銃を使わないとある武偵   作:宗也

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イ・ウー崩壊編
第42筋 司法取引って便利


食堂

 

「さて、カツェには色々と聞きたい事があるんだが?」

 

あの後はカツェが教室の皆の質問責めに合い、授業が潰れたぞ。質問責めの最中に武藤達に襲われたけどな、返り討ちにしてやったけど!

 

「いひゃいいひゃい!!頬をひっひゃるなよ!!」

 

「何故頬を引っ張られてるかは自分で考えろよ。」

 

今は昼休みで俺は日替り定食、カツェはパンを食べているぞ。それにしてもカツェの頬は柔らかいな、癖になりそうだ。

 

「とりあえず頬を引っ張るのを止めろよ!!」

 

よく伸びーるし、柔らかいからもっと触っていたいんだけどな。あと周りの男子の皆、嫉妬の視線を俺に向けてるけど、羨ましいのか?羨ましいよねぇ?

 

「ねえねえ今どんな気持ち?お前らどんな気持ち?」

 

周りの男達を煽ったら血涙を流す奴、ナプキンを噛む奴、テーブルにゴンゴンと頭をぶつける奴、いやぁ見ていて爽快だな!

 

「いい加減にしろ!!」

 

あっ、逃げられた。ジト目でカツェは俺を睨んでくるが、そんなことしても俺が得するだけだぞ?

 

「はいはい、それで何でここに転校して来たんだ?魔女連隊はどうしたんだ?」

 

「魔女連隊は抜けてきた。って待て待て待て!!きちんとした理由があるんだからまた頬を引っ張ろうとすんなよ風雨!!」

 

「可愛いからついやっちゃうんだ!!」

 

ん?カツェがもじもじし始めたな、まーだ可愛いって言葉に聞き慣れないのか。

 

「とと、時と場所を考えろよバカ風雨。ご、ごほん、魔女連隊を抜けた理由はイヴィリタ長官に自分の気持ちに正直になりなさいって言われたから風雨のいる学校に来たんだよ。」

 

「ふーん、なるほどねぇ。」

 

本当の事と嘘の事を混ぜて話してるな。まあ追求はしないでおくか。

 

「あと、カツェって俺より年下じゃないのか?それで何で俺と同じ学年に入ってきたんだ?」

 

「それは校長が決めたらしいぜ?あたしとしては嬉しい限りだけどな。」

 

校長ェ、まあ仕方無いね。校長だもの!

 

「それで、眼帯は違うものにしてるのか。」

 

今は花柄の眼帯だな。前の眼帯姿もいいけどこっちの眼帯姿もいいな。

 

「まあな、あと学科は強襲科にしたぜ。あそこが1番馴染みやすいからな。」

 

「カツェが救護科とか探偵科とか想像出来ねえからな。魔女連隊の人達から聞いたぞ?いつも何かしくじるんだってな。うっかり娘め!」

 

「うっ、うっさい!!」

 

ドジッ娘魔女か、いやはや面白いな。

 

「そんなうっかり娘に良いことを教えよう。あと二ヶ月後の9月末までに2年生はチームを組むことになってるんだぞ。」

 

「ふーん、それで?そのチームがなしたんだ風雨?」

 

「チームを登録すると、そのチームで将来ずっと行動しなければならないんだぞ?」

 

あっ、カツェの表情がみるみる内に青ざめていくな。察したか?

 

「つまり、もう魔女連隊に戻れないって事か?」

 

「イグザクトリー、もうちょっと武偵を調べてから来ようなカツェ。」

 

「そ、そんなー!!」

 

プギャーザマァ!!まあ厳密に言うと9月末までに2~8人のチームを組んで学校に登録しなければならない。チーム制度は重要視され、国際武偵連盟に登録される。武偵はチームで将来も活動し、仮に進路で分かれていてもチームの協力関係は最優先とされている。

 

魔女連隊に戻れないって訳じゃないぞ、カツェが面白いから言わんけど!

 

「しかも9月末って、今からチームメンバーを探さないといけないのかよ!!」

 

俺はどうするかねぇ、キンジと一緒のチームに入るかそれとも別にするか、今考えてもしゃあないな。

 

「うう、もう少し様子を見れば良かった。」

 

「いやぁ、カツェのころころ変わる表情で飯が旨い!」

 

「ぶっ飛ばすぞ風雨!!」

 

やれるもんなら、やってみなぁぁぁぁぁついわボケ!!味噌汁を目にかけるんじゃねえ!!そんな事で厄水行の魔術を使うんじゃねえ!!

 

「ここにいたのね風雨!!」

 

ん?アリアか、ガバメントの銃口をこっちに向けているから嫌な予感しかしないな。

 

「アンタに聞きたい事が山ほどあるわ。カツェ、アンタもよ!!」

 

「面倒くせえのに見付かったぞ風雨、どうす「ここにももまんがあるけど食うかアリア?」んなことしてる場合かよ!?」

 

「ふ、ふん。もももももまんなんかでアアアタシが釣られる訳ないじゃない。」

 

アリア、ももまんを凝視して口から涎垂らしながら言う台詞じゃないぞ?

 

「今ならこのレオポ「腹ごしらえは大事よね。」こいつチョロいわ。」

 

「いやそれでいいのかよお前!?」

 

カツェ、アリアがももまんを食べてる間に逃げるぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風雨の部屋

 

「で、やっぱりここに住むのか。」

 

特に何事もなく授業が終わって帰ってきたぞ。途中アリアに追っ掛けられたけどな!

 

「いいだろ別に、部屋は余ってるだろ?」

 

カツェは女子寮じゃなく俺の部屋に住むことになった。男と女の比率がありすぎるんですが?

 

「余ってるけど、思春期の男女が同じ部屋に住むってどうなのか。」

 

「いい言っとくが風呂を覗いたり寝込みを襲ってきたりしたらぶっ飛ばすからな!?」

 

しねえから、したらジャンヌやセーラに何されるか分からねえからな。白雪が抜けてる?白雪は俺が風呂入ってる時に覗いてくるからな。

 

「もっと色々と成長してから言うんだな。」

 

身長しかり、胸のサイズしかり、まだまだチンチクリンだからなカツェ。

 

「おい、何処を見てその台詞を吐いたんだえぇ?っておいこら目線を逸らすなよ風雨?」

 

「大丈夫だ、俺は大きいサイズも小さいサイズも両方好きだからな!!」

 

「うっせえよ風雨!!今に見てろ、あたしはお前を見返してやるからな!」

 

ガンバガンバ、ん?着信だ、誰だろう?

 

「もしもーし?」

 

「風雨、とりあえず轢いてやる!!」

 

「うわっ、キンジの携帯を勝手に操作してクソカッコ悪いメールをアリアに送った武藤君じゃないか。」

 

「何で風雨が知ってやがる!?はっ、お前カツェさんの近くにいるな!?」

 

何で携帯越しでそんなこと分かるんだよ?ほら、カツェが気持ちの悪い目で俺を睨んでくるぞ、やったぜ。

 

「いるぞ、しかも俺の部屋にいるぞ?」

 

「なっ、てめえまさかカツェさんと同棲してやがるのか!?」

 

「ななな、何言ってやがるんだこいつ!?」

 

同棲と聞いたカツェは顔を赤くしながらあくまで部屋を借りてるだけ、部屋を借りてるだけとぶつぶつ言ってるな。

 

「け、けど、風雨とあんなことができる。へへっ!!」

 

「おーいカツェ?戻ってこーい。」

 

へんじがない ただのトリップちゅうのようだ!!

 

「羨ましいぞこんちくしょう!!何でキンジや風雨が美少女と同棲して俺は何もないんだよ!!」

 

「悔しいですか?悔しいでしょうねぇ?」

 

「あああああくっそ腹立つゥゥゥゥゥ!!」

 

やーい武藤の非モテ、変態、スケベ~!!

 

「っと、電話した理由を話忘れるところだったぜ。風雨、明日祭りがあるから俺も連れていけ!!」

 

「は?やだよ。」

 

何で連れていかないといけないんだ?

 

「どうせ風雨は数人の女子と行くんだろ!?なら俺が付いていってもいいじゃないか。なあ頼むぜ?」

 

「武藤の言いたいことは分かった。「じゃあ!!」だが断る!!負け犬は負け犬らしく一人で行ってこい。」

 

電話越しから○ルに引けをとらないチクショォォォォォォォ!!が聞こえたので切ってと。

 

「な、なぁ風雨?お祭りってどんな感じなんだ?」

 

「ん?口で説明するより行けばわかるぞ。」

 

「も、もしよかったらさ、その、えっと。」

 

言葉が出てこないのか?まあ、カツェの顔に次言う言葉が書かれているけどな!言わんけど。

 

「白雪達も付いてくるぞ?」

 

「い、いんだよ!!だから「じゃあ浴衣の採寸をしないとねカツェちゃん!!」し、白雪!?」

 

居間の扉を開けてからカツェを抱き締めて頭を撫でるまでの時間、およそ1秒。なんていう速さ、俺でなきゃ見逃しちゃうね!

 

「浴衣のコーディネートは理子に任せろバリバリー!」

 

「日本の祭りは一度行ってみたいからな、セーラも行くよな?」

 

「私は別に「セーラちゃんも行こうね!!」待て白雪引っ張るな、助けて風!!」

 

ドタバタと理子達が帰ってきてワイワイ騒いでるな。あとセーラ、興奮している白雪を止めるのは無理だから諦めてくれ。

 

「くふふー、セーちゃんとカっちゃん。身体検査のお時間ですよ~!!」

 

「待て理子!!そのワキワキとしている手を止めろ!!風雨も見てないで助けろよ!!」

 

「コンビニ行ってくるぅ~!!」

 

飛び火が来る前に逃走じゃー!!

 

「「帰ってきたら覚えてろ風雨!!」」

 

覚えてたらな、あとお前らギャーギャー騒いでるけどここ男子寮だからな?

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