけどな。

 

「見てるこっちが胃もたれしそうだ。」

 

「太田○散の薬あるぞジャンヌ?飲むか?」

 

「何故持ってるんだ!?そしてその薬は山本が使うべきだ!」

 

苦いから嫌だ、って会話してたらデザート無くなったな。最後にモンブランでも頼みに行くか。

 

「俺は注文しに行くけど、食べたいものとかあるか?」

 

「私は無いよ、これ以上食べたら夕御飯が食べられなくなるからね。」

 

「私もない。風食べ過ぎ、お腹痛くしても知らない。」

 

「私も無いな。」

 

あれま、じゃあさっさとレジに行きますか。

 

「うわ、ちょっと混んできたな。席に行くまで少し時間が「掛からないよ風雨君。」って何で居んの!?」

 

隣にシャーロックが居やがった!!何でこんなにも遭遇率が高いんだよ!?

 

「たまたまだよ。脳を使うと甘いものが食べたくなるからね。」

 

「それは言えてる。で、俺に何かを伝えに来たんだろシャーロック?」

 

俺がそう言うとシャーロックは懐から手紙を取り出したな。何だ?俺宛か?

 

「この手紙は読まなくてもいいよ。この手紙を読むには相応の覚悟が必要になるからね。」

 

「どういう意味だよ?」

 

「少しくらいは話そう、カツェ君が処刑される。」

 

……冗談って訳じゃ無さそうだな。

 

「明明後日にはバチカンの広場で公開処刑される。見せしめの意味も込めてね。」

 

「何で急にカツェは捕まったんだ?」

 

「それは言えないな、自分で確かめるといい。でも僕はこの話を聞かなかった事にするのが賢明だと思うよ?」

 

カツェは魔女連隊の隊長、魔女連隊は雇われたら何でもする組織。シャーロックが言いたいことは想像出来る。

 

「カツェを助けない方が世界的には幸せになる、テロが減るかもしれないからな。もし助けようとでもしたら世界中を敵に回す事になる。そうだろ?」

 

手紙の内容は、ふむふむ。マジかよ。

 

「よく分かってるじゃないか。それで、よく分かってる上で手紙を読んでいるんだね風雨君?」

 

「ああ、誰に何を言われようが俺はカツェを助ける。」

 

例え世界中を敵に回しても俺は○○○○○○○○○○○○○○○○する訳にはいかねえからな。

 

「そうかい、なら僕は何も言わないよ。」

 

そう言ってシャーロックはレジでケーキ3品が入った箱を受け取って店から出たな。こりゃデザート食ってる場合じゃねえな。

 

「風ちゃん?遅かったけど何してたの?」

 

「悪い皆、用事を思い出したから先帰るから。会計の金はここに置いていくからな。」

 

俺はそう言って皆の分の金をテーブルに置いて店を出る。手紙に書いてある内容、これが本当ならあの人の力を借りないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルロビー

 

「全く、急に電話を掛けてきたから何事だと思ったぞ?」

 

「すみません金一さん、急に電話掛けてしまって。」

 

金一さんに聞きたいことがあったから電話して、金一さんが寝泊まりしているホテルのロビーに来たぞ。まさかこんな近くのホテルに居るとは思わなかったな。

 

「言っておくがこれから寝るところだから手短に頼むぞ?」

 

と言うことはさっきまで長時間のH.S.Sを発動させていたのか。

 

「分かってますよ金一さん。とても大事な事を聞きます。」

 

俺が真剣な眼差しで言うと金一さんも真剣な表情になったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「女装のやり方、変声術等教えて下さい!!」

 

「…………。」

 

「いや、冗談とかじゃなくて本気で訊ねているのでその殺気とシングルアクションアーミーをしまってくださいお願いします。」

 

怖い怖い!金一さんは怒るとやっぱり怖えな!

 

「一応聞くが、何の為にだ?」

 

「ある人がバチカンで処刑されそうになってるのを救う為です。けど、このままの状態でイタリアに行ったら目を付けられます。」

 

ドイツでドンパチしちまったからな。それにカツェと一緒に行動していた所も多分見られてるだろうしな。

 

「それで、女になって敵の目を欺こうという訳か?」

 

「言いたくないなら別に言わなくても大丈夫です。自分で何とかしますから。」

 

うーん、教えてくれそうにないな。仕方無い、自分で何とかしますか。

 

「少し待ってろ。」

 

そう言って金一さんはエレベーターに乗っていったな。何をしに行ったんだ?

 

15分後

 

「これを風雨にやる。これを見て自分で何とかしろ。」

 

金一さんから1冊の大学ノートを貰う。この中に色々書かれているみたいだな。

 

「ありがとうございます。それで、何故金一さんは日本に来てるんですか?」

 

「第二の可能性の為にだ。風雨、キンジを頼むぞ。」

 

金一さんはそう言ってエレベーターの所に向かって行った。さて、まずは部屋で金一さんがくれたノートを見てみますか。




○の部分は敢えて隠してあります。何が入るか予想してみて下さい、多分分かる人は分かると思います。
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