銃を使わないとある武偵   作:宗也

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風雨の女装時は心の中ではいつもの口調ですが、言葉で発する時は女の口調で話します。


第36筋 差恥心はそこら辺の犬に喰わせましょう

「…………。」

 

「「「「か、可愛いぃぃぃ!!」」」」

 

「な!!ん!!で!!この格好なんだよ理子!?もっと違うものとかあるだろ!?」

 

白い半袖の服に胸元に緑のリボン。髪色は金髪でポニーテールにしてるぞ。完璧あれですね。

 

「ねえねえ風ちゃん!!とっても似合ってるよ!!」

 

「ドウモアリガトウゴザイマス。」

 

下は膝くらいまでの青いスカートに黒のタイツを履いている。これ師匠に会ったらなんて顔をすればいいんだよ!?髪型だけが違うのが唯一の救いだよ!

 

「り、理子!!私にもあの服装を!」

 

ジャンヌが着たら可愛いんだろうな、けど出来ればこの格好で出掛けたくないわ!

 

「男だって知ってなかったら普通に女性に見える。」

 

「冗談でしょセーラ?」

 

「何で女性口調になってるの?」

 

いや風雨って事がバレないようにするためには口調も変えるしかねえだろセーラ。

 

「くふっ、フウフウとっても似合ってる!!顔を赤らめてるフウフウもいいね!」

 

イタズラ成功みたいなその満面の笑みを止めろ!!恥ずかしくて死にそうなんだよ!!

 

「そりゃどうも、そういえば理子にやらなければならない事があったわね。」

 

何故か左腕に付いてる籠手がきえたんだよな。あれか?女装したら勝手に消える仕様になってるのか!?

 

「お礼ならいらな「大丈夫よ、たっぷりとお礼してあげるから。」痛い痛い痛い!?」

 

けど、体中から力が湧いてくるんだよな。シャーロックの奴どんな効果を籠手に付与したんだよ。

 

「フウフウ!?女装してから何か腕力上がってない!?」

 

「籠手が消えたからかもね。理子、何か言うことがあるわよね?」

 

しかも女装してから体全体が女性らしい体つきになったからな。声も高くなったし。流石に胸は変わらんぞ?

 

「アイムソーリー!!スベルソーリー!!」

 

ほほう、そこまでふざけるって事はカリバってもいいって事なんだな?

 

「魔○光とかめ○め波、どっちを喰らいたいのかしら理子?」

 

「何で使えるのフウフウ!?」

 

今なら使える気がしてきた。えっと構えはこうだったよな?

 

「ジャンヌ、ちょっと理子の両足を凍らせてもらえるかしら?」

 

「わ、分かった!」

 

「さあて、覚悟はいいかしら理子?まあ覚悟なんか無くてもブッ飛ばしますけどね。」

 

両手から何かエネルギーを集める感じでやれば、おっ出来た。

 

「風ちゃんすごい!!あっ、理子さんは夕飯食べていく?」

 

白雪は料理を始めたな。さっさと理子をブッ飛ばして白雪の料理を食べないとな!

 

「食べていく食べていく!!だからユキちゃんとびっきり美味しい物をお願い!!」

 

「夕飯食べれたらいいわね理子?」

 

食べさせる気は毛頭ないけど。さて前宙して左足を高く上げて、その先から青い透明な剣を出現させてと。

 

「フウフウ!?それ喰らったら理子死んじゃう!いくら痛いのが大丈夫な理子でもそれは駄目!!」

 

約○されし勝利の剣の方じゃないから大丈夫大丈夫。これサッカーのシュート技だし。

 

「知らないわよ、さあ覚悟しなさい。エク○、カリバァァァァァァ!!」

 

「僕はしにましェェェェェェェェん!!」

 

理子は透明な青い剣に飲み込まれながら部屋のドアを破壊して遠くに飛んでいった。

 

「まあ、いい奴だったよ。」

 

「あいつは話を聞かないから。」

 

「お(か)しい人を亡くしたね。」

 

「いや色々と待ってくれ!!何処から何を指摘したらいいか分からないぞ!?」

 

ツッコミお疲れ様ジャンヌ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後

 

「んも~死ぬかと思ったよぉ。」

 

白雪が作った料理を食べながら理子がぶぅと頬を膨らませてこっちを見てくるがが気にしない気にしない。こんな服装を用意したのが悪い。

 

「はぁ、白雪?違う服を着たいから服貸してくれるかしら?」

 

「ええっ!?そのままでいてほしいな!!」

 

残念そうな顔をするなよ!!そしてジャンヌとセーラもうんうんと頷くんじゃねぇよ!!

 

ピンポーン

 

「ん?誰かなこんな時間に?」

 

「白雪、ここは私が出るわ。」

 

嫌な予感がするからな。さっきも大きな音を鳴らしたし、恐らくあいつだろう。

 

「はいはい今出るわ。」

 

ガチャ!!

 

「遅い!!私がチャイムを鳴らしたら5秒以内に出るこ、と?」

 

「えっ?ここ風雨先輩の部屋じゃないんですか!?」

 

アリアとライカか、大方俺の部屋に来たくてアリアに訊ねたのか。

 

「あ、あんた誰よ!?まさかあんたも風雨に口説かれた一人の女なの!?」

 

違うわい。さて、予行練習といこうか。

 

「違うわよ、私は山本風華。風雨の姉よ。」

 

「風雨先輩に姉さんがいたんですね!!」

 

よしよし、ライカは信じたようだな。でもアリアは怪しんでるな。

 

「風雨に姉?そんな話聞いたことないんだけど?」

 

「全く風雨ときたらちゃんと話していないのね。それで、風雨に何か用かしら神崎・H・アリア?」

 

「アタシの名前を知ってるって事は風雨から聞いたのね?」

 

いえ本人は目の前にいますよ?

 

「そう、風雨から色々聞いてるわよ?最近出来たボーイフレンドと一緒に住んでいてキスまでしたな「わあぁぁぁぁ!!わあぁぁぁぁ!!」微笑ましい反応だこと。」

 

「アリア先輩!?アリア先輩は彼氏いるんですか!?どんな人なんですか!?」

 

「ちちち違うわよ!!ああああいつはただのドレイよ!!そうドレイよ!!」

 

アリア、顔を真っ赤にしながら手で顔をパタパタ扇いで否定しても説得力ないぞ?

 

「ふふ、風雨の言ってた通り子供の反応をするのね。キスしたら赤ちゃんが出来ると本気で信じていて検査までう「もうやめて!!アタシの嫌な思い出を語らないで!!」嫌よ。」

 

やべっ、超楽しい。俺の女装姿が姉だと信じているからなのか弄ってもガバメントで撃ってこないから弄り放題だな!

 

「姉弟揃って嫌な性格してるわね。」

 

「それは褒め言葉と捉えるわよ。それで、ここに来たのは今空気になりつつあるライカちゃんを風雨の部屋に案内するためよね?」

 

「ど、どうしてあたしの名前を!?」

 

いや、持ってる鞄に火野ライカって名前が書かれているからな。小学生か!?あっ、目の前にいましたね。

 

「いまアタシを馬鹿にしたわよね?」

 

「ええしたわよ?で、用はもう済んだのかしら?」

 

「用は済んだけど、あんた風雨の姉ならちゃんと注意してよね!?風雨の部屋うるさいのよ!!」

 

どうもすみませんねぇ。まあ静かにするつもりはないけどな!

 

「分かったわ、ちゃんと注意しておくわ。」

 

「いいライカ?風雨に変なことされたらアタシの所まで来なさい。風穴開けてやるから!!」

 

そう言ってアリアは去っていったな。やれやれ、上手くいったか。

 

「さて、部屋に案内するわね。」

 

「お、お邪魔します。」

 

ライカが緊張した様子で俺の後ろに付いてくるな。まあすぐに解けると思うけど。

 

「来たねライちゃん!待ってたよぉ!」

 

「ライカちゃん、ゆっくりしていってね!」

 

「ふむ、日本人とアメリカ人のハーフか。」

 

「身長大きい、ちょっと羨ましい。」

 

「え?ええっ!?ここ風雨先輩の部屋ですよね!?何で理子先輩達がいるんですか!?」

 

ライカは驚愕の表情を浮かべているな。まあ、こんなんで驚いてたら身が持たないぞ?

 

「それはここに住んでるからだよ。風ちゃんの許可は得てるからね。」

 

「その風雨先輩は何処にいるんですか白雪先輩!?」

 

ライカは忙しなく辺りをキョロキョロしてるな。まーだ気付かないのかい。

 

「フウフウなら、ライちゃんの隣にいるよ。」

 

「隣って、この人は風華さんですよ?」

 

「風、変装を解いて。」

 

はいはい、指を鳴らして元の制服姿に戻ってと。何故か指パッチンで女装に切り替えられるようになったんだよな。何故?またシャーロックの仕業だろうけど。

 

「ビックリしたかライカ?」

 

「ふふ風雨先輩!?全く気付きませんでした。」

 

よし、これならなんとか向こうでもやり過ごせそうだな。

 

「それよりも、自己紹介してやってくれライカ。」

 

「あっ、はい。火野ライカです。風雨先輩の戦姉妹です、よろしくお願いします!!」

 

「よし、ライカはなんのために俺の部屋に集まるかは知ってるか?」

 

ジャンヌとセーラは後で自己紹介させよう。

 

「はい、風雨先輩達の知り合いがイタリアで処刑されるので、その救助ですよね?」

 

「ちなみにライちゃんはイ・ウーの戦いに巻き込まれてるから余計な心配はしなくていいよぉ!」

 

違う意味で心配になってきたぞ。

 

「それで、風は教授から手紙を貰ったはずだから読んで。」

 

「へいへい。」

 

最初に読んだ時はさっとしか読んでねえからな。どれどれ。

 

『は~ずれ~!!』

 

「ふざけんなあの迷探偵!!最初に見た時と文の内容が違ってんぞゴラァ!!」

 

「風ちゃん!!手紙を地面に叩き付けちゃ駄目だよ!!ちゃんと燃やさないと!!」

 

「いや、それもおかしいからな白雪!!下の方に文が書いてあるぞ!」

 

ったく、本当にいい性格してるぜシャーロック。

 

『ありがとう、最高の褒め言葉だよ。』

 

「手紙で会話すんな。」

 

『さて、冗談はここまでにして。これをじっくり見てるということは明日にでもイタリアへ出発するということだろう。』

 

「こ、この手紙を書いた人は未来予知でも出来るんですか!?」

 

「いいとこ付いてるねライちゃん、大体当たってるよ!!」

 

ライカは冗談半分で言ったことが本当だということに驚きを隠せてないみたいだな。惚けた顔面白いから写真撮っとこ。

 

『ホテルとかは取っておいたよ。ただし気を付けるといい、カツェ君の救助に失敗したら君達も処刑されるからね。』

 

「「「えっ!?」」」

 

そりゃそうだろ。つーか白雪とライカは驚くのは分かるけどジャンヌ、お前も驚くんかい。

 

『一応ある人に依頼はしておいたよ。イタリアに着いたらまずその人と合流してほしいかな。名前はE・Lだよ、頭文字しか教えないけどね。頑張りたまえ!』

 

「いや、頭文字だけじゃなくてフルネーム教えろよ!!」

 

ったく、こんな時まで遊び心を忘れないんだな。

 

「取り敢えず、今日はゆっくり休んでくれ。布団とかはあるから各自用意な。」

 

「分かった!この後は自由行動って訳なんだよね風ちゃん?」

 

「ん?まあそうだが?」

 

な、何だ?白雪がなんかそわそわし出したぞ?そして理子とジャンヌが鞄をガサゴソとしている時点で嫌な予感しかしねえ!!

 

「というわけでぇ、フウフウに色んな種類の女装をしてあげましょう大会は~じまるよぉ!」

 

「お断りします!!」

 

ふざけんなよ理子!?本当に必要な時以外女装なんかしたくねえよ!!

 

「ライちゃん、ゴー!!」

 

「ごめんなさい風雨先輩!!でも女装姿の風雨先輩可愛らしかったのでもっと見てみたいんです!!」

 

やーめーろー!!ガッチリホールドするなぁ!!セーラ、助けて!!

 

「ちょっと見てみたいから助けない。諦めて。」

 

「まーだ恥ずかしがってるのぉ?フウフウ、その恥ずかしい気持ちはそこら辺の犬にでも食べさせればいいんだよ!!」

 

くそっ、理子にいつかゲイ○ルグを喰らわせてやる!

 

「白雪、私が写真を撮るから動画の撮影は頼むぞ!」

 

「任せてジャンヌ!さあ風ちゃん?お着替えしましょうね?」

 

くそっ、ジャンヌはカメラを持ってるし、白雪はビデオカメラを持ってる。これは、あれだ。お決まりの台詞を言うしかないね。

 

「不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




明後日には死ぬかも知れないのにこの緊張感のなさ。これが高校生か。

風雨「んな訳あるか!?」
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