祭り会場
「で、何でここにメーヤがいるんだ?」
タコ焼きを買った後は休憩所みたいな所の椅子に座ってタコ焼き、焼そば、ポテトを食べてるぞ。
「日本に
「言葉と行動が一致してねえよメーヤ。」
メーヤは仕事が終わったらしく、俺と向かい合わせで座っていて、食べ物を食べてるぞ。焼そば、フランクフルト、チョコバナナ、クレープ、よく食べれるな。
「風も人の事言えない。」
セーラが呆れた表情で見てくるけどな、俺はメーヤよりは少ないぞ?
「そうかセーラ?チョコバナナ6つ、かき氷3つ、クレープ3つ、わたあめ二つ食べただけだぞ?」
「充分に食べているからな山本!?」
これでもまだ足りませんが?
「山本さんはよく食べる人なのですね。」
「そうだよメーヤさん、風ちゃんはよく食べるの。でも風ちゃん?バランスをちゃんと考えなきゃ駄目だからね!?」
「分かってる分かってる。焼そば旨いな!」
「分かってない!!」
いて、白雪にチョップされた。体重のコントロールは出来ているからいいじゃないかよ。
「ガキだなー、風雨。」
ケラケラ笑いながらカツェは言ってくるけどさ、鏡を見てから言えよな。
「口の回りにソースを付けて、歯に海苔を付けてるカツェに言われたくないでーす。」
「いやいやそんな事はねえよ、なあジャンヌ?」
おいカツェ、冷や汗を垂らしながら言うな。ちゃんと拭けよ。
「一度鏡を見ることを進めるぞカツェ?」
「……まあ細かいことは気にするなよ、後で拭けばいいんだからさ。」
「良くねえよ、こっちを向けよカツェ。」
布巾でカツェの口の回りに付いてるソースを拭き取る。よし取れた。
「あ、ありがとな。」
顔を赤くしてそっぽ向くカツェを動画で撮ってと、おいメーヤ、ニヤニヤしながらこっち見んな。
「いえいえ、私を気にせずに撮影を続けてください山本さん。その動画を魔女連隊へと送るのでしょう?」
「勿論、ってか意外だな。メーヤはカツェを殲滅すべき対象として見てたんじゃないのか?」
「別の意味で殲滅するのですよ山本さん。」
要するに精神攻撃なんですねわかります。弄る同士が増えた、やったぜ!
「やめろバカ風雨!!」
「いい様ですねカツェ、山本さん、先程カツェの口の回りに付いていたソースを山本さんに拭かれている画像も送っときますよ。」
「サンキューメーヤ、やっぱりこういうのは共有しないといけないよな!」
「全くもってその通りですね。」
俺とメーヤは互いに笑い合う。こうやって悪のりしてくれる人が今まで白雪くらいだったから新鮮だな!
「あーもう!!てめえらそんなにあたしをからかって何の得があんだよ!?」
「「楽しいからです!!」」
「もうやだこいつら……。」
あっ、カツェが拗ねた。ちょいとやり過ぎたか。
「そういえば、理子の姿が見当たらないな。祭り会場は一通り見たのだが?」
「そうだね、理子さんは何処にいるのかな?」
「理子なら彼処にいるぞ。」
ジャンヌが指を指した方向を向くと、御輿の上で何やら奇妙なダンスを踊っている理子がいた。
「ソイヤ!!ソイヤ!!ソイヤ!!ソイヤ!!」
『ソイヤ!!ソイヤ!!ソイヤ!!ソイヤ!!』
暑苦しいおっさん達が御輿を担ぎながら理子の音頭に合わせて叫んでいるんだが?
「……さて、かき氷でも買ってくるか。」
「いや何故見なかったことにしようとしてるのだ山本!?あれは一体なんなんだ!?」
「あれは御輿を担いで祭りの舞台を回っているんだ。理子が何故あんな格好で御輿の上にいるのかは知らんけどな。」
法被にさらしに褌って、あの暑苦しいおっさん達は絶対に理子の姿見たさにあんな元気がいいんだろうな。
「御輿ですか、久し振りに見ましたね。」
「理子さん、とっても楽しそうだったね。」
「いや理子の服装に何か言うことないのかよ!?あと風雨が昨日電話していた人もいたぞ!?」
そこはスルーだぜカツェ、触れてはいけない部分なんだ。武藤があのおっさん達に紛れ込んでいることもな。
「風、何か面白そうな屋台がある。」
セーラに服を引っ張られながら後を付いていくと射的の屋台に付いた。
「いらっしゃい兄ちゃん、可愛い彼女の為にやっていくかい?」
「別にかか彼女ではない!!」
店員の人にからかわれて拗ねるセーラ、彼女というより妹みたいな感じなんだけどな。
「景品は、おっさん色々と用意し過ぎだろ。」
普通の店じゃ見かけない物ばかり置いてあるぞ!?
「ガッハハハ!!祭りだからな、張り切っちまったんだよ。」
だからといってぷ○ボール、はん○うこう、ポー○ョン、バイ○ルスター等色々と置いてあるのはどうなんだ?
「風、これどうやるの?」
「置いてある射的用の銃か弓矢で景品を落とせばその景品が貰えるんだよ。」
そう説明するとセーラは迷いなく弓矢を手に取ったな。頼むから全景品を取るなんてことをしないでくれよ?
「景品は3個まで取れるからな、お嬢ちゃんは弓矢の構えば結構様になってるから全部とっちまうかもな!」
「うん、3個取れた。」
まあ、外すわけないよな。知ってた。
「ガッハハハ!!お見事だお嬢ちゃん、ついでに一つ好きなの持ってけ!!」
射的の屋台を後にして、白雪達と合流する。ちなみにセーラが取ったのは青と緑のぷ○ボール、蒼いリボン、家庭菜園キッドだぞ。
「さて、そろそろ時間なんだが。」
「風雨?どうしって夜空が光ってるぞ風雨!!」
おっ、花火が上がったか。カツェとジャンヌとセーラは夜空を見上げて感動してるな。海外にも花火があるはずなんだが?
「綺麗だね風ちゃん、写真は撮ってるの?」
「まあな白雪、花火は写真で綺麗に撮るのは難しいんだけどな。」
まあ、何枚も写真を撮ってきた俺にかかれば余裕のよっちゃんなんですけどね!!
「では山本さん、ここで私は失礼します。」
「おう、またなメーヤ。」
メーヤは俺にお辞儀をして去っていった。お辞儀は中々様になっていたな、手にチョコバナナと一本浸けのキュウリをもってなければな!!
「じゃあそろそろ帰ろうか。」
「日本の祭りはこんなにも楽しいものなのだな。次も行く機会があったら是非行きたいものだ。」
「それは言えてるなジャンヌ。まああたしはもっと規模のデカイ祭りに行ってみてぇけどな!」
白雪が先頭でその後ろにジャンヌとカツェがわいわい喋りながら付いていく。満足してくれたなら良かったな。俺の財布はすっからかんになったけど!!
「風、少し待って。」
「ん?どうしたんだセーラ?」
セーラに腕を引っ張られたんだが、何か真剣な表情をしてるな。
「ブラドの時は黙っていたけど、今度はきちんと教えておく。」
重要な事を教えてくれるみたいだな、セーラの顔が真剣だし体が若干震えているし。
「風、お前は数日後に死ぬ。」
「……セーラ、今日は早めに寝ような?睡眠不足に気付けなくて悪かったな。」
「ふざけて言ってる訳ではない!!お前は数日後に死ぬんだぞ!?」
いや、いきなり死の宣告をされてもさ、どう反応すればいいんだよ?
「風が私の言ったことを信じられないのは分かってる。でも、これは本当。」
「実感が沸いてこねえな。あれか?セーラにはもうすぐ死ぬ生物が分かるとかの
俺が冗談半分で言ったんだが、セーラはこくんと頷きやがった。マジですか。
「私は
「じゃあ俺が今日取った行動はセーラは既に分かっていたって事か?」
「そうなる、でもこの能力はほぼ100%、確実というわけではない。」
へぇー、じゃあいつもセーラがからかわれたら顔を赤くするのに、今日はしなかったのは予め分かっていたからか。ナニソレエスパー?
「風、数日間は部屋から出るな。窓の近くにも行くな、薬も自分の手の届く範囲に置いておけ。」
「いまいち信じられないんだが。」
「信じてもらわないと駄目、風に死なれると私が困るから。」
へいへい、まあ何も起こらないでしょ!!
「変なフラグを立てないで風。」
「いや、変な死亡フラグを立てとけば大丈夫かなって思ったんだよセーラ。」
まあ何にせよ数日後は周りに警戒しながら過ごすとしましょうかね。